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2012年5月17日技術ブログ

パブリッククラウドIaaSをめぐる新たな動き

NTTデータでは、クラウド基盤ソフトウェアの充実とサポート体制確立に向けた取り組みを行っています。

パブリッククラウドIaaS市場

パブリッククラウドIaaS市場は、マーケットシェアと料金値下げ、そして継続的な改善・サービス追加により、Amazon Web Services(AWS)EC2が圧倒的な存在になっています。そんなパブリッククラウドIaaSクラウド市場に、昨年後半以降、SIerのHPやIBM、通信キャリアのAT&TやNTTCommunicationsが本格的に乗り込んできました。
上記4社ともAWSに対抗した料金やサービスメニューを打ち出していますが、パブリッククラウドIaaSの低価格化/コモディティ化が進む中、IaaSサービス単体で利益を上げるのは難しいと思われます。おそらく、AT&TはモバイルAPデベロッパの取り込み、IBMやHPは顧客システムを誘導しITO/BPO(ITアウトソーシング/ビジネスプロセスアウトソーシング)などのアウトソーシングビジネスに結び付ける、NTTコミュニケーションズはネットワークを活かしグローバル企業へのIT基盤を提供、とパブリッククラウドIaaSを糸口としたビジネス展開の狙いが推測されます。

パブリッククラウドIaaS基盤ソフトウェア

ガートナーの"Magic Quadrant for Public Cloud Infrastructure as a Service"でleadersに評価されている5社中、AWS以外の4社のクラウド基盤はVMwareベースで構築されています。一方、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアも成熟してきています。例えば、CloudStackはApache Software Foundationに寄贈、OpenStackはOpenStack Foundationを立ち上げ、EucalyptusはAWSとの連携を発表と、コミュニティ活動が活発化し、商用利用も進み始めました。
パブリッククラウドの基盤をオープンソースが担う場合、そのカギはソフトウェアの成熟度とサポート体制にあると考えます。NTTデータでも、クラウド基盤ソフトウェアの充実とサポート体制確立に向けた取り組みを続けていきます。

【図】

図:IaaSの構図

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