ビッグデータによってビジネスも市場も社会も、そのあり方が一変すると言われている。そのような変革の中、企業にとっては新しい価値を創出するためのデータ分析力こそが競争優位の源泉となってくる。本稿ではビッグデータ分析の意義と、分析力を実現するためのシステム基盤について解説する。

現代のような熾烈な競争社会においてビジネスを営む企業では、環境の変化への俊敏な対応、コストの削減、コンプライアンスへの対応、さらには顧客の好みや価値観の多様化への対応などが求められている。

一方、情報を蓄積して共有するための社会インフラとしてのWebが整備されたことにより、情報を発信することは簡単になってきたが、そこから重要なものを嗅ぎ分ける能力が一層重要になってきている。

そのような変革の中で企業にとっては、新しい価値を創出するためのデータ分析力こそが競争優位の源泉となっている。その分析力を獲得し、磨き上げるためには、ビジネスや組織や社会がうまく回る仕組みをつくり上げるためのビッグデータの活用基盤というものが必要だ。それには、大量のデータを蓄積する大規模データウェアハウス、オンデマンドでスケーラブルなITインフラであるクラウド、そして、それらの基盤の上で分析を行うための統計分析や機械学習やデータマイニングの技術が必要になる。

企業はビッグデータ以前の世界において、たとえば表の形式に構造化されたデータをリレーショナル・データベースに蓄積し、その構造化データを使ってビジネスを判断してきた。しかし、ストレージや計算パワーのコスト削減によって、テキスト・画像・動画などの非構造化データを蓄積したり処理したり分析することができるようになってきた。また、非構造化データの処理に向いた、Hadoopなどのスケーラブルな分散処理方式がオープンソースソフトウェアとして開発されたことにより、この動きに拍車がかかったといえる。

NTTデータ先端技術株式会社では、ベンダー製品とオープンソース・ソフトウェアそれぞれのシステム基盤に精通した技術者と、それぞれのアーキテクチャ上での分析手法に精通したデータアナリストとデータサイエンティストによって、お客様のビッグデータ活用に最適なビッグデータ分析基盤を提案し、構築できる体制を整えている。ベンダー製品ではOracle社のExadata Database Machine、Exalytics In-Memory Machineや、IBM社のPureData System for Analytics(Netezza)など、オープンソース・ソフトウェアではHadoopなどに関して、お客様の最適なシステム選定を支援するPoC(Proof of Concept:導入前の実機検証)のためのラボ施設を開設している。

上述の内容は知見の概要に過ぎないので、詳細は、下記を参照頂きたい。

著者プロフィール

NTTデータ先端技術株式会社 ソリューション事業部 副事業部長 
田中 一男

これまで、Stanford大学にて大規模知識ベースの客員研究員、NTTにて大規模検索エンジンの研究開発リーダー、NTTデータにてオープンソースによるシステム基盤プラットフォームの開発リーダーを務める。現在はビッグデータ分析基盤チームを主導している。

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