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2012年6月14日技術ブログ

プロジェクトマネジメント標準化の新しい方向性

「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」を設立し、IT業界のレベルアップに貢献すべく努力していきます。

大規模プロジェクトが抱える構造的な課題

システム開発において、プロジェクトマネジメントが非常に重要であることは広く認知されています。IT業界では、ISO 9000参考1やPMBOK®参考2といったマネジメント標準を活用し、品質を向上してきました。その成果として、多くの企業で標準の管理プロセスや帳票様式や管理ツールが整備され、活用できる要員の教育も進められています。
一方、大規模なプロジェクトにおいては、複数の企業が協力してシステムを創り上げます。進捗データや品質データといったマネジメント情報も、各企業でそれぞれ作成されます。そこである問題が発生します。企業によって標準としている帳票様式や管理ツールが異なるため、プロジェクト全体としてのマネジメント情報を集計するには相互の変換が必要となり、作業コストや伝達タイムラグが発生してしまうのです。関わる企業の数が多いほど、その影響は大きくなります。

マネジメント情報の相互変換を簡単化

そのような問題を背景に、当社を含めたIT企業6社と南山大学で「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」参考3を5月21日に設立しました。
各社が標準としている帳票様式や管理ツールは、見た目は違っても元となるデータはあまり変わらないことがわかっています。そこで管理データをやり取りするための最低限の標準規約を作り、異なる管理ツールや帳票でも低コスト/小タイムラグでデータ収集可能な仕組みを作れるよう、活動を始めました。各社が簡単な変換アダプタを作ったり、設定するだけで自動的にデータ収集できたりという姿を目指しています。OSLC参考4というツール連携のための標準仕様を活用して、なるべく簡単な実現を図ります。

NTTデータでは、多数のプロジェクト経験に基づいた知見をこの活動にフィードバックし、IT業界のレベルアップに貢献すべく努力していきます。

【図】

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