2013年3月

「BlueGate多通貨決済サービス」の提供で空飛ぶ"桃"のチャレンジをバックアップ

日本初の本格的LCC(ローコストキャリア)として2011年2月に設立されたPeach Aviation株式会社(以下、Peach)。「"桃"が空を飛ぶ時代」「アジアの空をもっと近く、面白くする」などのキャッチフレーズで、関西国際空港を拠点にスピード感あふれる事業を展開している。会社設立の13カ月後には国内で2路線同時就航し、その2カ月後には早くも国際線の運航を開始した。NTTデータは「BlueGate多通貨決済サービス」を提供し、"航空業界の前代未聞"へのあくなきチャレンジを続けるPeachの事業拡大を、強力にバックアップしている。

お客様の課題

  • LCCとして国際線の路線拡大を図りたかった。
  • 海外の搭乗客が安心して使えるコスト効率の良い多通貨決済システムが必要だった。

導入効果

  • 海外発の搭乗客が約6割にも及び、海外顧客の掘り起こしに効果があった。
  • システム面でも、Peachが考える「ジャパンクオリティ」を国内外に示すことができた。

導入の背景と課題各国の通貨で決済を完結できる多通貨決済が生命線の海外展開

2013年3月1日、Peachは就航1周年を迎えた。既に保有機材7機、国内線5路線、国際線3路線、1日46便を運航するネットワークを持つまでに成長しており、年内も引き続き、4路線を開設する予定。まさに"前代未聞"の驚異的なスピードの路線拡大だ。
「国際線についても、これからどんどん増やしていく。当然、扱う通貨の種類も増えてくる。効率的な多通貨決済は海外展開の生命線であり、多通貨決済システムの導入は、実際に就航する前から視野に入っていた」

そう語るのは、Peach Aviation株式会社 財務・法務統括本部で本部長を務める岡村 淳也氏。初期投資にもオペレーションにもなるべくコストをかけずに済むシンプルな構成で、なおかつ、どの国の利用者でもストレスなく簡単・便利に決済を完結できるシステムであること。それが岡村氏の考える大前提だった。
ところが、提案を受けた複数のベンダーの製品はいずれも既製品で、Peach側のニーズが伝わっていないというもどかしさがあった。そんなとき、「われわれのイメージにぴったりの極めてシンプルなシステムを、ゼロから作りましょうと提案してくれたのが、NTTデータだった」と岡村氏は振り返る。

【写真】

Peach Aviation株式会社
財務・法務統括本部
本部長
岡村 淳也氏

【写真】

Peach Aviation株式会社
営業本部
広報部
コミュニケーションオフィサー
中西 理恵氏

選定ポイントビジネスモデルに合致するシンプルな構成と信頼性の高さ

NTTデータの提案に基づき、PeachとNTTデータが協議を重ねながら作り上げた「BlueGate多通貨決済サービス」は、海外の利用者が外貨建てでクレジットカード決済を行えるクラウド型サービスだ。利用者は各国の通貨で決済を完結、Peachは外貨で販売しても円で入金を受けることができる。
ベースには、NTTデータが1984年2月からサービス開始し、日本最大級の決済インフラとして定評のあるカード決済総合ネットワーク「CAFIS」がある。日本のクレジットカード会社(三井住友カード)によるECサイト上での外貨建てのクレジットカード決済としては、国内初の取り組みだ。
「シンプルで使いやすく、クラウド型でコスト効率も良かったこと、加えてNTTデータのクオリティーの高さが選定の決め手となった。『BlueGate多通貨決済サービス』は、Peachのビジネスモデルに合致する画期的なシステムだと思う」と岡村氏は語る。

導入の流れタイトなスケジュールを乗り切った信頼関係とお互いの強い意志

最大の課題は、納期だった。システム構築の話が具体的にスタートしたのが2011年の暮れ。翌年5月には国際線の就航がスケジューリングされていたため、少なくとも3月にはシステムが完成していなければならない。
PeachとNTTデータの担当者との打ち合わせが連日長時間に及ぶことも珍しくなく、完成間近になると数日単位で要望事項の変更・確認が繰り返された。しかし、「納期を延ばすことは一切認めることができなかった。お互いに強い意志がないと、どうしても期日に対する意識が緩くなってしまう。それだけは避けたかった」(岡村氏)
こうしてPeachは、「BlueGate多通貨決済サービス」のユーザー第1号として、予定どおりECサイトでの外貨建て航空券販売を2012年4月から開始、国際線でも「"桃"が空を飛ぶ時代」の幕を開いた。

導入効果と今後の展望人間愛を育むエアラインとしてさらなるイノベーションを

導入した多通貨決済システムに関して「大変満足している」と岡村氏は語り、海外顧客のニーズに確かな手応えも感じている。事実、国際線は約6割が海外発の搭乗客であり、「この高い比率には正直驚いている。多通貨決済サービスの使い安さと信頼性の高さが大きな要因になっているのは間違いない」と分析する。

人が動くことによって交流が生まれ、交流を通じて人々の結び付きが強くなり、相互理解が深まる。Peachが理想として目指しているのは、社会への貢献と利益の還元であると岡村氏は力説する。「『格安』というコンセプトは、理想実現のための手段にすぎない。これからも、われわれが考える『ジャパンクオリティ』でさらなるイノベーションを起こし、"航空業界の前代未聞"にチャレンジしていきたい。そのためにも、今後もNTTデータからのイノベーティブな提案に大いに期待している」
NTTデータとしても、Peachのスピード感ある事業拡大をバックアップして人の交流の促進に寄与できるよう、多通貨決済サービスの安定運用を図りつつ、ビジネスを支える高信頼な決済システムの開発に今後も取り組んでいく。

【図】システム概要イメージ

お客様プロフィール

お客様名

Peach Aviation株式会社

本社所在地

大阪府泉佐野市

設立

2011年2月10日

代表者

井上 慎一(代表取締役CEO)

資本の額

150億5万円(うち資本金75億1,505万円)

主な事業内容

航空運送事業(国内線・国際線)

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