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2013.10.17技術ブログ

マイグレーションにおけるレガシーシステム理解の重要性

レガシーシステムのオープン化を検討する際に最も大切なことの一つは、現在稼働しているレガシーシステムのアーキテクチャを分析し、仕組みを理解することです。

はじめに

レガシーシステムとオープン系システムの違いを理解し、デザインし直すことで、マイグレーション後のシステムの全体像がクリアになります。これらの設計作業を行わないと、「プログラムは動作するが稼動しないシステム」となってしまいます。前回のコラムではCOBOLプログラムの互換性について触れましたが、今回はプログラムの実行基盤であるメインフレーム(汎用計算機)について述べたいと思います。

2013年2月14日技術トレンドが見える"イマ旬!"

レガシーシステムとは何か

レガシーシステムは単一のコンピュータベンダーが提供する、専用のハードウェアとOS、ソフトウェア群で構成されるシステムを指し、プロプライエタリシステムと呼ばれています。プロプライエタリシステムの代表は大規模システム向けのメインフレームシステムですが、それ以外に中小規模システム向けのオフコン等も含まれます。利用者は当該システム上に利用者プログラムを配置し、システムの稼働に必要な定義を行うことで、さまざまな業務用途に対応したシステムを構築することが可能になります。

レガシーとオープンの違い

レガシーシステムは単一のベンダーが提供する統合化されたシステムのため、ハード、OS、ミドル製品相互のすり合わせ技術によって専用のインターフェースで実現されています。これにより、レガシーシステムは統一感があり、冗長部分を省いた最適なアーキテクチャとなっています。メインフレームは一台の計算機を効率的に稼働させることが得意であるため、金融機関の勘定系システムや社会的に重要な大規模システムに多く用いられてきました。メインフレームを用いた集中型システムとすることで、オープン系システムを用いた分散型システムに比べ、システム構成のシンプル化と最適化を実現しています。

一方、オープンシステムは公開されたシンプルなインターフェースを基に異なるベンダー製品の組み合わせで構成されるため、選択の自由度が高く、競争原理によるコスト低減効果があるものの、メインフレームと比較して統一感、安定性に課題があります。

【図】

図:メインフレームとオープンシステムのインターフェース概念図

レガシーマイグレーションの実施方針を検討する場合、現在のシステムアーキテクチャを把握することで、オープン化することの実現性とメリットを分析することが重要です。

参考文献

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