2007年8月

「でかける人を、ほほえむ人へ。」と変える、ポイントサービスをスタート グループ共通のカードサービスでシナジー強化

「でかける人を、ほほえむ人へ。」をスローガンとする西武グループは、2007年2月、グループ共通のポイントサービス「プリンスポイント」をスタートした。日常シーンで貯めたポイントを、ホテル・ゴルフ場・遊園地などに代表される非日常シーンで利用することにより、日々の生活シーンをより幅広く、よりアクティブに楽しむことができる魅力的なポイントサービスである。現在は、西武グループの主要施設でポイントサービスを導入しているが、さらに今後、他業種やサービスとの連携等、顧客サービスの更なる充実を行い、同業他社との差別化や競争力向上、また、西武グループ全体の価値向上に役立つポイントサービスへと進化させていく計画だ。

株式会社西武ホールディングス 事業企画部 課長 高木 克典氏

グループ共通サービスでシナジー効果をねらう

プリンスポイントカード(左)とプリンスカード

プリンスポイントカード(左)とプリンスカード

西武グループは、2007年2月、グループ共通のポイントサービス「プリンスポイント」をスタートさせた。

同グループは、西武鉄道とプリンスホテルを中核に、111社で構成される。「でかける人を、ほほえむ人へ。」をスローガンにしていることからもうかがえるように、「日常」と「非日常」の両面をシームレスに幅広く、全国規模で提供できるのが特徴だ。持ち株会社の西武ホールディングスが運営主体となってスタートさせたプリンスポイントにおいても、毎日利用する西武鉄道駅構内の売店をはじめ、商業施設「PePe」での買い物などで貯めたポイントを、ホテル宿泊券やレストラン食事券に交換して、例えば、札幌や軽井沢などに出かけて使うこともできるという、「日常・非日常の相互連携による利用シーンの拡大」を魅力としている。
「いま西武グループは、グループ企業が一体となって、全体の価値を高めていこうと取り組んでいます。ポイントサービスは、お客さまとの接点を活性化させるための触媒装置であり、グループがシナジー効果を発揮するための切り札のひとつとして、とても重要な存在です」と語るのは、株式会社西武ホールディングス 事業企画部 課長 高木克典氏である。
プリンスホテルなど、個別組織が個別に展開していた会員制度を統合することで、顧客サービスの運営を効率化できるうえ、購買者の流れや嗜好の傾向をより細かく把握して、より充実した顧客サービスを提供することができるのである。

ASP型のシステム利用で初期投資を軽減

ポイントサービスは2007年2月にスタートし、現在、利用できる施設は全国1,500店舗である。
システム面での大きな特徴は、顧客情報やポイント情報の管理をすべてサーバ側で行うしくみになっていることだ。しかも、システムはすべてNTTデータが保有している。西武グループではシステム資産を保有することなく、煩雑な運用保守からも解放されている。
ASP型システム構築を採用したのは、短期間でのサービス・スタートと、初期投資の軽減を実現するためだ。
ちょうど、関東の鉄道・バスで共通利用できるICカード乗車券「PASMO」のスタートが2007年3月に迫っていた。「PASMO」がスタートする前に自社カードの発行を始めて、沿線住民の囲い込みを行うことは、至上命題だったのである。

ノウハウ豊富なNTTデータをビジネスパートナーに

システム設計及びポイント管理のためのシステム提供まで、ビジネスパートナーとしてトータルなサービスを提供したのがNTTデータである。
NTTデータは、これまで、ポイントサービスの分野においては、交通系、流通系をはじめとした多業種において数多くの実績を有している。西武ホールディングスがNTTデータを評価したのは、これら事例による構築実績や豊富な業務知識のみならず、日本全国のクレジット決済業務を支えるINFOX端末をポイント付与の機能として活用できるなど、ポイントサービスに必要なシステムインフラをワンストップで提供できる点であった。
西武ホールディングスは、2005年9月からポイントサービスの基本構想を策定し、その後のシステムベンダー選定にあたっては、複数社から提案を受け比較検討した結果、セキュリティ、信頼性、コストパフォーマンス等の点で優れていたのが、NTTデータの提案であった。

NTTデータのASP型対応で短期間での導入に成功

NTTデータは、INFOXで数多くのクレジットカードやデビットカード決済を扱っており、決済分野において幅広いノウハウを持っていた。
また、短期間での導入を実現するうえでは、特に全国規模にひろがるポイント加盟店とのネットワークづくりは大きなポイントであった。プリンスホテルのフロントなど、既にクレジット決済業務で活用されているINFOX端末をインフラとして採用することで、ポイント付与機能を実現するための時間とコストを大幅に低減することができたのである。
今後、プリンスポイントは、他業種とのポイントサービスの連携なども視野に入れながら、魅力をさらに高めていく。プリンスポイントのロイヤリティーが高まれば高まるほど、結果として、利用頻度や客単価の向上につながり、ひいては、西武グループ全体の顧客満足度向上を牽引する力となるに違いない。

システム概要イメージ

プリンスポイント加盟店で、お客さまにポイント付与を行うしくみを支えるのは、全国に約1,800台設置したINFOX端末である。また「PePe」には、プリンスポイントカードのポイント残高確認や商品交換などができるキオスク端末として「プリポチェッカー」を14台設置した。この他インターネット経由でパソコンや携帯電話を使って、ポイント残高確認や商品交換の申込みもできる。

お客様プロフィール

社名

株式会社西武ホールディングス

本店所在地

東京都豊島区南池袋一丁目16番15号

本社所在地

埼玉県所沢市くすのき台一丁目11番地の1

設立

2006年2月3日

資本金

500億円

連結売上高

6,905億1,200万円(2007年3月期)

従業員数

約3万1000人

主な事業概要

西武ホールディングスは、西武グループ全体の経営戦略策定、グループ事業会社の経営管理などを行う持ち株会社。西武グループは、西武鉄道株式会社、株式会社プリンスホテルを中心に、運輸・レジャーから建設・不動産・流通小売まで多様な事業形態を含む合計111社で構成される企業グループ。

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