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2021年7月8日INSIGHT

自宅で体験:全英オープンゴルフで楽しむ新たな観戦スタイル

2021年7月15日からはじまる全英オープンゴルフは、150年の歴史を持つ世界最古のゴルフトーナメントで4大メジャー大会の一つ。NTTデータは、2013年から大会に協賛し、デジタル技術を活用してゴルフ観戦のさまざまな楽しみ方を提案し続けてきた。今年は自宅でのゴルフ観戦がさらに楽しくなる、新たな観戦体験を提案する。
目次

多様なゴルフの観戦スタイル

2021年4月松山英樹選手のマスターズ制覇は、ゴルフファンだけではなく、日本中を歓喜の渦に巻き込みました。4打差の単独トップで迎えた最終日、朝方からテレビの前に座っていた人も多いのではないでしょうか。そして、2021年6月の全米女子オープンでは笹生優花選手が優勝を収めるなど、2カ月の間にゴルフファンにとっては嬉しい話題が続きました。
ゴルフというスポーツは、サッカーや野球のような集団対戦型でもなければ、水泳や陸上のように一斉にスタートしてタイムを競うものでもありません。勝敗は、全英オープン大会期間中4日間の選手それぞれの合計スコアで決まります。それゆえ、観戦スタイルも、好きな選手を追いかける、選手のスーパーショットに集中するなど様々です。そんな多様な観戦スタイルに応えたいという想いから、NTTデータはデジタル技術を活用し、より個人の嗜好に寄り添った観戦スタイルを提案してきました。

NTTデータと全英オープンゴルフ

NTTデータは、2013年にスコットランドのミュアフィールドゴルフリンクスで開催された第142回大会以来、全英オープンゴルフ(The Open)のIT分野のオフィシャルパトロンを務めています。(※1)

NTT DATA Wall

2014年から大会会場に設置されたNTT DATA Wall は横幅15メートルの巨大デジタルサイネージです。NTT DATA Wallでは、スコアやランキングの他に、リアルタイムの各ホールでのプレー情報や選手の詳細情報、ソーシャルメディアで世界中のファンの反応などの情報が表示されます。スコアの裏に隠されたさまざまなデータを詳細に分析し、グラフィカルなデザインで表現しました。
例えば、現地のファンは選手のプレーを目の前で見つつ、NTT DATA Wallを通してドライバー飛距離ランキング、フェアウェイヒット率ランキングなどの統計情報を視覚的に観ることができます。このように視覚化されたデータは、観客に選手の情報を詳細まで伝えることができ、会場のファンのさらなる興奮を生み出しました。

2015年大会のNTT DATA Wall

2015年大会のNTT DATA Wall

そして、NTT DATA Wallは年々進化しています。2019年大会ではデータ分析にAIを新たに導入しました。(※2)
NTT DATA Wallの前で中継映像を観ている観客の反応をAIで分析し、大会中の盛り上がりランキングを発表しました。また、NTT DATA Wall以外でもAIを活用し、「The Open Playback(全英オープンゴルフ 映像集)」というWebアプリケーションを大会期間中に公開しました。このアプリケーションは選手、ガッツポーズシーン、盛り上がったシーンなどさまざまな切り口で編集した映像を視聴することができ、タブレットなどでどこからでも楽しむことができるものです。NTTデータの映像解析技術により、AIが自動で膨大な映像から適切なシーンを見つけだし、自分の好みのシーンを検索し切り取って観戦することを実現しました。

2019年大会のNTT DATA Wallのイメージ動画

拡張現実(AR)技術を使ったアプリケーション

2017年大会では、NTTデータの「全世界デジタル3D地図提供サービス(AW3D)」と拡張現実(AR)技術をかけ合わせることで、全英オープンゴルフの試合をARヘッドセットで視聴できるアプリケーションを提供しました。視聴者が試合映像からは把握しにくい、コースの起伏やボールの軌跡などのデータを、ゴルフコース全体を俯瞰する視点で新たに表現しました。(※3)
実際の体験者からは「現実の世界にバーチャルの映像が重ね合わさって、とても未来感があり、スポーツ観戦の新たな可能性を感じた」などの反応がありました。

AR技術を活用して、ゴルフコースを俯瞰してみることができる

AR技術を活用して、ゴルフコースを俯瞰してみることができる

2017年大会のARアプリケーションのイメージ動画

これまでデジタル技術を活用し、デジタルサイネージ、Webアプリケーション、AR技術を活用した観戦スタイルを提供してきました。そして、2020年、コロナによりスポーツ観戦のあり方は激変しました。NTTデータは世界中の人が会場にいなくてもゴルフ観戦を楽しむことができる新しい観戦スタイルを提案していきます。

2021年は、NTT DATA Wall がNTT DATA Experienceへ進化

2021年7月15日からはじまる149th全英オープンでは、どこでもリアルタイムに楽しめる「NTT DATA Experience」をR&Aが運営する、公式サイト「the Open.com」(https://www.theopen.com/)上で公開します。NTT DATA Experienceは、会場から集約される選手のスコア、コースに関する情報など約80億個にもおよぶデータをリアルタイムで分析することで、全英オープンをあらゆる角度から楽しめる2つの機能を提供します。(※4)

1.マイ ニュースフィード
お気に入りの選手のスコア、ボールの位置、特徴的なショット(バンカー、ラフ等)をリアルタイムで確認することができます。お気に入りの選手を登録すると、その選手の戦績など、観たい内容を自由にカスタマイズすることができ、パーソナル化した観戦が可能です。

2.ライブデータストリーム
全英オープン期間中のさまざまなデータの分析結果をビジュアル化します。リーダーボード、ベストプレイヤーランキングや各ホールでの基準となる打数、3Dマップによるコースのレイアウトや現地の天気などをリアルタイムで表示します。

これにより、中継映像を見られない時でもお気に入りの選手の活躍をチェックしたり、リアルタイムでコースの天気や風の動き、ホールの癖をインプットしながら中継映像を楽しんだりすることができます。クラレットジャグをめぐる熱い戦いをより臨場感をもって観戦することが可能になります。

NTT DATA EMEAのCEOであるウォルター・ルッフィノーニは、「大会会場でのライブイベントの復活に向け最初の一歩を踏み出すにあたり、ゴルフファンができる限り夢中になれるような体験を提供することを私たちは真っ先に考えました。テクノロジーはファンとスポーツを密接にする可能性を秘めている。」と想いを語りました。

そして、大会主催者のR&Aは、「昨年の全英オープンゴルフは残念ながら延期せざるを得なかったため、今年はゴルフファンにできる限り魅力的な体験を提供できるイベントにすることが、私たちの最優先事項でした。最新のテクノロジーを活用することで、これまでにないレベルのカスタマイズが可能になり、ファンはお気に入りの選手の情報を詳細に確認することができます。」と期待しています。

全英オープンゴルフは7月15日から!NTT DATA Experienceを体験してみよう!

世界中、どこからでもアクセスできるNTT DATA Experienceをぜひ、みなさんも体験してみてください。

使い方

  1. 公式サイト「the Open.com」(https://theopen.com/ntt-data-wall )にアクセス
    ※7/15(木)17:30 JST - 7/19(月)3:00 JSTの期間限定オープン
  2. トップページから「NTT DATA Wall」タブをクリックすると「Data Experience」ページへ遷移、「My Newsfeed」と「Live Data Stream」が表示されます。
  3. 「My Newsfeed」のお気に入り選手の登録は「Leaderboard」タブの選手一覧でお気に入り登録したい選手の☆をクリックすることで設定できます。

2021 The 149th Open – NTT DATA Experienceへ進化したNTT DATA Wallが登場 –

NTTデータは、これからも新たな社会の実現を目指して、スポーツにおいてもデジタル技術を活用し、リアルとオンラインがベストミックスされた新たな観戦スタイルを追求し続けます。
そして、世界中のファンと一体となって、感動と興奮を作り出していきます。

- NTTデータは、「これから」を描き、その実現に向け進み続けます -
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