NTTデータでは、中期経営計画の基本戦略の一つに「技術革新による価値創造」を掲げ、その中でも「生産技術の革新」と「最先端技術の活用」を2本の柱としています。

デジタル社会の変化を捉え、システムを早期かつ柔軟に提供できる「生産技術」を磨き上げ、新しい技術トレンドを踏まえた「最先端技術」を積極的に活用することで、更に魅力的なシステムを提案・提供するための研究開発を推進しています。

重点分野1-生産技術領域

生産技術領域では大きく2つの取組みを推進しています。

一つはソフトウエア開発の効率化です。まず開発の自動化を実現するツール類をパッケージングした「TERASOLUNA Suite」の開発・普及を推進し、複数のツールが連動してレガシーシステムの現行解析や、設計から結合テストまでの幅広い工程の自動化をカバーします。また、世界各国のグループ会社で運用していた開発方法論の統合を実施しました。一貫したシステム開発の実施により、グループシナジーの発揮につなげます。

もう一つはシステム開発環境の集約です。当社のシステム開発環境を「統合開発クラウド」と呼ばれるクラウド環境に集約する活動を進めています。これまで社内の開発プロジェクトが個別に用意していた設備やパッケージプロダクトを集約し、クラウド環境として提供することで、環境維持費用の削減や、開発期間の短縮を実現します。

重点分野2-最先端技術領域

中長期的にお客様のビジネスに大きなインパクトを与えるであろう「近未来の展望=情報社会トレンド」と、それを裏打ちする「技術トレンド」の調査検討を行い、毎年「NTT DATA Technology Foresight」として公表しています。

具体的には、政治、経済、社会、技術の動向分析、加えて、国内・海外におけるNTTデータグループ、NTTの研究所等さまざまな分野の専門家にインタビューを行い、幅広い情報収集・議論を実施しています。これらをもとに、社会・ビジネスの領域において特に着目されている60の重要課題、進歩・浸透が目覚ましい154の革新技術を抽出し、さらに収れんすることで、4つの「情報社会トレンド」と8つの「技術トレンド」を策定、発信しています。

また、NTT DATA Technology Foresightの技術トレンドから、取り組むべき技術テーマを抽出・選定し、NTT研究所とも連携して技術開発に取り組み、蓄積した技術ノウハウを活用してお客様とのPoC(Proof of Concept)や実際のビジネスへの活用を推進しています。

特に最近ではデジタルビジネスが注目を集めており、お客様のビジネスもデジタル領域にシフトしつつある状況になっていることから、デジタル領域における中核技術であるAI、IoT、ブロックチェーンに代表されるITインフラの最先端技術に注力して研究開発を進めています。

また、VR(Virtual Reality)/AR(Augmented Reality)/MR(Mixed Reality)や、ドローンなどの技術にも取り組んでおり、さまざまなお客様のニーズに対応できるよう研究開発を行っています。

NTT DATA Lab

お客様とともに共創し、新しいアイディアやサービス創り出すためのスペースを紹介します。

INFORIUM豊洲イノベーションセンター

INFORIUM豊洲イノベーションセンターは、NTT DATA Technology Foresightで描かれる未来に繋がる最新技術の体感を通じて、お客様と新たなビジネスアイディアを共創するコミュニケーションスペースです。デモ展示エリアでは、NTT DATA Technology Foresightの今を体感できる最新技術のデモンストレーションや、未来創造コンテンツに触れることができます。またInnovation Labでは、イノベーションセンターのコンテンツを利用した共創ワークショップなどにご利用しやすい各種設備を設けています。

BeSTA FinTech Lab

BeSTA FinTech Labは、地方銀行とベンチャー企業をつなぎ、今までにない新しい金融関連サービスを創出することを目的に2016年10月に設立しました。

オープンイノベーションに欠かせない「情報」「幅広いネットワーク」「イノベーター人材」「オープンな場」を備え、「新規ビジネス創発メソドロジー」「実証実験環境」を用いてトライ&エラーによる新規ビジネスの創発を目指します。