脳情報推定技術「NeuroAI®」を活用した「CM評価・予測モデル」を構築 ~CM総合研究所のCM好感度予測システム「Mnavi」として広告評価サービスを開始~

サービスインフォメーション

2019年7月4日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、脳情報推定技術「NeuroAI®」を活用した「CM評価・予測モデル」を構築し、CM総合研究所(株式会社東京企画、本社:東京都港区、代表取締役社長:関根 心太郎、以下:CM総研)のCM好感度調査予測システム「Mnavi注1」に採用されました。

本サービスは、コマーシャル映像から好感度をはじめ購買意向度、好感要因をオンエア前に予測できるシステムです。CM総研が保有する純粋想起によるCM好感度を「NeuroAI」の予測対象として、動画データから視聴時の誘起印象、脳情報を推定し、当該CM好感度を事前に予測・推定します。

NTTデータは、今後も「Mnavi」のサービス提供における技術サポートを行うとともに、「NeuroAI」を活用した新たな行動予測モデルの研究開発や広告評価サービスの機能強化を目指します。

背景

NTTデータは、「脳情報通信ラボ注2」の取り組みにて、脳活動計測を伴わない誘起印象推定(コンテンツを視聴した際に脳がどのように感じたか、脳にどのように伝わっているか)等の脳情報推定技術「NeuroAI」を開発、提供しています。今回、「NeuroAI」を活用した「CM評価・予測モデル」で予測することにより、放映前のCM好感度を秒単位で予測・評価が可能となり、深層学習のみでの予測より高い精度結果となる点が評価され、CM総研のCM好感度調査予測システム「Mnavi」に採用され、実証実験などを経てサービス開始となりました。

「Mnavi」について

「Mnavi」は、「NeuroAI」を活用し、映像からCM好感度をはじめ購買意向度、CM好感要因をオンエア前に予測できるシステムです。ワンフレームごとの画像特徴量を算出したうえで毎秒の脳活動を予測するため、CM好感度の有無だけでなく、出演者、シズル表現、テロップ、音楽といったクリエイティブの効果検証に対応可能です。さらに15秒と30秒での効果の差異、競合ブランドとの比較など多角的な検証も可能です。

NTTデータでは、「NeuroAI」を用いたクラウドサービス「D-Planner」”とコンテンツ×業務データ分析サービス”の2つを提供し、コンテンツ、動画、写真等の非定型データのデジタル化、分析、改善を支援しています。CM総研が保有する純粋想起によるCM好感度を「NeuroAI」の予測対象として、動画データより視聴時の誘起印象、脳情報を推定、当該CM好感度を事前に予測・推定します。

今後について

NTTデータは、今後「Mnavi」のサービス提供における技術サポートを行うとともに、脳情報推定技術「NeuroAI」を活用した各広告への対応、広告評価サービス強化向けた研究開発や広告評価サービスの機能強化を目指します。

参考

「NeuroAI」について

「NeuroAI」は、コンテンツ視聴時の視聴者の脳活動予測し、その脳活動からコンテンツ視聴により誘起される行動・広告視聴データ等を推定する技術です。
http://nttdata-neuroai.com/

注釈

  • 「NeuroAI」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部
第一営業担当
日高、宮坂、角
TEL:050-5546-2895
E-mail:neuro-biz@kits.nttdata.co.jp