飛行経路設計システム「PANADES®」がミャンマー連邦共和国への無償資金協力による調達機材として採用

サービスインフォメーション

2013年9月20日

株式会社NTTデータ

NTTデータが提供している飛行経路設計システム「PANADES®」は、独立行政法人国際協力機構(以下、「JICA」)の無償資金協力により、ミャンマー連邦共和国が2013年9月6日に入札調達を実施した「全国空港保安設備整備計画」の機材一式について、機材のひとつとして採用されることとなりました。

本システムは、ミャンマー現地へ設置・据付され、2014年5月に運用開始予定です。

「PANADES」の海外導入については、タイ、インドネシア、ベトナム、ラオスに続き5カ国目の導入となります。

背景

ミャンマー連邦共和国においては、今後の経済発展に伴って航空需要がさらに増加していく傾向にあることから、JICAによる無償資金協力として、持続的経済成長のために必要なインフラや制度の整備等の支援の一環として、飛行経路設計システムを含め、航空保安無線施設などの航空交通の安全性向上に資する機材ならびに消防車両やX線検査装置など空港の保安に資する機材の整備にかかる支援を行うこととしています。

経緯

今回、JICAは「全国空港保安設備整備計画」の無償資金協力を行い、ミャンマー連邦共和国はこれの調達にかかる競争入札を行った結果、当社の「PANADES」が機材のひとつとして採用されました。

PANADESについて

PANADESは、国際基準に基づいて航空機の飛行する経路の設計を行うためのシステムです。飛行経路の設計においては、設計する箇所ごとに航空機性能や地形・人工障害物・気候条件などを考慮したうえで、航空機の特性に応じた各種パラメーター計算や複雑な幾何計算など、緻密な計算を正確に行う必要があります。PANADESは、こうした飛行経路設計業務における複雑な計算の多くを自動的に処理する機能を実装しており、できるだけ少ないパラメーター入力で飛行区域が自動的に作成できることが特長です。これにより飛行経路の設計作業時間の短縮や、設計結果の品質及び信頼性の確保、飛行経路の安全性向上を図ることができます。

PANADES画面イメージ

【画面イメージ】
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今後について

NTTデータでは、東南アジア諸国を始めとした各国に対して当社グループ会社等と連携し、PANADESの販売拡充、及び航空管制にかかるソリューションの提案・販売を図っていく予定です。

注釈

  • 「PANADES」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
公共システム事業本部
第一公共システム事業部
伊神、山田
TEL:050-5546-2289