2009年11月

【写真】業務品質向上を目指し基幹システムを全面更改 豊富なノウハウでシステム統合を早期実現

コムシスホールディングス株式会社では、グループ各社が共通でプロジェクトを管理できる新たな基幹システムを構築した。NTTデータは、財務管理および経営分析システムの構築を担当。SAPを利用して世界標準のビジネススタイルへと業務の変革を促すとともに、移行データが膨大に発生する年度途中のシステム移行を予定通り実現し業務の大幅な効率化や品質向上、コスト低減に貢献した。

コムシスホールディングス株式会社様 経営企画部 ITシステム企画部長 津田 博久氏 コムシスホールディングス株式会社様 経営企画部 ITシステム企画部門 担当部長 藤本 晴彦氏 コムシスホールディングス株式会社様 経営企画部 ITシステム企画部門 担当部長 大西 裕氏

さらなる品質向上やコスト低減を目指しグループ共通の基幹系システムを刷新

【写真】

コムシスホールディングス 本社

通信建設業界のトップ企業である日本コムシスと、三和エレック(現・サンワコムシスエンジニアリング)、および東日本システム建設の3社により、2003年9月に設立されたコムシスホールディングス株式会社(以下、コムシスホールディングス)。グループ共通の基幹系システムに関しては、従来、日本コムシスが導入していたプロジェクト管理システムに改良を重ねて、各社で利用してきた。しかし、既存システムは主に紙ベースで運用されているためリアルタイム性に欠けていた。また、以前に比べて受注案件の多くが多様化し、さらに、短期間での迅速な遂行が求められるなど、さまざまな課題が浮上してきたという。そこで同社は、システムの更改時期を迎える2008年を目標に基幹系システムを全面的に刷新し、工事品質のさらなる向上、低コスト化の推進や内部統制の強化にも寄与する新社内システムの構築に取り組むこととなった。

SAPに精通したNTTデータのノウハウを基に世界標準のやり方で業務改善を目指す

今回のシステム構築では、グループ共通のビジネス基盤を整備すると同時に、BPR(業務効率化)を積極的に推進し、社員の仕事のスタイルをビジネスの急速な進展に即応できるよう変革することも大きな目的のひとつだった。コムシスホールディングス株式会社 経営企画部 ITシステム企画部長の津田博久氏は、「仕事のやり方、スタイルそのものも見直すという観点がないと、大幅な業務効率化は期待できません。ビジネススタイルを変えて、さらなる業務効率化を目指すのが第一義であり、そのための道具を用意する─それが今回の新システム構築の大きな目的です」と、新社内システム構築の真意について語る。
そこでNTTデータでは、財務管理/経営分析システムに、ERPパッケージのSAPを採用し、財務管理や調達管理、経営分析のモジュールを導入した。

"ビッグバン"プロジェクトの成功を目指しマルチベンダー体制で開発を推進

今回の新社内システムの開発は、NTTデータが手がける財務管理/経営分析システムに加えて、グループ各社の社員が利用する案件管理システムをはじめ、施工系や人事系など、これまで約20種あった既存システムも見直しを図り、統合する大規模なものだった。そこで、案件管理システムおよび施工系や人事系のシステムについては、それぞれ別のベンダーが担当するという、3社によるマルチベンダー体制で開発に臨んだ。
コムシスホールディングス株式会社 経営企画部 ITシステム企画部門 担当部長の藤本晴彦氏は、「ここまで大規模なシステムを開発して業務を大幅に刷新するのは、初めての試み。まさに"ビッグバン"プロジェクトと呼べるものであり、社内の開発チームに加えて、優秀なベンダーの協力が不可欠でした」と開発体制の経緯について語る。
こうしてNTTデータでは、自ら担当する財務管理/経営分析システムの開発に万全を期すとともに、時には、担当範囲にとらわれることなくプロジェクト全体の推進に配慮しながら、システム開発を進めていった。

新社内システムにより業務も大幅効率化 組織追加やシステム変更も柔軟に

開発した新社内システムは、内部統制への早期対応などから、年度途中の更改が求められていた。そのため移行に際しては、進行中の案件の膨大なデータが存在することから、既存システムからの移行作業もまた今回のシステム構築全体の大きな課題だった。
移行作業について、コムシスホールディングス株式会社 経営企画部 ITシステム企画部門 担当部長の大西裕氏は、「既存システムの使用期間が長いこともあり、システムは複雑化し、イレギュラーな状態でデータが存在していました。稼働開始直前の約1週間は、24時間体制で取り組むなど、グループ3社の同時移行作業は困難を極めましたが、NTTデータをはじめとするベンダーの協力を得て無事に乗り切ることができました」と振り返る。
システム開発および、その後の移行作業を経て、2008年10月に予定通り新社内システムは稼働を開始した。グループ各社のさまざまな業務において効率化が実現しており、作業時間の減少など具体的な数値として成果が表れるなど、システム更改による確実な投資効果が出ているという。今後は、新社内システムを活用してさらなる業務効率化を推進、通信建設工事の品質向上やコスト低減につなげたい考えだ。

【図】システム概要イメージ

お客様プロフィール

社名

コムシスホールディングス株式会社

本社

東京都品川区東五反田2-17-1

設立

2003年9月29日

資本金

100億円

主要子会社

日本コムシス株式会社
サンワコムシスエンジニアリング株式会社
東日本システム建設株式会社
コムシス情報システム株式会社
コムシスシェアードサービス株式会社

事業概要

ワンストップソリューションプロバイダとして、情報通信工事事業、電気設備工事事業及び情報処理関連事業等を行う子会社の経営管理等

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