TT03 興隆する超プロセスデータ活用

Technology Trend 03

[Trend]

データを数多の顧客接点から収集分析する技術が、合理的判断を礎とするビジネスに圧倒的競争力をもたらした。さらにエッジセンサや解析基盤の充実は、工業や農業の生産から消費に至るプロセス全体にもこの競争力を拡げていく。

[Abstract]

顧客接点を中心に捉え、データ主導で合理的に徹底的にサービスを改善して、圧倒的競争力を持つ営みがさらに拡大しようとしている。サービスだけでなく、生産・流通を含めより多くの領域をデータ主導で塗り替え、越境して統合していく流れは必然だろう。
データ主導をサービス業において具体化し、カスタマージャーニーのデジタル化を強力に推進した主役はスマートフォンだ。データを詳細に収集するセンサと高速な通信機能を兼ね備え、さらに顧客接点となるこの最新技術の集合体が、サービスの個別化・最適化・連続的改善の徹底を可能にした。この変化を最大限活用して圧倒的競争力を持つに至ったサービサーが、既存ビジネスの破壊的変化を主導してきた。
この変化を、物流や生産の現場をも巻き込んで拡大すべく、新たな技術進化が胎動している。Intelligent Edgeや衛星活用によるセンシング、5Gを始めとする通信技術、クラウドを活用したデータ蓄積解析手段の低価格化などがその好例だ。
データ主導の拡大が企業の在り方を変え、合理的判断の徹底がビジネスモデルも変えていく。センシング・解析を通じてデータの価値を高める技術に秀でた企業が、業態の枠を越えた連合、新たなブランドを形成する未来も予見できるだろう。