次世代の人材育成を目的とし、「RPAモデル授業」を埼玉幸手桜高校にて実施

サービスインフォメーション

2019年3月19日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、RPA人材のさらなる裾野の拡大を見据え、埼玉県立幸手桜高等学校(西木成男校長、生徒数約600人、以下:幸手桜高校)に全面協力し、NTT研究所が2010年に開発したRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソリューション「WinActor」を使用した「RPAモデル授業」を2019年1月17日、24日に実施しました。

高校生を対象としたWinActor授業は、日本初の試みとなります。

NTTデータは、今後もRPA人材育成に向けての支援を行っていくとともに、さらなる効果的な学習モデルの開発に取り組んでいきます。

背景

経済協力開発機構(OECD)の予測では、日本の労働力人口の7%の仕事が2020年までに自動化により消え、さらに22%の仕事の内容が大幅に変わるといわれています注1。また、2022年からの改訂高等学校学習指導要領では、社会構造や雇用環境、情報化やグローバル化が進展する社会の急速な変化に対応すること、さらに商業科の改善・充実事項の1つに、「プログラミングとシステム開発に関する知識と技術の一体的な習得」も掲げています注2

幸手桜高校では、このような高等学校学習のありかたの変化をふまえ、WinActorを学ぶことで、生徒のビジネスに対する意欲の喚起、業務改善に向けた意識の向上を期待しています。また、RPAを使いこなし活用できる人材の育成が、学校現場で求められているとして、商業教育における次世代のプログラミング教育を検討していました。

NTTデータは幸手桜高校より依頼を受け、これまで1,900社以上のさまざまな業界・業種にWinActorを提供し、定型業務の省力化、作業効率と品質の向上に貢献してきたノウハウを生かして、今回のRPAモデル授業へ全面協力することとなりました。

図:授業風景

RPAモデル事業のカリキュラム

NTTデータは授業にWinActor研修認定講師を派遣し授業の支援を行いました。

開催日2019年1月17日、24日
対象者情報マネジメント系列を選択している3年生約60人
(「ビジネス情報」の授業内で開催)
内容実際にWinActorとチュートリアルアプリケーションを用いながら、基本的な機能である(1)自動記録機能(IEモード)、(2)自動記録機能(エミュレーションモード)、(3)画像識別機能(画像マッチング)、(4)Excelファイル操作の方法を学ぶ

今後について

NTTデータは、今回のような取り組みは、RPAエンジニア不足という課題解決につながるとともに、授業で培われた高校生の柔軟な発想を取り入れることで、企業の生産性向上および付加価値の高い人材育成に資すると考えています。今後もRPA人材育成に向けての支援を行っていくとともに、さらなる効果的な学習モデルの開発に取り組んでいきます。

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  1. 無料でWinactorの基礎が学べる<RPA入門講座>、シナリオの作成における「これはどうやるの?」を解決する<これで解決!WinActor シナリオ作成講座『よくある操作編』>がすぐに利用できます。

注釈

  • 「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部
デジタルソリューション統括部
RPAソリューション担当
中川、標、水谷、安永
https://winactor.com