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2012年11月1日技術ブログ

コミュニケーションギャップの解消から新たな価値創出まで

コミュニケーション高度化の技術は、近年の変化が大きい企業のビジネス環境に対応するキーテクノロジーになると考えられます。

コミュニケーション高度化の価値

グローバル化が進む一方で、地域・国家や世代の格差などの存在により、様々な背景を持つ人達が等しいレベルのコミュニケーションを図れるよう、環境を整備していくことが重要になってきました。また、アップルのSiri®参考1に代表されるような、高度なコミュニケーションを実現したアプリが徐々に現れ始めたことで、コミュニケーションギャップの解消だけでなく、生産性向上や新たなビジネス開拓まで、コミュニケーション高度化の技術に対する期待は高まっています。

コミュニケーション高度化が解決する課題

コミュニケーション高度化の技術による恩恵は、4つの分野で得られると考えています。

1.ギャップ解消

環境や背景の違いに伴うギャップをすり合わせる分野です。主に言語面が中心となります。例えば、母国語同士で電話ができるNTTドコモの「はなして翻訳」参考2などが代表例でしょう。NTTデータでは、システム開発時に海外と協力して進めることも多いため、海外メンバが日本語で設計書を作成する場合に、日本語の入力をチェックして修正候補を示すような支援ツールの開発も進めています。

2.場の理解

コミュニケーションの場に新たな付加価値を生みだす分野です。例えば、議事録を自動で作成したり、マシンが会議のファシリテーションを行ったりすることで、人間がより質の高いコミュニケーションに集中できるように支援します。雰囲気の可視化や感情の伝達など、さらに高度な研究成果も、今後実用化されていくことでしょう。

3.知識整理(コミュニケーションの最適化)

膨大な情報の中で必要十分なコミュニケーションを取れるよう、情報の取捨選択を行う分野です。例えば、電子秘書などが該当します。近い将来、個人の特性に応じて最適化されたスケジュール管理をしたり、収集した情報から状況に応じた最適行動をレコメンドしたりする秘書ロボットが、スマートフォンなどの端末に搭載されることも想像に難くありません。

4.経験価値向上

楽しさや満足感を与える分野です。例えば、デジタルサイネージや仮想世界などが該当します。主にサービス価値向上に資するもので、将来は企業が提案する生活環境などを3D空間として再現し、その中で触覚や嗅覚に訴える情報を提供することや、ブログに掲載された料理の味を味覚の再現によって体験できるような時代も来るかもしれません。

このような動向に着目し、NTTデータではコミュニケーション高度化の技術を実用化に向け、研究開発に取り組んでいます。

【図】

図:コミュニケーション高度化の技術例

注釈

  • ページ内に記載されている製品名、サービス名、会社名は、各社の商標または登録商標です。

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