2015年6月18日

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SDS(Software Defined Storage)

各種リソースの仮想化が進む中で、ストレージ装置の仮想化はコスト観点で非常に効果的です。ここではストレージ装置の仮想化について簡単にご紹介します。

基盤システム事業本部 中川 正章

クラウド化の流れ

物理コンピュートリソースを集約/仮想化し、仮想マシン上に既存システムを移行するプライベートクラウドの構築は一般的なものとなり、数々の事例を見ることができます。プライベートクラウド構築のメリットは、システム利用状況に応じて簡単にスケールアップ/アウトが可能であることや、集約されたリソースの余剰部分を払い出すことで効率的に使用できること、さらにリソース払い出しをセルフサービス化することでユーザーがリソースを適宜取得可能となることが挙げられます。こうしたプライベートクラウド構築への注目とともに、ここ2、3年ではストレージ装置の仮想化も注目されるようになりました。

ストレージ装置をクラウド化するメリット

以前よりストレージ装置導入の課題として、オフピーク時の無駄なリソースの有効活用や、スケールアップ/アウトが必要となったときの増設対応に時間を要することがあげられます。前述の通りこれらの課題はコンピュートリソースにおいてはクラウドに移行することで解決されています。つまりストレージ装置についても、リソースをクラウド化することで解決できることは想像できます。

では、どのようにストレージ装置をクラウド化するかですが、大きく2つのアプローチがあります。1つ目は複数のサーバーを使用してストレージ装置と同様に利用できるクラウドストレージシステムを構築する方法、2つ目は複数のストレージ装置をソフトウエアでラップする方法です。1つ目はストレージ装置がなくとも複数サーバーがあれば実現可能です。安価なサーバーで構築すれば格安でストレージ装置相当の機能を持ったシステムが手に入りますし、余剰コンピュートリソースの利用も検討できます。2つ目は、既に所有しているストレージ装置を有効活用できる上に、運用者が各種ストレージ装置を一括管理できるようになります。これらはどちらもソフトウエアでストレージ装置を仮想化しており、昨今この類の技術はSoftware definedと言われることから、Software Defined Storageと表現されています。

【図】

Software Definedの今後

Software Defined Storageとしてクラウド化されたストレージ装置は仮想化された他リソースとインテグレートされて「Software Defined Infrastructure」や「Software Defined Datacenter」と表現され始めています。これらの目指すところは、簡単に言うと全リソースの仮想化を通した包括的な運用の効率化です。NTTデータでもOpenStack参考1を用いたプライベートクラウドのインテグレーションサービスや、導入コンサルティングサービス参考2を提供しており、リソースの効率的な運用に関するニーズに応えています。

著者プロフィール

【写真】

基盤システム事業本部 中川 正章

ITインフラ技術を専門とし、主にOpenStack swiftを用いたシステム開発に従事。現在は、Swiftを用いたミッションクリティカルな大規模システムの構築・保守に携わっている。

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