2019年11月13日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、飛驒信用組合とAIによる顧客ターゲティングに関する共同研究を2019年7月から開始し、金融サービスを利用する見込みの高い顧客を高精度で予測するAIモデル作成の実現性を確認しました。
本共同研究は、飛驒信用組合が保有する過去の各種情報をAIに学習させ、個人向けサービスの利用見込みが高い顧客を抽出し、リスト化するものです。今回の共同研究では、NTTデータがこれまで基幹系システムの開発・運用で培った業務ノウハウをもとに、信用組合のビジネススピードの加速や競争力強化に貢献する新規サービスを個別の信用組合と共同で検討します。
今後、NTTデータは共同研究で得たノウハウを活用し、システム構築のみならずAIなどの新しい技術を用いたサービスを検討し、より各信用組合の業務の効率化・高度化に資するサービスの提供を目指します。
近年、人口減少・高齢化の進行、低金利環境の長期化等、金融を巡る環境が大きく変化してきているなか、金融機関では業務効率化や、非資金利益の新たな獲得方法を模索している状況です。また、信用組合業態においては、地域金融の特長である「顔の見える金融」の方針に沿った渉外業務のさらなる強化が求められています。
このような背景から、NTTデータは渉外業務の強化を図るため、AIを活用した顧客ターゲティングサービスを検討しています。一方、信用組合においては、訪問先を渉外員の経験やスキルによって選定することが多く、効果的でタイムリーな渉外業務ができていないという課題があり、今回、飛驒信用組合と共同で個人向け顧客ターゲティングと業務検証を実施することとなりました。
NTTデータでは、お客さまの業務をより深く理解しながら、AIなどの新しい技術を活用してお客さまの事業成果に貢献するサービス提案を目指しています。今回の共同研究で得たノウハウを活用しながら、各信用組合、さらには信組業態全体が必要としているサービスを検討していきます。
共同研究は、NTTデータがこれまで基幹系システムの開発・運用で培った業務ノウハウをもとに、信用組合のビジネススピードの加速や競争力強化に貢献する新規サービスを個別の信用組合と共同で検討します。
今回は、飛驒信用組合が保有する過去の各種情報をAIが学習することで、個人向けサービスの利用見込みが高い顧客を予測し、見込みの高い順に取引先をリスト化します。また、2019年10月から2020年3月をめどに、作成したリストを飛驒信用組合の営業活動の現場で使用し、渉外活動における効果を検証します。
信用組合の各種情報をもとに、個人向けサービスを利用する見込みの高い顧客を高精度で予測するAIモデルが作成できることを確認。
2020年3月末までの期間でAIによる顧客ターゲティング結果を反映したリストを実際に使用し、飛驒信用組合の業務に対する効果検証を実施します。
また、より汎用的な予測モデルを作成することで、信組業態全体の展開を見込んだ検討を実施していきます。
株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
しんくみ事業部
信用組合担当
平井、細野、福島
TEL:050-5546-8299
E-mail:shinkumi-ai@kits.nttdata.co.jp
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