NTTデータの「豊洲の港から®」がオープンイノベーションコンテストを世界14カ国15都市に拡大して開催

お知らせ

2017年7月26日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、「第7回豊洲の港から® presents グローバルオープンイノベーションコンテスト」を世界14カ国15都市で開催することを決定し、2017年7月26日より応募受付を開始しました。

本コンテストは、オープンイノベーション注1による新規ビジネス創発注2を目的としたもので、2014年の開始以来、年2回、継続的に開催を続けています。第7回となる今回は、9カ国10都市で同時開催した前々回(第5回)から開催地を拡大し、14カ国15都市で各地選考会を開催します。各地の最優秀企業は、2018年3月に東京で開催されるグランドフィナーレのピッチコンテスト注3に招かれ、その中から全世界の最優秀賞企業が決定されます。

NTTデータは、オープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」で培ってきたノウハウやグローバルに広がるイノベーションハブ等とのネットワーク、ビジネス創発のメソドロジーを凝縮したアクセラレーションプログラムDCAP、さらに700名以上の社内イノベーターワーキングでのコミュニティーを活用し、ベンチャー企業×大企業×NTTデータのWIN-WIN-WINを実現し、世界の課題を解決できる新しい社会インフラの事業創発にチャレンジし続けます。

背景および第7回コンテスト概要

いま世界は貧困、経済格差、健康、衛生、気候変動、自然破壊、エネルギー枯渇などさまざまな困難な課題に直面しています。これらを解決するために、国を超えてこれまでにない先進技術や新しいビジネスモデルを組み合わせ、協力してソリューションを生み出す「オープンイノベーション」が、より重要となってきています。

NTTデータは、これまで日本のICT社会インフラを構築してきた多くの実績があり、現在は世界50カ国以上でICTビジネスを推進しています。山積する世界の課題解決のため、当社の実績やネットワークを生かし、これまで6回の新規ビジネス創発を目的としたオープンイノベーションコンテストを開催してきました。

2016年から2017年にかけて開催した前々回(第5回)のコンテストでは、世界10都市で選考会を開催し、20カ国以上より400件を越えるベンチャー企業の応募がありました。先進的なビジネスモデルや技術を展開する世界のベンチャー企業と出会い、現在、決勝大会10社中7社と協業検討を実施しています。これらの活動を通じて、世界各国のベンチャーキャピタルやイノベーションハブに広く認知され、30カ国以上の世界各地からさらなる選考会開催の要望を受けるようになりました。

こうしたニーズを受け、今回の第7回コンテストは開催都市を拡大し、14カ国15都市で開催することとしました。新たに追加されたコンテスト拠点は、メルボルン、サンチアゴ、リスボン、ミラノ、ムンバイ、貴陽となります。応募ベンチャー企業は、参加希望都市と応募テーマを自由に選択することが可能です。各都市選考会での優勝企業は、2018年3月22日に東京で開催されるグランドフィナーレのピッチコンテストに招待され、その中から全世界の最優秀企業(グランドチャンピオン)1社が決定されます。最優秀企業には、最優秀賞を授与し、副賞として、ビジネスサポートチームの組成や現地でのビジネス・マーケティング支援等、ビジネス化検討を3カ月にわたり、NTTデータがフルサポートします。

イベントタイトル

第7回 豊洲の港からpresents グローバルオープンイノベーションコンテスト

募集受付期間

2017年7月26日(水)15時~2017年10月10日(火)17時

応募対象

全世界の法人格を持つベンチャー企業(先進技術・ビジネスモデル等を有する企業)

ただし、いずれかの都市での選考会に参加できること。また、日本語または英語で応募、資料作成、プレゼンができること。

選考会開催都市

東京、メルボルン、サンフランシスコ、トロント、サンパウロ、サンチアゴ、ロンドン、マドリード、バルセロナ、リスボン、ミラノ、テルアビブ、ムンバイ、シンガポール、貴陽

主な募集テーマ

業界テーマおよび技術テーマで約20の募集を行います。具体的な内容はコンテスト公式サイト(下記参照)に掲載しています。

【図】
  • 募集テーマおよび選考会開催都市は、変更される可能性があります

表彰について

2018年3月22日のグランドフィナーレにおいて全世界の中から選ばれた最優秀企業には、最優秀賞を授与します。副賞として、ビジネスサポートチームの組成や対象テーマ現地でのビジネス・マーケティング支援等、ビジネス化検討を3カ月間フルサポートします。

各都市選考会での優勝企業に対しては、日本で開催する上記グランドフィナーレへの参加権利の提供と来日サポートを行うほか、開催地ごとの副賞が用意される予定です。

最優秀賞
(グランドフィナーレ優勝者)

受賞案件に関するビジネス化検討に向けたフルサポートの提供

  • ビジネス化へ向けたサポートコンサルチーム組成(3カ月間)
  • 想定されるお客さまへのヒアリング、ビジネスディスカッション等のアレンジとそのための現地滞在サポート(2名分の旅費および滞在費2週間分、通訳等)
優秀賞
(各都市選考会最優秀企業)
  • 日本で開催されるグランドフィナーレ(本選)への参加権利とサポート(2名分の旅費および滞在費1泊分含む)
  • 各開催地から提供される副賞
  • 受賞された企業とはビジネス化への検討を実施しますが、ニーズやタイミングなどさまざまな事情を鑑み検討するため、必ずしもビジネス化が約束されるものではありません。

主なスケジュール

  • 2017年7月26日~10月10日:応募受付(各開催地で説明会を実施予定)
  • 2017年10~11月:テーマオーナーによる書類審査や面接等による一次審査
  • 2017年12~2018年2月:各都市選考会の実施(日程は確定次第、公式サイトに掲載)
  • 2018年3月22日:グランドフィナーレ(東京で開催)

各都市選考会における最優秀企業が集結、決勝ピッチを実施し、全世界の最優秀賞を決定します。

【図】

応募テーマ、スケジュール、応募受付

詳細は、公式ホームページを参照ください。(7月26日開設)

  • コンテストの詳細は予告なく変更される場合があります。

本選実施日・場所

2018年3月22日(木)豊洲センタービル36階コンファレンスルーム

  • 当日の参加者に関しては、招待制となります。

選考について

  • 一次審査は、提出書類をもとにテーマオーナーが中心になって書類審査、場合によって面接審査を行います。
  • 各都市選考会はピッチコンテスト形式で行われます。提案に関連するテーマオーナー、現地パートナー企業、NTTデータオープンイノベーション事業創発室が審査を行い、最優秀企業が東京でのグランドフィナーレへの参加権を獲得します。
  • グランドフィナーレにおいては、以下の外部審査員ならびに関連するテーマオーナーが審査を行い、最終的に1つのビジネスアイデアを最優秀賞として選出、表彰します。

外部審査員(順不同・予定)

  • 山本 修一郎氏(名古屋大学教授 博士(工学)、「豊洲の港から」フォーラムリーダー)
  • 本荘 修二氏(多摩大学大学院客員教授・本荘事務所代表(経営コンサルタント))
  • 大澤 弘治氏(Global Catalyst Partners、Global Catalyst Partners Japan Managing Director & Co-founder)

その他調整中

今後について

NTTデータは、本コンテストを毎年2回開催していく予定です。また、当社組織であるオープンイノベーション事業創発室を通してオープンイノベーションの取り組みを加速させ、広くグローバルに展開する大企業、世界中のベンチャー企業、当社のグローバル子会社と連携することで、2020年を目途に100億円規模の新規ビジネス案件の創発を目指します。

参考

日本におけるこれまでのコンテスト実績

第1回ビジネスコンテスト(2014年12月開催)で最優秀賞を受賞した株式会社マネーフォワードおよび優秀賞を受賞した株式会社freee社とは、各社が提供するFintechサービスとNTTデータが金融機関に提供する共同利用型の個人インターネットバンキングサービス「AnserParaSOL®」接続するAPI連携サービスを、ファーストユーザーを静岡銀行として2016年2月に商用化しています。
(参照:http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2016/022900.html

第2回ビジネスコンテスト(2015年9月開催)で優秀賞を受賞した株式会社Sassorとは、同社が提供するIoTサービスをNTTデータの電気事業者向けプラットフォーム「ECONO-CREA®」に組み合わせて詳細な電力消費量分析を行うなど、エネルギーマネジメント分野で協業を行っています。
(参照:http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2015/121800.html

第5回コンテストでのグランドチャンピオンであるスペイン・バルセロナのThe Social Coin 社とは、NTTデータとのビジネス協業を検討中であり、企業向けサービスを7月より社内POC試用開始しました。また、最優秀企業のみならず、グランドフィナーレに進出した企業10社中7社と事業部門が新たなビジネス連携を検討しています。
(参照:http://www.nttdata.com/jp/ja/news/information/2017/2017031601.html

第5回コンテストの模様は以下の映像にて視聴できます。
Youtube URL:https://youtu.be/xrKUty2OjSI(外部リンク)

「豊洲の港から」について

注釈

  • 注1オープンイノベーションとは、カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ博士によって提唱された、イノベーションを促進する新たな概念です。オープンイノベーションの定義は、企業による通常の製品開発プロセスを可視化し、社内外を問わず広く技術やアイデアを集め、今までには不可能だったイノベーションを実現していくというものです。
  • 注2創発とはナレッジマネジメントの分野では、個人1人1人の発想の総和を超えた、まったく新しいナレッジの創造を行う手段のことです。
  • 注3ピッチコンテストとは、複数の企業が登壇して短時間でプレゼンテーションを競う形式のコンテストのことです。ベンチャー企業が投資家からの資金を獲得することを目的に、自社の製品やサービスの魅力・将来性について、エレベーターが移動する短時間で紹介を行う「エレベーター・ピッチ」に由来します。
  • 「豊洲の港から」、「AnserParaSOL」、「ECONO-CREA」は、NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
イノベーション推進部 
オープンイノベーション事業創発室
佐藤、西山、渡辺、町澤、残間
TEL:050-5546-9609