2013年7月

NTTデータグループのサービスイノベーションをベトナムへ輸出。東南アジア最長級、カントー橋に導入された橋梁モニタリングシステム「BRIMOS」

BRIMOSとは

日本発!最新のセンサ技術と問題解決力が生み出したサービスイノベーション

BRIMOSの開発のきっかけは、現在、国内で話題になっている社会インフラクライシスだった。
BRIMOSとは、橋梁モニタリングシステムの名のとおり、橋の要所要所にセンサを置き、橋の状態を監視するシステムのことである。変位、ひずみ、振動など多角的なデータをリアルタイムに取得し解析することで、橋に発生した異常をいち早く検知する。橋の劣化に大きく影響を与える要素は3つある。1つ目は、台風や地震などの自然災害、2つ目は、温度変化や塩害などの自然環境、3つ目が、何十トンにも及ぶ荷物を搭載した大型車両の通行である。BRIMOSは、橋を通行する大型車両の重量をモニタリングする機能も持っており、これまでの道路の下にはかりを埋め込んで計測する手法とは異なり、路面を掘り返してダメージを与えることなく、ソフトウェアでデータ収集・測定・閲覧することができる。NTTデータはこの技術で特許を取得している。
このようにBRIMOSは、NTTデータが得意とする、最新技術と問題解決力を駆使したサービスイノベーションの代表例と言える。

導入先JICA(独立行政法人 国際協力機構)支援のODAプロジェクトを受注、ベトナムへのBRIMOS導入

今回紹介する導入先は、ベトナム政府の国営企業である。BRIMOSの組み込まれた橋梁は、日本のODAにてメコンデルタ流域に建設された、東南アジア最長級のカントー橋。
BRIMOSの導入パターンは2通りある。日本などの先進国では、すでに建設された橋に導入するパターンが多くなるが、現在インフラの建設ラッシュの最中にある東南アジアでは、新しく建設する橋に計画的に導入するケースも少なくない。
NTTデータは今回、国際競争入札でヨーロッパやシンガポールの会社に競り勝った。モニタリング手法をはじめとした日本の技術力・品質とともに、日本国内での導入実績が評価された。

導入の背景と課題地盤沈下の危険にさらされる、メコンデルタ流域に架かる橋梁

カントー橋は、新設されたばかりの橋であるが、それを支えるメコンデルタ流域の地盤は非常に緩い。加えて、ベトナムではまだ物流の仕組みが発達していないこともあり、一度にたくさんの荷物を運ぼうとする大型車両の通行が多い。
お客様には、地盤沈下による橋梁への悪影響(想定外の大変形等)が橋の建設後に発生するのではないかという懸念があった。そこで、あらかじめ橋にBRIMOSを組み込み、日々データを見ながら予防保全を目指していこうという流れになった。
併せて、BRIMOSを導入することで、予防保全と共に、集めたデータを維持管理の計画や交通管理にも役立てられることが期待されている。

導入効果と今後の展望東南アジアでのシェア拡大、国内のインフラ老朽化問題解決に向けて

納品から3カ月後にお客様を訪問した際、非常に高い評価をいただくと同時に、ぜひ他の橋にもBRIMOSを展開してほしいと依頼を受けた。
今後の展開として、ベトナム国内はもちろん、同様の課題を持つ東南アジアの国々にBRIMOSを提案していくと同時に、国内においても、インフラ老朽化解決のためのソリューションの1つとして貢献していく予定だ。更に、取得したデータから、より高度な結論を導き出せるように分析力を高め、ソフトウェアとしての完成度を高めていく方針である。
サービスイノベーション、BRIMOSは、世界に通じるソリューションとして今後も進化を続けていく。

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