2013年1月10日

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開発方法論

クラウドを活用したエンタープライズシステムでは、戦略的な差別化要件に対応しつつコスト削減が求められます。一見相反する要望に応えるには、クラウドSI用の開発方法論が重要になってきます。

基盤システム事業本部 三浦 広志

クラウドを活用したエンタープライズシステム開発の課題

エンタープライズシステムはそれぞれ固有の戦略的な差別化要件を持っています。クラウドを使って実現する場合も、戦略的な差別化要件への対応は当然必要になります。しかし、要件によってはオンプレミスと同程度の開発工数が発生し、クラウドサービスの利用によるコスト削減が十分にできなくなる場合があります。運用でもシステム個別の対応が必要になり、クラウドの統合運用によるコスト削減が十分にできないといった事態が起こり得ます。かつて、ERPパッケージを使ったシステム導入において、カスタマイズの見極めを誤り失敗する事例が世の中で散見されましたが、クラウドを活用したエンタープライズシステムの開発においても同様の事象が発生するのです。

クラウドSIの開発方法論

上記の課題を解決するにあたり、NTTデータでは、社内標準である「TERASOLUNA®開発手順」を元に、クラウドを活用したSIに特化させた「クラウドSI方法論」を整備しました。本方法論では、提案や要件定義にフィット&ギャップ分析の手法を取り入れることでお客様の戦略的な差別化要件を明確にします。また、お客様の差別化要件をシステム化する際、クラウドサービスの導入を意識した設計・製造プロセスを実施することで、クラウドを活用した最適なSIを実現しています。更に、クラウドにおける運用基準を設定し、安定した運用サービスも提供できます。本方法論は既に実際のプロジェクトで適用を開始しており、データセンターを活用するエンタープライズシステムの構築において、クラウドならではのコスト削減と、戦略的な差別化要件の実現を両立させています。

NTTデータでは、お客様の戦略実行のパートナーとして、今後も積極的にクラウド活用のノウハウを開発し、ベストなサービスを提供していきます。

【図】

図:クラウドSI方法論タスクフローのイメージ

参考文献

著者プロフィール

【写真】

基盤システム事業本部 三浦 広志

OSSの第一人者として、システム基盤モデル「PRORIZE」のフルOSS構成の開発や、各種OSSコミュニティ活動に従事。最先端の基盤技術やメソドロジー活用によるクラウド時代のIT基盤実現にむけ、日々奮闘している。

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