2008年7月

【写真】マルチキャリア、マルチベンダーでネットワークを冗長化。ノンストップで、快適な利用者サービスを実現

飲料・食品・調味料の大手メーカーであるカゴメは、2007年3月に、ネットワークを刷新。名古屋本社・東京本社・大規模拠点を結ぶメイン網を、マルチキャリア、マルチベンダー環境で冗長化した。しかも、障害発生時のバックアップ回線への切り替えは、マルチキャリア間で自動的に行われる。万一、回線障害が発生した場合でも、業務サービスはストップすることなく維持され、利用者が障害にまったく気付かないうちに復旧まで完了するようになった。マルチキャリア、マルチベンダー環境でありながら、管理負荷を大幅に軽減し、スムーズな運用を実現するために、NTTデータの「マルチキャリアサービス」を活用している。

カゴメ株式会社 情報システム部 名古屋システムグループ 奥田 隆英氏 カゴメ株式会社 情報システム部 東京システムグループ 主任 秦 誠氏

ネットワーク可用性への要求が増大

【写真】

カゴメ 野菜生活100

「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」をブランド・ステートメントに、品質第一の企業活動に全社を挙げて注力しているカゴメ。情報システム部門も、「品質第一」が基本コンセプトだ。人と人とをつなぐITインフラであるネットワークについても、品質を向上させる取り組みを続けてきた。
しかし従来のネットワークは、基幹システムが集中している名古屋本社・東京本社と、大規模拠点間のネットワーク回線にバックアップがなかったため、可用性に不安があった。
そこでネットワークを大きく刷新したのが、2007年3月のことである。

「マルチキャリア」と「冗長化」で可用性を強化

新しいネットワークのポイントは、「冗長化」と「マルチキャリア」という二重の対策で可用性を高めたことだ。
A社とB社の広域イーサネット、C社のIP-VPNという3種類の回線を組み合わせたため、万一、どこかの回線に障害が起きた場合にも、確実にバックアップ回線が稼働する。また、キャリア間での切り替えも自動化されており、ネットワーク管理者が障害発生に気付く前に切り替えが完了する。しかも、コストパフォーマンスの高いサービスを組み合わせたことで、従来よりもわずか数パーセント利用料金を上乗せしただけで、メイン網の冗長化を実現できた。
新しいネットワークは、「ノンストップの業務サービス」という絶大な効果をもたらした。
「冗長化しているうえ、自動切り替え時のサービス停止時間は数秒程度であり、回線障害が起きても利用者はまったく気付きません。サービスレベルを大きく向上させることができました」と、カゴメ株式会社 情報システム部 名古屋システムグループ 奥田隆英氏はにっこりする。

設計・構築・運用をトータルにカバーする「マルチキャリアサービス」

次期ネットワークの構築にあたっては、複数のベンダーからの提案を比較検討したうえで、NTTデータの提案を採用した。
そしてNTTデータは、経済性とのバランスをとりながら可用性を大きく向上させるために、「マルチキャリアサービス」を適用した。
マルチキャリアサービスとは、ユーザー企業の業務内容に応じて、自由な発想でさまざまなキャリアとさまざまなベンダーのサービスや機器を組み合わせて最適なネットワークを提案するNTTデータならではのサービスだ。しかも、構築から保守・運用監視に至るすべてのフェーズで、NTTデータがエージェントとして作業を代行するため、マルチキャリア環境の運用負荷を大幅に軽減できる。
「ネットワークだけでなく、IT基盤全体を戦略的に見ていかなければならないわたしたちにとって、ネットワークに関する窓口を一本化できるトータルサービスは、『渡りに船』だったといえます」と、情報システム部 東京システムグループ 主任の秦誠氏は語る。
まず、設計のフェーズでは、カゴメとNTTデータが一体になって知恵を絞りながら、「シンプル」な設計に工夫を凝らした。設定が複雑だと、マルチキャリアの自動切り替えがうまく機能しない危険があるからだ。
ネットワークの構築および約40拠点への展開は、2007年1月から3月にかけて行った。
複数のキャリア、複数のネットワーク機器ベンダー、建物のオーナー、建物外の回線工事業者、建物内の回線工事業者、配管業者などの専門会社各社、および、カゴメの各拠点のネットワーク担当者との打ち合わせやスケジュール調整には、NTTデータの代行サポートが大いに役に立った。

24時間365日の遠隔監視サービスであんしん保守

運用フェーズにおいては、NTTデータの遠隔監視サービスを利用している。24時間365日、何か問題が発生すれば、NTTデータのネットワーク保守担当が原因の一次切り分けを行い、マルチキャリア/マルチベンダーにおける最適な担当者へ速やかに連絡し、復旧作業を進める。カゴメの情報システム部は、発生した問題と実行した対処について監視センターから報告を受けた後は、同センターからの復旧完了の連絡を待つだけで良い。障害発生時の作業負荷が大幅に軽減された。
今後もカゴメは、社外へ出るインターネット回線の冗長化、小規模拠点の冗長化など、ネットワークの可用性強化にさまざまな局面から取り組んでいく。
「今のネットワークを良くするだけでなく、5年先を見据えてネットワークを計画的に良くしていくことが、わたしたちが目指すネットワークの品質向上策。長期的かつ戦略的な視点からの取り組みが、ネットワーク強化には不可欠なのです」と奥田氏は強調した。

【図】システム概要イメージ

お客様プロフィール

社名

カゴメ株式会社

本社

愛知県名古屋市中区錦三丁目14番15号

東京本社

東京都中央区日本橋浜町三丁目21番1号 日本橋浜町Fタワー

創業

1899年(明治32年)

設立

1949年(昭和24年)

資本金

199億8,500万円(2007年3月31日現在)

売上高

1,870億400万円(連結、2007年3月31日現在)

従業員数

2,002名(連結、2007年3月31日現在)

事業概要

調味食品、保存食品、飲料、その他の食品の製造・販売種苗、青果物の仕入れ・生産・販売。

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