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2013年1月17日技術ブログ

デザインパターンを活用し、最適なIT基盤を提案

デザインパターンの取り組みが、モバイルアプリケーションやクラウド、IT基盤にも拡大しています。

デザインパターン

デザインパターンとは、設計における典型的な課題に対して実績に基づく解決策(設計方法)を汎用化(再利用化)したものです。有名なデザインパターンとして、GoF(Gang of Four)による『オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン』という本があります。この本では、デザインパターンをソフトウェア開発に初めて適用しており、ソースコードの再利用による開発品質と生産性の向上を実現しています参考1。以降その思想を受け継ぎ、各種のデザインパターンが発表されました。例えば「モバイルデザインパターン参考2」です。モバイルデザインパターンは、iPhoneやAndroidのアプリケーションの設計パターンを定めており、ユーザが操作しやすいモバイルアプリケーションの開発に役立っています。また、デザインパターンをAmazon Web Services(AWS)クラウドに展開したのが「AWSクラウドデザインパターン(CDI)参考3」です。CDIでは、AWSクラウドにおけるアーキテクチャの設計パターンを公開しており、AWSの利用を促進しています。

インフラデザインパターン

NTTデータでは、IT基盤に関するデザインパターンとして「インフラデザインパターン」を開発しました参考4。IT基盤の設計は、特定の製品を前提にした検討が進められてしまい、最適な実装方法が選択されているのか分かりにくい場合や、設計書になぜその構成が採用されたのか十分に説明されておらず、構成を変更してよいのか、影響がわからない場合があります。インフラデザインパターンを使えば、設計方式の特徴とメリット・デメリットを整理し、適用領域を明らかにしているため、要件(非機能要求グレード参考5)から候補となる設計方式を容易に選択できます。また、数多くの製品に適用できるため、特定の製品に依存しない最適なアーキテクチャを定義することができます。さらに、経営環境が変化した場合でも、要件と設計内容の関係が明確であるため、影響箇所の特定と柔軟な対応が可能となります。

【図】

図:インフラデザインパターンの例「災害対策(Disaster Recovery)P0509 完全待機+リモートミラー方式」

NTTデータでは、クラウドを含めたIT基盤のデザインパターンを整備することで、今後も高品質なIT基盤をスピーディに提供していきます。

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