先見日記

先見日記とは 先見リメ[ス

2005 Nov 4
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反ボイコット
自宅にて

 9月11日に衆議院選挙がなければ、たぶん同月中に全人代(全国人民代表大会)と日本国の国会代表チームとの親善サッカー大会が行なわれたはずです。
「北京での親善試合は無観客試合だったりして。それは観客が観に来てくれないという意味なのですが」というぼくの質問に対して、
「ええんちゃう? 中国と試合やって勝てたら最高やね。取材に来られたらどうですか」と答えた民主党の樽床伸二党団体交流委員長も哀れ、落選。もう一人の「日本代表」キャプテンにして貴重な点取り屋を失ってしまいました。
 首相の参拝後、日中のみならず、日韓の関係もますます悪化。与党ウリ党の張永達(チャン・ヨンダル)韓国議員サッカー連盟会長が、11月中旬に(再度)予定されていた7度目の親善試合に靖国参拝者は出場しないことを開催条件として提示したようです。
 こうした「政治とスポーツは別か否か」の問題が顕在化するたびに引かれるのが、80年夏の第22回モスクワ・オリンピックへのボイコットと、88年に発効された「スポーツにおける反アパルトヘイト国際条約」。
 カーター政権主導によるモスクワ五輪ボイコットは、ソ連のアフガン侵攻がきっかけでしたが、同調するしかないJOCの情けなさたるやもう末代までの恥としか言いようがなかったですね。
 あの時、イギリスとフランスがなんとか出場を果たしたことが忘れられがちなのも残念なことです。とりわけ英国オリンピック協会(BOA)の場合は、当初、世論の支持を得られず、資金を閉ざされるは、公務員の選手が職を失うはで、苦労の連続。でも賢者の選択としての「反ボイコット」として、スポーツする者の権利と寛容を後世に示せたものです。
 たかが日韓の議員連盟同士の小さな一試合にしか過ぎませんが、サッカーは7人揃えば試合が成立します。ここまでの戦績は日本の2勝4敗1分け。どうせ男女仲良く和気あいあいやっていたのだから、これからは「前」の付く国会議員の特別参加枠があったっていいじゃないですか。
 結局のところ「政治とスポーツは別」なんてムードに簡単に逆戻りしてしまうこと自体がホントの政治をやれていない証拠です。超党派によるもう一つの「日韓(韓日)代表」よ、ボイコットよりも貴重なコミュニケーションの場を再構築しようじゃないの!

追記:最新情報によると、今年2度目の“延期”(=中止)になってしまったようです。

End

















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