臨床検査向けサービスL-AXeS®がEMシステムズ社 クラウド型電子カルテとデータセンター間連携サービスを開始

サービスインフォメーション

2020年1月31日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)の、臨床検査向けネットワークサービス「L-AXeS®」(読み:エルアクセス)は、株式会社EMシステムズ(以下:EMシステムズ)が提供する電子カルテ・レセコン一体クラウド型診察支援システム「MAPs for CLINIC注1」(読み:マップス フォー クリニック)と新たな設備を用意せず簡単な操作で容易に検査情報のオンライン送受が出来るデータセンター間連携サービスを1月より提供開始しました。

本サービスは、臨床検査業務における検査依頼・結果報告を、オンライン上でセキュアに実施可能とする共同利用型サービスです。今回の連携サービスは、クラウド型電子カルテとのデータセンター間連携によるサービスの初めての提供となります。これにより、MAPs for CLINICを利用する医療機関では、新たに回線やソフトウエア等の設備を用意することなく、また、電子カルテの操作のみで、L-AXeSのセキュアなネットワークを利用して臨床検査会社との検査依頼・報告の情報が容易に連携可能となります。

NTTデータは今後も、L-AXeSをはじめとした付加価値サービスの提供を通じて、臨床検査分野におけるニーズの実現や課題の解決サポートに引き続き取り組んでいきます。

背景

近年、ITにおけるクラウド活用が進む中、医療機関におけるIT活用において、電子カルテなどのクラウド型サービスが増加しています。

L-AXeSは、2015年12月よりサービス提供を開始し注2、現在大手の臨床検査会社をはじめ臨床検査受託シェアでは半数以上となる10社以上と契約しており、国公立の大規模病院から診療所まで、幅広い医療機関が利用しています。一方で、利用者である臨床検査会社や医療機関からは、本サービスをより一層簡単に利用したいとの要望がありました。そこで今回、L-AXeSを医療分野における情報通信サービスにおいて実績のあるEMシステムズの電子カルテ・レセコン一体クラウド型診察支援システム「MAPs for CLINIC」とデータセンター間で連携することとしました。

今回のデータセンター間連携は、NTTデータとしてクラウド型電子カルテへの初めてのサービス提供となります。

概要

L-AXeSは、NTTデータがこれまで培ってきたノウハウを活用することで、医療機関と臨床検査会社間における検査依頼・結果報告の授受について、適切なセキュリティーレベルを確保しつつリーズナブルなコストでオンライン化を実現する共同利用型のサービスです。

今回の連携サービスの提供により、MAPs for CLINICを利用する医療機関は、新たに回線やソフトウエア等の設備を用意することなく、また、電子カルテの操作のみで、L-AXeSのセキュアなネットワークを利用して臨床検査会社との検査依頼・報告を、早期かつ容易に行うことが可能となります。

さらに、医療機関の電子カルテと検査会社の連携による、診療情報と検査情報のさらなる有効活用や付加価値向上への寄与にもつながります。

図:提供イメージ

図:提供イメージ

今後について

今後NTTデータでは、L-AXeSのサービスメニューの拡充、連携サービスの提供を検討しています。またL-AXeSをはじめとした、付加価値サービスの提供を通じて、医療情報の安心安全な利活用等、臨床検査分野におけるニーズの実現や課題の解決をサポートし、患者さんおよび医療関係者に貢献できるよう、引き続き取り組んでいきます。

注釈

  • 「L-AXeS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名等は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二公共事業本部
ヘルスケア事業部
第一統括部
クリニカルデジタルネットワーク担当
田中、池、西村、芝崎
TEL:050-5546-8632