先見日記

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2006 Oct 5
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聴いたことのない音楽を聴きながら
自宅にて

 ナップスターが10月3日に、定額の音楽配信サービスを開始しました。
 詳しいことは、ちゃんとした人の書いたページをググッたりして読んでほしいのだけど、この出来事は、なんつか、画期的な出来事なんではないかなあと、覚えておいたほうがいい日なんでないかなあ、思うので、すんませんが、書いておきたいと思うのです。

 ググるのめんどくさい人もいるでしょうから、かいつまんで書きますと、

・ナップスタージャパンが、音楽配信サービス「ナップスター」を開始しましたよ。
・定額プランの「Napster Basic」の料金は月額1280円ですよ。
・ポータブルプレーヤーへの転送も定額でできる「Napster To Go」は月額1980円ですよ。
・定額制対象の楽曲は約150万曲で、うち邦楽は約2万曲。
・1曲ごと購入できる「Napster a la carte」では約160万曲以上で、邦楽は約9万曲。
・楽曲データ形式はWMAで、時限付きDRM。
・なのでiPodは今んところ非対応。
・Macも一応非対応。
・現在のポータブルオーディオ対応端末は東芝のgigabeatとかクリエイティブメディアのZENとか、iriverのあれこれとか。
・NTTドコモの携帯電話F902iSとか今後発売される携帯がどどんと対応するとか。

とか。

 よーするに! 日本でも月に2000円ほど払えば、もう音楽は聴き放題になったと。
 体感的には、なんかもー音楽はタダになった、みたいな感じだと思いますよ。ぜんぜんタダじゃないんですけどね。いや、問題もいろいろとありありだと思うのだけど、これがうまいこといけば「世の中の流れはそっち方向」であり「止めようもない」んじゃないかと思うのです。

 あるサービスや製品が革新的かどうかは、そのサービスや製品が登場したときに、
どれだけ自動的に妄想が拡がってしまうか
で、わかるというのが僕の持論なのですが、その意味でいうと、このサービスはもー、接した途端に無限に妄想が拡がってしまって仕事になりませんわ。
 定額で音楽聴くという発想はこれまでもなかったわけじゃないけれど、これだけ大規模に行われることってあったんでしょうか。よく知らないんですけど。
 まだ使い出して2日めなんで、なにかまとまった感想のようなものはないけれど、妄想をメモっておくことにします。

 まず、聴く音楽は変わるんだろうなあと思うんです。
 だって今までは、音楽を聴くということと、音楽を買うということがなぜかセットになってたわけですよね。でも、これセットである必要てあるんですか? ということにあらためて気付かされたりして。
 音楽を買うときには、なるべくなら「はずれ」を掴まされないようにしたりするじゃないですか。それは音楽を楽しむことと、えらい遠いことだったなあと思います。レコード屋に行って、名も知れぬインディーズのバンド(試聴不可)のものと、むかし好きだったバンドの新譜が並んでいるときに、使えるお金が限られていたら、知ってるバンドの方を買う人は多いでしょう。その判断て! それ音楽を「楽しむ」ことから遠いよなあと思わずにいられないのです。両方聴いて、よかったものは自然と繰り返し繰り返し聴くようになる。それだけでいいでしょ。試すものじゃない。
 そもそも「試聴」てなんだったんですかね。試し聴きってな。買うために、試すってことが必要になるんだものな。遠い。あまりに。

 音楽以外のジャンルでも、こういうこと起こりますかね、起こるとしたらまず、、、と延々と考えてみたりして。

 子供が「はじめて自分で買う音楽」というものは、なくなってしまうんでしょうか? お父さんのアカウントで無限にダウンロードするんでしょうかね。お金がないと、買った音楽(じゃなくても雑誌とかでも)、繰り返し繰り返ししつこくしつこくプレイしたりしますよね。そういう部分は、薄くなるかもしれまへんなあ。でも、それが悪いことかどうかはわかりまへん。お金を出さないとアクセスできない情報というのもこれからもあり続けるであろうし。
 などなどなど、妄想は止まらないので、今日のところはこのへんで。

 少なくとも、音楽を聴く時間というのは、増えると思うんです。種類も。
 それだけで充分だという気が、2日使ってみたところの感想です。

End

















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各日記の内容については必ずしもNTTデータの見解を表明しているわけではありません。