当社グループを取り巻く状況と対処すべき課題

国内IT投資は、ITインフラ統合など案件拡大の傾向もあるものの、保守・運用コストの削減ニーズは依然としてあり、全般的には投資に対する慎重姿勢は継続しております。
一方、新興国市場を中心にグローバルIT投資は堅調な推移が見込まれており、お客様のグローバル市場への進出も引き続き加速していることから、当社としてもグローバル市場でのビジネス拡大を図る必要があります。
また国内ITサービス市場では、お客様や社会のニーズが多様化・高度化しており、システムを所有せず必要に応じて利用するサービス、価格低減や納期短縮への期待に合致するサービスなどに対する需要が増加しています。そのため、システムインテグレーションに頼ったビジネス構造ではなく、市場の変化に対応した多様なITサービスの拡大が課題となります。
これらに加えて当社グループは、資本提携などを通じて急速に規模を拡大しています。拡大した規模を活かすために、ガバナンスの強化を図った上で、グループ全体最適の視点から、さらなるリソースの効率的な活用、シナジー創出を実現していく必要があります。

上記のような課題を踏まえ、当社グループは「2012年度(2013年3月期)~2015年度(2016年3月期):4ヵ年」の中期経営計画を以下の通り策定し、取り組んでおります。

3つの注力分野

新規分野拡大・商品力強化

お客様からの価格低減への期待に対しては、クラウドやAMOなどのITコスト削減ソリューションの拡大に取り組むとともに、より高度で複雑な業務へのIT適用を期待されるお客様の要望に対しては、ビジネス・アナリティクスやコア業務BPOなど、提供するサービスの高度化・多様化を図ります。さらに、M2Mクラウドやロボティクス事業などの新規事業開拓や、既存事業における成長やシェア拡大が見込める分野へのリソース流動などにより、当社収益の持続的な成長につながるような事業の拡大を目指します。
また、ソフトウエア開発自動化などに代表されるソフトウエア生産技術の向上や、大学などと連携した先端技術の研究開発など、新規分野拡大・商品力強化のための積極投資も進めます。

グローバルビジネスの拡大・充実・強化

お客様のグローバル市場への進出のサポートや、拡大が見込める海外市場の取り込みのため、空白地域へのカバレッジの拡大を目指します。また、既に拠点を保有している地域においては、NTTデータグループ及びNTTグループとのシナジーを発揮することによるビジネスの拡大・充実・強化を図ります。

全体最適の追求

グローバルレベルでの業務の標準化・効率化・集約化や、グループ会社や組織の再編・統合を通じた規模を活かした経営の効率化に向けた取り組みを行います。また、激変する環境に対応した事業ポートフォリオに合わせてリソース配分を行い、さらなる成長を促進します。

目標

Global TOP 5(売上高1.5兆円超)

「国内の大規模SI事業中心の企業グループ」から「グローバルで多様なITサービスを効率的に提供する企業グループ」へと進化し、規模を活かした最高のサービスをお客様へ提供します。

企業価値の向上

事業展開に必要な投資と、財務基盤のさらなる健全化を両立できる企業体質へと変革を行い、不安定な経済状況下においても持続的な成長を実現することで企業価値を向上します。

EPS
(2015年度(2016年3月期))

200円
(2011年度(2012年3月期)対比85%up)

  • EPS(earnings per share)
    • 一株あたり当期純利益

      2013年10月1日実施の株式分割(1株につき100株の割合をもって分割)に伴い、20,000円から200円に変更させて頂いております。

注釈

  • 本資料に含まれる将来の予想に関する記載は、現時点における情報に基づき判断したものであり、今後、日本経済や情報サービス業界の動向、新たなサービスや技術の進展により変動することがあり得ます。従って、当社グループとして、その確実性を保証するものではありません。