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2008年ニュースリリース

【別紙:詳細】

【発注者ビュー検討会が対象とする検討範囲】

 「実践的アプローチに基づく要求仕様の発注者ビュー検討会」(以下「発注者ビュー検討会」)では、情報システム開発において、発注者との接点が多く、プログラム製造前に発注者が関わる最後の工程である「外部設計工程」を検討範囲として、「画面」「システム振舞い」「データモデル」の3分野に分けて検討を実施しました。

【図】

【図1】外部設計工程と技術検討分野の関係

【成果物について】

 発注者ビュー検討会における成果物は次の5つです。

  1. 発注者ビューガイドライン(概説編)
  2. 発注者ビューガイドライン(画面編)
  3. 発注者ビューガイドライン(システム振舞い編)
  4. 発注者ビューガイドライン(データモデル編)
  5. 用語集

【発注者ビューガイドラインの記述内容】

  1. わかりやすい書き方のコツ
    • 発注者および開発者が共有すべき設計アウトプット(工程成果物)を規定します。
    • 発注者および開発者が「目標とする情報システム像」を共有するコツや、業務要件との不整合を発見しやすくし、理解を促進するための設計書の書き方のコツについて公知情報を元に洗い出し、参加企業各社の設計事例から収集したベストプラクティスと合わせコツとしてまとめています。
  2. 設計書の確認のコツ
    • 発注者および設計者が合意形成を進めるフェーズを規定します。
    • 発注者および設計者が合意形成を進める上の設計書の説明の仕方、レビューの進め方について公知情報を元に洗い出し、参加企業各社の設計事例から収集したベストプラクティスよりコツとしてまとめています。

【発注者ビューガイドラインの構成】

 「発注者ビューガイドライン」は、「第1部 表現」「第2部 記述確認」「第3部 レビュー」の3部構成となっております。それぞれの概要は次のとおりです。

  • 「第1部 表現」では、各編において対象とする外部設計書について、その記述に関するコツを集約しました。単一の外部設計書だけでなく、外部設計書相互の整合性のコツも含まれています。また、各社の設計事例を整理する過程で明らかになった、外部設計書の記述に関するその他のコツはコラムとして追加しました。
  • 「第2部 記述確認」では、外部設計書の記述を確認する上で留意すべき事項を一覧化しました。
  • 「第3部 レビュー」では、「第部 表現」で想定した外部設計書を用いて、発注者と開発者の間で記述内容の確認を実施する際の、齟齬無く合意するためのコツを集約しました。特に、お客様に対する要件の確認から始まり、外部設計書が完成するまでの間に段階がある点に着目し、それぞれの段階で留意すべき事項についても言及しています。

 なお、「データモデル編」では、「画面」・「システム振舞い」に関する設計書や補足資料を積極的に作成しながら、発注者とコミュニケーションを促進する観点に立った検討の結果、「第4部 レビューの確認」が加わっています。

【公式ホームページの開設】

 発注者ビュー検討会の検討活動を広くIT業界にお知らせし、成果物を公開するために、発注者ビュー検討会公式ホームページを開設しています。

  • http://www.nttdata.co.jp/cview/

以上

ニュースリリースについて
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