2015年4月23日

イマ旬キーワード

プロジェクト管理

プロジェクトマネジメントはモバイルやクラウドなどと比べて進化スピードがゆったりとした分野ですが、技術やビジネスの変化に対応すべく少しずつ変わってきています。今後のトレンドから、気になるものをピックアップしてご紹介します。

技術開発本部 丹羽 隆

アジャイルプロジェクトマネジメントへの関心の高まり

多くのトレンド予測で重要トピックとして取り上げられているのがアジャイルの話題です。アジャイル開発が世の中に認知しはじめてから軽く10年以上が経ち、SCRUMがデファクトスタンダードとして確立するなど、成熟が進んできました。一方で、このテーマが頻繁に話題になるということは、依然としてアジャイルプロジェクトをどう上手にマネジメントするかは大きな悩み事である、という現実を表しているように思います。伝統的なウォーターフォール型のマネジメント手法ですら、まだまだ十分に成熟したとは言えません。相対的に歴史の浅いアジャイルプロジェクトのマネジメント手法やノウハウ蓄積は、当面はホットなトピックでありつづけるのでしょう。

分散開発マネジメントの重要性

優秀な人材確保とシビアなコスト要求への対応のために、グローバルな分散開発が今後も増えていくことになります。地理的に分散しているプロジェクトでは、どうリーダシップを発揮してチームをまとめていくか、各種情報をどう伝達・共有していくか、ということが大きな課題になります。テレビ会議システムやインスタントメッセンジャー、そしてクラウド型のプロジェクト管理ツールといった、分散コミュニケーションのためのIT活用の重要性が高まることになります。プロジェクトマネージャはIT活用スキルを持つことが求められるでしょう。

プロジェクト管理データにビッグデータ分析がやってくる?

企業が持つプロジェクト管理システムには多くのプロジェクトの有用な実績データが蓄積されています。そのデータを分析することで、プロジェクトマネージャやステークホルダーにとって成功のための有用な知見を得られると推測できます。ビッグデータの技術はすでに多くのビジネスシーンで活用されています。しかし、ソフトウエア開発やプロジェクトマネジメントの活動に活かすシーンというのはまだメジャーなものではありません。ITプロジェクトの成功率を上げることはビジネスの成否に大きく関わるため、その必要性は急速に高まっていくでしょう。

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技術開発本部 丹羽 隆

プロジェクトマネジメントを支援するツールの整備と普及展開に従事。近年は、管理のあるべき姿を描く研究開発や、ALM(Application Lifecycle Management)ツールの新たな活用方法の提案に注力している。

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