先見日記

先見日記とは 先見リメ[ス

2005 Dec 16
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寒くったっていい
自宅にて

 今週は日、水、木、金と『FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005』の4試合を国立競技場と横浜国際総合競技場の現場で観戦しました。
 サンパウロの右サイドバック、シシーニョ、長身選手揃いのリバプールの心臓、ジェラードに、身長2メートルのFW、倉内平太(*佐山命名)ことピーター・クラウチ、……おっと、ここにはクラブ史上初のスペイン人監督、ラファエル・ベニテス監督も居りますね。お父さんの死にもめげず、日本に残っていることを来日中のブラッターFIFA会長が賞賛しておりました。
 それに「凱旋帰国」のシドニーFC、カズの健闘(*オフサイドのひっかかりの多さと実況アナの“ほめ殺し”がしつこかったけど)、更には日頃なかなかテレビで観るチャンスの少ない、オセアニア、アジア、アフリカ、北中米、カリブ海の各チャンピオン・クラブの試合が生で観られてかなりの収穫がありました。

 欧州、南米の一本勝負から全7試合に増えた新トヨタカップのネックは? と聞かれたら、観客のほぼ全員が異口同音、「寒さ」と言うでしょうね。最低3千円から最高3万円というチケット料金に対してサッカーファンは案外、太っ腹。やはりそこは「寒さ」に尽きますよね。
 で、おのずと寒さ対策も発達してくる訳です。金曜日の5位決定戦でものを言ったのが、膝掛け毛布と「ホカロン暖足シート」。ぼくの場合、事前に食べちゃいけないのが、カラダを冷やすお寿司系。ショウガのハーブティーにカレー南蛮なんてのを事前に食べたら意外とイケました。
 思わぬ厳寒効果として挙げられるのが、同業者との距離が縮まること。ハーフタイムに記者席のお隣りに居らした現役最長老、80代の賀川浩さんからご持参の紅茶をサーブされて恐縮したりで寒中、暖あり。こういう瞬間に「一番好きなことが一番辛い」というネガティブな感情から解放されるんです。ぼくも翌日から真似して、周囲にチョコレートや紅茶を配ったものです。

 勘のいいブラッター会長も大会のネックに「寒さ問題」があることを察知。暫定的に決まっている来年、さ来年の日本開催では、札幌、東京、豊田などのドーム付きスタジアムの使用を示唆しました。
 でもこうした寒さまで含めたところにスポーツの魅力が存在するのも確か。2万8千人が入ったアジア代表アルイテハド(サウジアラビア)対アフリカ代表アルアハリ(エジプト)戦(1ー0)の帰り道、青山のスタジアム通りでぼくは不思議な幸福感に包まれたものです。それは本当に世界のサッカーが好きな人だけが集まったからかもしれません。寒さゆえに見えてくることって結構色々あるものなんです。

End

















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