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2019年7月18日技術ブログ

DX時代のデータ活用~Data to Intelligence~

AI、IoT、ビッグデータ…。ここ数年、ITにまつわる様々なキーワードが出ており、これらのビジネス活用が話題となっている。しかし、実際使いこなせているか。導入してみたけど、イマイチ効果が出ていない。その理由は、データ活用が不十分だからだ。

1.どんどん広がるデータの海。今後もますます増えていく

“ビッグデータ”という言葉が浸透したイマ。わたしたちの周りにはデータが溢れています。データと呼ばれるものには2種類あります。それは、構造化データと非構造化データ。
構造化データは従来からRDB(リレーショナルデータベース)で扱っているような表形式で表すことができる業務データや企業データベース等です。一方、非構造化データはメールやSNSといったコンシューマ生成データ等、RDBでの取り扱いが難しいと言われているデータになります。

図1:非構造化データとは

図1:非構造化データとは

図2からも分かるように、今後、非構造化データがますます増えていきます。(※1)

図2:デジタル情報量の推移

図2:デジタル情報量の推移

2.データは本当に宝の山?

ますます増えるデータ。果たして本当に宝の山なのでしょうか。量はあるけど質はどうでしょうか。業務やビジネスで実際に使えるかどうか、試さないとわからないのが現状です。では、実際に使うにはどうすればいいのでしょうか。
多種多様で大量のデータを価値のあるお宝にするには何が必要か。

  1. データからインフォメーションへ
    ⇒多種多様で大量なデータを集めて、人が理解できる情報にする
  2. インフォメーションからインテリジェンスへ
    ⇒集まった情報を分析して機械が理解できる情報とし、機械自らがビジネス・経営判断に資する情報をサジェストする
図3:“Data to Intelligence”

図3:“Data to Intelligence”

技術が進歩して、とうとう“Data to Intelligence”を実現することができるようになりました。データを集めるエンジンとデータを入れる箱、集めたデータを理解して分析する頭脳。これらが揃ったいま、まさにデジタルトランスフォーメーション時代のデータ活用が実現できます。

図4:技術要素

図4:技術要素

3.ビジネスに役立つ!データ活用

技術はそろいました。あとはどう使うかです。
(料理でいうと、用具と材料は揃いました。あとはレシピです!)
NTTデータでは、インターネットや社内外の多種多様な情報を収集・分析する仕組みをベースに、法人審査・法人営業・不正検知といった様々な業務に活用いただいているソリューションを提供しています。また、音声認識技術や日本語解析技術も組み合わせて、コールセンターやチャットなどのデータも顧客の声としてまとめて分析できるソリューションや最近では、データの意味情報を付与したり、データとデータとの関連性を定義づけたりして情報を管理する、データの高度検索・管理ソリューションも提供しています。(※2)

4.できなかったことができるようになると広がる世界

世の中はデータの活用次第でどんどん変わっていくはずです。例えば、思い描いた図や写真の検索、犯罪の予測。データを駆使できれば、AI、IoT等様々なIT技術を組み合わせてできなかったことができるように。
皆さんがお持ちの、こんなことできたらいいなというアイディアやこういうことに困っているという悩みがきっと役に立つときがきます。

図5:データの360view

図5:データの360view

まずは身の回りにある、データを見直してみませんか。

※1総務省「情報流通・蓄積量の計測手法の検討に係る調査研究」

※2「NTT DATA REAL INTELLIGENCE with Agility」サイト

https://abler.nttdata.com/

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