大規模リアルタイム・データ分析実証実験が「2011 Sybase Innovator Awards」を受賞

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2011年9月20日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータが実施した、橋梁モニタリングシステム「BRIMOS®」での大規模リアルタイム・データ分析実証実験が、Sybase, Inc.の「2011 Innovator Awards」を、13日(米国時間)、受賞しました。「Innovator Awards」は、サイベースの技術を使って革新的なアプリケーションを作り、その組織に素晴らしい成果をもたらした特定の顧客、または、パートナーに対して授与されます。

Sybase Innovator Awardsの概要

Sybase Innovator Awardsは、サイベースの技術を使って、革新的なアプリケーションを創出したことを評して授与されるものです。審査対象は、サイベースの顧客企業、もしくは、パートナー企業であり、例年、全世界で数社程度が授与されます。

具体的には、下記3つの観点で評価されます。

  • データ管理

    堅牢なデータアクセスと移動を可能にするアプリケーション

  • データ分析

    データ資産から新たな価値を生み出すアプリケーション

  • データモバイル化

    企業のモバイル化、もしくは、モバイル・メッセージング・サービスを実現するアプリケーション

NTTデータは、高速データ分析プラットフォーム「Sybase RAP - The Trading Edition®」およびリアルタイム・データ分析エンジン「Sybase Aleri® Streaming Platform」を使って、高度なセンサ・データ分析により橋梁異常を検知するアプリケーションを作成したことを評価され、「2011 Sybase Innovator Awards」に選ばれました。

大規模リアルタイム・データ分析実証実験の概要

NTTデータの「ビジネス・インテリジェンス(以下、BI)」の取り組みでは、次世代のビジネスインテリジェンスであるプロアクティブ型BI(ユーザ行動や事象の把握により、サービスや情報を先回りして提供するタイプのBI)の実現に向けて、ライフ・ログやセンサ・データなどを対象とした大規模リアルタイム・データ分析の技術開発を進めています。

実証実験を行った橋梁モニタリングシステム「BRIMOS」では、橋梁に設置された数十個のセンサが、傾斜、振動、ひずみなどの物理量を測定し、毎秒数千件ものデータを出力します。今回の実証実験では、定型的な変換処理や、複数センサのデータを総合的に判定して異常状態を検知する処理をサイベース製品により実装し、十分な処理性能を発揮できることを確認しました。また、センサ数10,000個を想定した実験においては、毎秒数十万件のデータに対し、上述の複雑かつ高度な分析をリアルタイムに分析できました。

詳細につきましては、下記プレスリリースをご覧ください。

参考

当社プレスリリース

注釈

  • 「BRIMOS」は日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

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