別紙:NTT DATA Technology Foresight 2018 情報社会トレンド、NTT DATA Technology Foresight 2018 技術トレンド

ニュースリリース/NTTデータ

NTT DATA Technology Foresight 2018 情報社会トレンド

トレンド名 概要
(1)個の影響力拡大が社会の変革を促進する 個が中心の社会が、既存のしくみの変革を促している。発想力、発言力、行動力を得た自由な個が社会の枠組みを刺激し、選択肢の拡大、柔軟性の高い社会への転換を促す。
(2)オープンな連携が新たな社会のしくみを生み出す 種々のしくみがインターネット化され、イノベーションが起こる。中央集権による管理型から分散型のフラットなしくみへ転換し、各要素が自律的に行動し、関係が動的に変化する新たなエコシステムが構築される。
(3)情報のもつ価値の活用がビジネス再構築を加速する 情報が経済の循環を支える活力の源泉となり、分析と活用の高度化から新たな価値が生み出される。デジタル・ディスラプションが産業の枠組みや競争のルールの転換をもたらし、ビジネスモデルの再構築を促進する。
(4)フィジカルとデジタルの融合が意識や行動を変化させる フィジカルとデジタルの境界が意識されなくなる。社会生活のあらゆる場面にAIが入り込み、人々の考え方、行動、人間関係等に影響を与える。規範や制度等は見直しが促される。

NTT DATA Technology Foresight 2018 技術トレンド

トレンド名 概要
(1)人工頭脳の浸透 驚異的な速さでAIの進化は続く。大量のデータや高度な専門知識を不要にし、判断根拠を説明可能にする技術の登場はAIの利用障壁を低減する。これはAIを応用する能力こそが競争力の源泉となることを意味する。さらに、急増するIoT機器やモバイル端末等、いわゆるエッジで機械学習・実行する技術の発展は、AIの応用先を拡げていく。その結果、AIはあらゆる場面に浸透し、我々の生活やビジネスにさらなる恩恵をもたらす。
(2)協調志向オートメーション 定型的な作業の自動化が進み生産性は大きく向上した。さらに、自律的な状況判断を行うAIの登場により、非定型作業の自動化も可能となりつつある。しかし、人手を介さない完全な自動化の実現はまだ遠く、当面は人とコンピューターが作業を協調しつつ分担する時代が続く。この協調作業では、それぞれが得意とする特性に応じてバトンタッチを繰り返す最適な関係を如何に構築するかが、飛躍的な生産性向上を達成する鍵となる。
(3)超融合インタフェース スマートスピーカーやAR/VRデバイスは、革新的なユーザー体験をもたらしただけでなく、人本来の自然な行動でITシステムにアクセスできることを示した。今後さらなるデバイスの進化により、人間感覚の再現と行動を感知できる環境が実現される。そのような環境は、利用する人や状況に応じてITシステムとのインタラクションを個別に最適化するだけでなく、インタフェースをも意識しない新たな生活体験の提供を可能とする。
(4)持続可能なデータ活用 デジタルデータの種類・量は爆発的に増え続けている。AIは、画像、音声、動画等の非定型データから有益な価値の抽出を可能にするとともに、大量の個別化された記事や流行等の価値も創出する。ビジネスや社会におけるデータ活用の重要度が高まる中、偽データの生成やAIの欺瞞等の問題も顕在化し始めている。データ、AIの信頼性を確保することが、データ活用の持続性を高め、社会の発展と価値創造をもたらしていく。
(5)生命課題への挑戦 高精度な生体情報を容易に取得可能なデバイスの発展は、医療・ヘルスケアの在り方を変える。いつでもどこでも継続的な自己健康管理が可能となり、病気の早期発見、将来発症の恐れがある疾病の予測が実現され、予防の質が飛躍的に向上する。これにより健康寿命の延伸が進み、現在の社会課題である急速な高齢化への対策の範囲を超え、身体能力の向上といった本来的に生命が備える制約を克服するための挑戦へと向かっていく。
(6)サイバーインテリジェンスの結集 サイバー攻撃の産業化が進み、攻撃対象はIoT機器から制御システムにまで拡大し、高価値情報の流出も後を絶たない。激化する攻撃に対し、AIを駆使した防御や検知、攻撃を被った際の対処や復旧まで先進技術の活用が急がれる一方、先進技術を攻撃に悪用する危険も存在する。このような中、脅威や脆弱性情報、技術の活用方法等のインテリジェンスを広く集積し、攻撃に対する防御のしくみとして機能させることが求められる。
(7)ITインフラの多様な進化 AIやIoTの普及がビジネスそのものの在り方に影響を与え続け、ITインフラを多様に進化させる。IoTの浸透により生じる膨大なデータと、それを処理するAIは高度な計算力と分散化を求めている。ITインフラを構成する技術要素は、ハードウエアのみならずソフトウエアも含めて機能性と利便性を向上させながら、その要求に対応していく。結果、ITインフラの多様化が促され、ビジネス環境の変化への追従を可能にしていく。
(8)イノベーションデザイン 顧客視点のデザインがビジネスにイノベーションをもたらす。ビジネスアイデアの実装はITを駆使することで迅速に実現できるようになった。さらにITそのものの進化により新たなイノベーション、例えば高度なパーソナライズで顧客ごとに最適なサービスや製品の提供が可能となっている。顧客視点のデザインがビジネスアイデアとそれを具現化するITによって継続的に価値を生み出すプロセスを形成し、それがイノベーションの核となる。