CTI製品の総合ブランド VOISTAGE帳票IDやタイミングマークも不要な「FAX-OCRシステム」を販売開始 〜フリーピッチの住所や氏名も一気に認識〜

ニュースリリース/NTTデータ

2005年6月21日

株式会社NTTデータ

(株)NTTデータでは、CTI(Computer TELephony Integration)製品の総合ブランド「VOISTAGE®(ボイステージ)」のラインアップに、高性能な新OCRエンジンを搭載した「FAX-OCRシステム VS-FOR03」を追加し、平成17年6月22日より販売を開始します。
FAXの普及率は一般家庭で53.9%、事業所ではパソコンよりも高い97.1%におよびます。(総務省「平成15年通信利用動向調査」による)FAX-OCRシステムはFAXで送られてきた帳票を自動認識し、記入されている手書き文字や活字を読み取り、データとして取り込むソリューションで、データ入力の手間とミスを大幅に削減することができるため、需要は年々拡大しています。
VS-FOR03は、認識性能を左右するOCRエンジンに、通貨識別処理機のトップメーカー、グローリー工業?叶サを採用し、フリーピッチ認識や高精度住所・氏名認識、運用・管理システムの高機能化など、より高性能で実用的なパッケージシステムを実現しました。標準価格は2回線C/S構成(ソフト/ハード)一式2,734,305円(税込)より、全国70社余のVOISTAGEパートナーからの販売により、2005年度で3億円以上の販売を見込んでいます。


1.「FAX-OCRシステム VS-FOR03」の製品概要

  1. フリーピッチ認識やくせ字にも対応
    続け字や枠からはみ出した文字の認識をはじめ、多種多様な文字枠に記入された文字の読み取りが可能です。さらに、さまざまなくせ字にも対応、これらにより、帳票設計の自由度が拡がり、認識率が大幅に向上します。
  2. 住所や氏名も知識辞書により高精度に認識
    住所(約12万件)や氏名(姓8万件・名4万件)の知識辞書を使用することによって、宛名等の高精度な認識が可能。住所の町域以降の域番やマンション名、郵便番号も読み取り結果として出力します。
  3. 帳票IDやタイミングマークのない帳票も認識可能
    帳票内の罫線やタイトルを認識し、タイミングマークや帳票IDのない帳票でも種類や向きを自動判別し認識します。混在した帳票を仕分せずに処理することが可能です。さらに、送り手側のミスによる原稿の傾きや受信サイズ、ノイズなども自動補正します。
  4. 使いやすいエントリー画面と充実のシステム管理機能
    データエントリー画面は、認識結果一覧/受信画像表示/訂正各画面による3構成で、効率よくエントリー業務が完了します。また、システム管理機能も、ユーザ/顧客/帳票/チェックマスタなどの管理が統合的に行え、メンテナンス性を格段に向上させました。

【画面イメージ】【画面イメージ】
高精度な認識機能効率的なデータエントリー画面

2.応用例

下記のデータエントリー業務に広く活用できます。
注文・申込受付:注文伝票や各種見積・予約・申込書
勤怠入力:派遣・出向社員やパート・ヘルパーからの勤怠管理票
日報入力:支店・営業所や各店舗からの売上日報や業務報告
集計入力:アンケート調査票やテスト答案用紙、健康診断表など
情報収集:自治体における被害状況報告、協同組合におけるトレーサビリティ情報、金融機関における振込依頼書や各種通知書など

3.標準価格(消費税別)

2,734,305円(2回線・クライアント/サーバ構成、ソフト/ハード一式、税込)より

4.販売開始日

平成17年6月22日

5.販売目標数量

2005年度3億円以上


※「VOISTAGE®」は株式会社NTTデータの登録商標です。


参考:グローリー工業株式会社 概要
本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第三公共システム事業本部
e-コミュニティ推進事業部
第三営業担当 CTI営業グループ
担当:氏家(うじいえ)
TEL:06-6455-3162
FAX:06-6455-3270
Email:info@voistage.com