LandKarte®

高機能GISを手軽に構築可能にするミドルウェア

商品概要

GIS(地理情報システム)構築に必要なさまざまな機能ツールを、共有ライブラリ形式で提供するアプリケーション開発プラットフォームです。

用途・適用業務

地図データの編集・管理などを行うGISシステムの構築全般に適用可能

メリット・効果

GISを構築するにあたって、システムの機能・性能を左右する基本的演算処理は、大変重要な要素となっています。日々、複雑高度化するGISを実現するためには、複雑な計算を高性能で実現する演算処理が必要不可欠ですが、高度な演算処理を個別に作り込むには、相当の期間とコストが必要です。LandKarteは、GIS構築に必要となる多種多様な演算・編集機能を共有ライブラリ形式で豊富に用意しており、高度な演算を必要とするGISを短期間・低コストで実現するために役立ちます。

特長

  1. 開発言語を選ばない汎用性 開発言語を選ばないため、既存の資産を有効に活用してGISを構築することが可能です。
  2. システム構築の自由度を高める共有ライブラリ形式での提供 共有ライブラリ形式で機能を提供しているため、システムのインターフェースは、個別業務にあわせた自由な構築が可能です。
  3. 幅広い演算・編集機能をサポート 基本レベルから高レベルまで幅広い幾何演算機能と図形編集機能をサポートしており、高度なGIS機能実現にかかるコストを低減します。
  4. 形式を問わないデータ重ね合わせ ラスタ&ベクタ/ラスタ同士のデータ重ね合わせが自由に可能であり、様々なデータを複合的に扱うことができます。

導入メリット

従来のGISが抱えていた3大課題

GISに求められる機能は年々高度化

各種データの収集、多様なデータの統合、複合的なデータ解析

GISエンジンの開発に必要な期間とコストは増加の一途。だが開発時間とコストは限られている

高度な演算機能、わかりやすいインターフェイス、多彩なグラフィックの実現

高度な機能の作り込みを短期間・低コストで確実に実現する方法はないのか

GISエンジンの開発、地図表示部分の作りこみ、データコンバーター

LandKarte®導入効果

解決1.GISシステム開発の期間を短縮

あらかじめ性能・品質が確保されたGISエンジンによって、性能確保・品質確保に費やす期間を低減することができ、開発期間を短縮する事ができます。

解決2.GISシステム開発のコストを大幅に低減

性能確保・品質確保に必要なシステム開発期間だけでなく、コストも大幅に低減する事ができます。

解決3.多彩で複雑な機能追加を簡単に実現

LandKarteは、GISに必要な機能をDLLで提供します。DLLをCALLできる言語(Visual Basic®,Cなど)を用いて使用でき、既存の開発言語環境やノウハウ、データベース資産を活かした自由なシステムの作り込みが可能です。

注釈

  • 本サイトに掲載の会社名・商品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

7つの特長

特長1.開発言語を選ばない汎用性

開発言語を選ばず、既存のデータベースを活用できるDLLの集合体

開発言語がDLLをCALLできる言語であればご利用いただくことができます。(C/C++、Visual Basic®、Windows®SDK、Delphiなど)

したがって、現在使用されている開発言語を使用し、既存のデータベースを活かしたアプリケーションの構築を行うことが可能です。

DLLの集合体であるため、システムのインターフェイスを構築する際の自由度が高いことが特長です。

特長2.豊富な図形機能サポート

ポリゴンの分割、結合、トポロジー編集など、豊富な図形編集機能をサポートしていますので、GISシステム構築を容易にします。

図形編集機能

ポイント図形の作成、線・列図形の作成、円・面図形の作成、文字列図形の作成、図形の移動・回転、図形の頂点の挿入/削除/移動、面図形の分割/統合、図形のトポロシー化、トポロジーノードの移動 など

特長3.広範囲の幾何演算機能をサポート

基本レベルから高レベルまで、広範囲の幾何演算機能をサポート

線分の交点計算、点と点の距離計算といった基本レベルの幾何演算から、図形の位置関係の検査といった高レベルな幾何演算まで、広範囲の幾何演算機能を多数提供しています。

幾何演算機能

点と図形の距離の計算、角度の計算、面積の計算、重心の計算、図形の正当性の検査、図形の位置関係の検査 など

特長4.地図の重ね合わせが自由自在

ラスタ&ベクタ/ラスタ同士の重ね合わせが自由自在

ラスタ地図とベクタ地図の重ね合わせの他、ラスタ同士の重ね合わせを透過させて行うことも可能です。
そのため、様々な地図コンテンツを重ね合わせた複合的、多角的なデータ分析を容易に行うことができます。

特長5.隣接地図を1枚で表示

隣接する地域の地図をつなぎ合わせて、一枚の地図として表示

隣接する地域の地図をつなぎ合わせて一枚の地図のように使用することが可能です。
つなぎ合わせる地図は、ラスタ、ベクタを問わないため、既存の地図コンテンツを含めた幅広いデータを活用することができます。

特長6.ラスタデータを大幅圧縮

ラスタデータをBMPの20分の1に圧縮可能

LandKarteは、ソフトウェアで使用する資源の省力化を図り、ハードウェアスペックに頼ることなく快適に利用できるよう設計されています。
ラスタ画像については、独自フォーマットを使用することで、BMPに比べ20分の1という驚異的な圧縮率を実現可能です。

特長7.多彩な地図フォーマットに対応

LandKarteは、国土地理院、ゼンリン他、各種市販地図に幅広く対応しています。さまざまな情報を活用したGISの構築の要望にお応えします。

LandKarteで利用可能な地図フォーマット

  • 国土地理院 数値地図10000(総合)
  • 国土地理院 数値地図2500(空間データ基盤)
  • 国土地理院 数値地図25000(地図画像)
  • 国土地理院 数値地図50000(地図画像)
  • 国土地理院 数値地図200000(地図画像)
  • 国土地理院 数値地図50mメッシュ(標高)
  • 国土地理院 数値地図250mメッシュ(標高)
  • 国土地理院 数値地図1kmメッシュ(標高)
  • 国土地理院 数値地図25000(行政界・海岸線)
  • 株式会社ゼンリン Zmap-Town II
  • 株式会社ゼンリン Zmap-Area 200
  • 株式会社ゼンリン Zmap-Area II
  • 株式会社ダイケイ Telmap(テレマップ)
  • NTT空間情報株式会社 GEOSPACE(ジオスペース)
  • オートデスク株式会社 AutoCAD DXF
  • ラスターデータ BMP
  • ラスターデータ TIFF(非圧縮)
  • ラスターデータ TIFF(非圧縮グレースケール)
  • ラスターデータ TIFF(CCITT modified Huffman RLE)
  • ラスターデータ TIFF(CCITT Group4 fax encoding)
  • ラスターデータ TIFF(Machintosh RLE)
  • その他 G-XML2.0

注釈

  • 本サイトに掲載の会社名・商品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
  • 掲載されている地図データは、各出版元の著作物です。

動作環境・価格

1.動作環境

動作対応OS

全機能

Microsoft® Windows® 7/10/Server2012/Server2019上にて動作するDLLを提供

幾何演算機能

Red Hat Enterprise Linux 上にて動作する共有ライブラリを提供

2.価格

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注釈

  • 本サイトに掲載の会社名・商品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。