2010年3月

【写真】日本初、法人向けサービスにワンタイムパスワード認証を導入 インターネットバンキングに、利便性と信頼性の両立を提供

長野県の中枢銀行として県内に約140店舗を展開する八十二銀行では、法人向けインターネットバンキングのセキュリティ強化策の一環として、NTTデータの共同利用型(ASP)サービス「ワンタイムパスワード認証サービス(BizEmotion®-OTP)」を導入した。ワンタイムパスワード認証を法人向けネットバンキングに導入するのは、全国でも初めての試みとなる。すべての法人ユーザーを対象に、キーホルダー型のトークンを配布、安心と信頼を目に見えるカタチで提供することで、利便性を維持しつつ、大幅な信頼性向上を実現している。

八十二銀行 執行役員 支店支援部長 竹鼻 賢一氏 八十二銀行 支店支援部 IT企画グループ グループ長 本木 芳茂氏 八十二銀行 支店支援部 IT企画グループ 丸山 哲氏

ネットバンキングの利用増加に伴い、より高度なセキュリティ確保を検討

長野県長野市に本店を置く八十二銀行は、『健全経営を堅持し、もって地域社会の発展に寄与する』という経営理念のもと、地元に深く根ざし、地域社会の安定と経済発展に貢献してきた。2002年から法人・個人事業主向けにインターネットバンキング「ネットEB」のサービスを提供しているが、その利用増加と社会全体のセキュリティ意識の高まりを受けて、このほどキーホルダー型トークンを利用する「ワンタイムパスワード認証サービス(BizEmotion-OTP)」を法人向けに導入した。
セキュリティ対策の位置付けについて、執行役員・支店支援部長の竹鼻賢一氏は、「銀行にとって、セキュリティの確保はサービスのまさに原点。サービスとセキュリティはビジネスの両輪として、お客さまのために自ら率先して取り組むことが大切です。ですから、ITスキルを持った一部のユーザーが優先的に参加するような手法ではなく、すべての法人ユーザーを対象に一律に導入し、誰でも手軽に利用しつつ、セキュアな環境が維持できるような実用性の高い対策を求めていました」と説明する。
八十二銀行では、インストールや定期的更新が必要な電子証明書による認証と比較しても、はるかに手軽に利用できるというメリットに加えて、専用のトークンを配布して利用するという利用形態にも意義があると考えた。支店支援部・IT企画グループ・グループ長の本木芳茂氏は、「金庫などに保管できるトークンは、まさに印鑑にかわるものであり、企業文化にもなじむため、大きな安心につながります。すべての法人ユーザーにトークンを配布することはコストを要しますが、信頼とセキュリティへの投資は銀行として当然の責務。考えられるベストな対策として、トークンを用いた認証方法を選択しました」と語る。

システムベンダーと緊密な連携を図り、ワンタイムパスワード認証をASP提供

【写真】

キーホルダー型トークン

八十二銀行が導入を決めたNTTデータの提供する「ワンタイムパスワード認証サービス(BizEmotion-OTP)」は、これまでの実績が豊富な「RSA SecurID」を用いた共同利用型(ASP)サービスである。
本サービスを選定した理由について、支店支援部・IT企画グループの丸山哲氏は、「多くの導入実績や優れたサービス内容に加えて、ネットバンキングのシステムを運用する既存ベンダーとの柔軟かつ万全な連携が必須でした。膨大な数の法人ユーザーを対象に、利便性を損なうことなく、安心と信頼を届けることが、本システム導入の大きな目的。全国の金融機関への豊富な実績を有するNTTデータが、今後の保守運用も含めて、まさに適任と考えました」と述べる。

銀行のシステムはトラブルが無いことが非常に重要であり、新しい仕組みを導入する際は仕様検討や各部署との調整にどうしても長い時間がかかる。NTTデータは、検討段階で生じるさまざまな課題に柔軟に対応し、既存のシステムベンダーとの連携を強化しつつ、準備を進めていった。
「検討には時間がかかるが、いざ決まれば今度はお客様のために1日も早く導入したい。検討からシステム導入に至るまで、そうした要望にNTTデータは真摯に応えてくれ、パートナーとして非常に信頼できるものでした」と丸山氏が語るように、導入決定後は非常に短期間でシステムを構築、トラブル無く運用開始することに成功した。

全ての法人ユーザーにトークンを配布 利便性とセキュリティの両立を実現

八十二銀行の「ワンタイムパスワード認証サービス」は、2009年2月にスタートした。開始直後の短期間で大多数のユーザーが登録手続を完了するなど、関心の高さをうかがわせるサービスとなっている。すべての法人ユーザーに対し、約14,000個のトークンを配布、トークンはネットバンキングに不可欠な"電子ハンコ"として、大切に取り扱われ、毎日の業務に役立てられているという。
「このような大がかりなシステム変更を行った場合、クレームやトラブルの発生が多々発生することが懸念されますが、混乱はほとんどなく、コールセンターでの通常応対で解決できています。これは驚くべきこと。何より手軽に、かつ直感的に利用できることが、抵抗なく受け入れられている大きな理由かもしれませんね。」(本木氏)
「今回、サービスメニューの拡充と並行して、よりセキュアな環境を提供できたことは、大きなアピールポイントになりました。法人向けとしては日本初導入という本サービスを、安全性向上のツールとして顧客企業に役立ててもらう一方、顧客の新規開拓や囲い込みにも積極的に活用したいですね」(竹鼻氏)
NTTデータでは、今回の導入を通じて培った信頼関係に基づき、これからもセキュリティ強化や利便性向上に貢献する先進ソリューションを提案、八十二銀行のビジネスを積極的にサポートしていく。

【図】システム概要イメージ

お客様プロフィール

社名

八十二銀行

本社

〒380-8682 長野市大字中御所字岡田178番地8

創立

1931年8月1日

資本金

522億円

事業概要

昭和初期の金融恐慌を背景に、長野県の経済安定化を目指して、当時の県内2大銀行であった第十九銀行と六十三銀行が1931年に合併。両銀行名の数字を足した「八十二銀行」が誕生した。創立以来脈々と受け継がれてきた『健全経営を堅持し、もって地域社会の発展に寄与する』という経営理念を原点とし、顧客企業の経営支援および個人顧客との生涯取引銀行の実現に重点を置き、信頼され、役にたつ銀行を目指して、地域社会の発展に努めている。

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【写真】八十二銀行様

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