M2Mクラウドをコアとした新規ビジネス推進組織を設置 ~M2M新規サービスの全社横断推進にむけ体制強化~

お知らせ

2011年10月5日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、10月1日にM2Mクラウドをコアとした新規サービスの提供を全社横断的に推進するため「M2Mクラウド推進室」を設置しました。

「M2Mクラウド推進室」では、多種多量なデバイスのデータ収集、制御・管理等を行う"M2Mクラウド"(プラットフォーム)を全社横断的に構築し、お客さまへの提供を推進します。

また、"M2Mクラウド"と医療、エネルギー、農業分野などの新規ビジネス(事業)領域を掛け合わせ、新たなサービスを創出します。これらの取り組みを通じて、高度なIT技術や業務ノウハウを獲得し活用することで、中長期的にITサービスの高度化(Intelligent化)を目指していきます。

背景

現在、センサーネットワークの構築は、個別分野、事業者ごとの取り組みが大半となっています。今後、より一層、センサー等のデバイスは増加するため、共通的なプラットフォームの利用や大量かつさまざまな情報活用のニーズが高まることが予想されます。

このように"M2Mクラウド"は、社会におけるさらなるIT利活用の高度化や多彩なサービスの実現に不可欠であり、市場も急成長するものと予測されていることから、中期のNTTデータの成長に向けて積極的な投資を行いながら推進していく予定です。

"M2Mクラウド"の概要

"M2Mクラウド"は、PaaS(システム基盤)、IaaS(運用)、SaaS(アプリケーション/サービス)から構成されます。SaaS(アプリケーション/サービス)については、お客さまのご要望にあわせて機能を提供します。"M2Mクラウド"を利用するお客さまは、自らシステム資産を所有することなく、国内外に存在する多数の管理対象を簡単に"M2Mクラウド"へ登録・接続し、それらからの大量のデータを処理することができます。また、管理対象の使用状況の把握や遠隔制御、ソフトウエア更新なども可能になります。

【図】

組織設置の目的

NTTデータでは当社グループにおける"M2Mクラウド"に関するビジネスの事業開発を行う組織として、「M2Mクラウド推進室」を10月1日にグループ経営企画本部内に設置しました。具体的には以下の3つのミッションを遂行します。

1."M2Mクラウド"プラットフォームの構築・提供

M2M関連サービスに必要となる高度な機能を費用対効果の高い形で利用可能な共同利用型プラットフォームを提供し、NTTデータ内での利用に留まらず、M2M関連サービスを提供している多くの事業者にプラットフォーム参加を促していき、ビジネスインフラへの展開を目指します。

【図】

2.M2Mと新規領域を掛け合わせたサービスモデルの確立

M2Mクラウドをコアとしたアプリケーション/サービスとして、各カンパニーと連携して、今後中長期的に成長が見込まれる医療分野を中心に、エネルギー、農業等の分野での新規サービスモデルの確立を図っていきます。

【図】

3.ファンド機能の設置

本事業をより加速させるために、ファンド機能を設置予定です。

今後の予定

数多くの企業にM2Mクラウドプラットフォームサービスを提供することにより、多種多様な情報が集まり、更にそれらを繋ぎ、連動し、活用することで、付加価値を生み出し、Big Dataの活用などの新たなサービスを創出することを目指していきます。

注釈

  • M2M

    Machine to Machineの略。携帯・固定網を利用し、遠隔の機器とITシステムの間で、人手を介さず行われる双方向通信サービスのこと。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
戸田
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
グループ経営企画本部
経営改革推進部
牧本、中村
TEL:050-5546-8783