[Trend]

ソフトウェアがサービスからモノまで価値を規定する時代が本格化した。ビジネス活動の多くをソフトウェア開発が占める中、作業を容易にするツールの充実、AI活用による生産性向上、連続的改善に最適化した組織が注目される。

[Abstract]

ソフトウェアがサービスからモノまで価値を規定する時代が本格化した。ビジネス活動の多くがソフトウェアを必要とする一方、その開発を担う専門家不足が問題化している。ソフトウェア開発を容易にするツールの充実、AI活用による生産性向上、連続的改善に最適化した組織作りが注目されている。
ローコード/ノーコードと呼ばれるツールは、専門家でなくとも簡単な画面操作のみでソフトウェアを作成し、クラウド上で運用することができる。これらツールの活用によりユーザ自身が自分の業務に合ったソフトウェアの開発を担うことができる。
ITの専門家によるソフトウェア開発の生産性を向上させるため、AI活用が始まっている。自然言語処理AIを応用することで、異なるプログラミング言語間の変換、自然言語からプログラムの自動生成などソフトウェアの自動生成を、より高い精度で実現することができる。これらAIを作るためのデータとして、業務ごとに性質の異なるプログラムコードを集めることが重要になる。
物理的なモノ作りでもソフトウェアの重要性が増している。特に自動車は、ソフトウェアのアップデートにより製品の買い替えよりも早いサイクルで新機能を提供し、ユーザへの提供価値を高めている。こうしたソフトウェアによる継続的な価値提供を実現するため、自動車メーカでは、よりモダンなソフトウェア開発手法の導入と、それに合わせた組織構造の変化を始めている。類似の動きは、今後あらゆる産業へ広がっていくだろう。