2022.03.16

「ManaPlaS®」を中心に、インフラ関連のマネジメント業務をDX

あらゆるシステムが、ネットワークなしに成り立たない現代。ネットワークの規模はますます巨大になっており、接続する端末の管理にも膨大な労力がかかるようになっています。また、ネットワークの敷設工事なども、多くの場合はメールや電話などでオペレーターが対応し、日程調整や協力会社の手配などを行っているのが現状です。このマネジメントの領域に、最先端のテクノロジーで挑んでいるのが、北川正樹が部長を務めるサービスイノベーション統括部です。さまざまな事業部と連携して幅広い業界のプロジェクトに参画しているとともに、社内のネットワーク関連のマネジメント業務のDX推進も担っています。

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北川 正樹
コンサルティング&ソリューション事業本部
ネットワークソリューション事業部 サービスイノベーション統括部
サービスイノベーション担当 部長

1998年に入社し、ビジネスパーソン向けポータルサイトを運営するサービスでシステム運用を担当。2002年、インフラ系の部署に異動し、各種プロジェクトのシステム基盤の構築に従事。また、三鷹にある自社データセンター構築も担当する。2018年、法人ソリューション事業推進部に異動し、戦略検討を担当。2020年から、NWS事業部。企画担当を経て、現ポジションに就任。「ManaPlaS®」や「無線LANおまかせ」、「Connecure」の企画型サービスのPMを担当している。

DXの下地が整い、いよいよ活用のステージへ

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北川が率いるチームは、他部署と連携し、さまざまなプロジェクトのインフラ構築を手掛けています。特徴は、インフラの監視・運用を効率化するクラウドサービス「ManaPlaS®(マナプラス)」により、お客様のネットワーク関連のマネジメント業務に対して、イノベーションを目指していることです。「ManaPlaS®」は、ネットワークの運用状況を可視化できるDXツールです。たとえば、数百店舗を持つお客様のネットワークの現状を把握できたり、各店舗でのネットワーク敷設作業予定日を確認できます。

台風などの大規模災害時にも『ManaPlaS®』は威力を発揮します。従来は、災害時に故障が起こると、担当のエンジニアが大会議室に一堂に会し、どこで何が起こっているのか、1時間ごとに定時報告するのが、一般的な運用でした。その点、『ManaPlaS®』なら、ダッシュボードでタイムリーに対応状況を把握できるため、定期的な会議室招集はしません。

このほか、高度オートメーション化施策として、Ansibleを用いた各種業務の自動化を推進しています。一部業務では、Excelベースの機器設定情報を取り込み、自動で複数台の機器にConfigを流し込み機器の設定を完了させてしまう所までは実現しています。なお、このシステムもWeb UIに変更予定となっています。

2022年現在、全国に多店舗展開している流通系の企業をはじめ、数十社にサービスを提供しています。また、社内のネットワーク関連の運用改善にも、同部署は貢献しています。

私たちネットワークソリューション事業部は、社員が300人所属する大所帯です。他の部署と比較すると倍ぐらいの人数になります。人力に頼っているぶん、それだけデジタル化の余地があるということでもあります。自社のDXの経験を知見に変え、お客様への生きた提案につなげたいと考えます。

データ活用の利便性を実感し、周囲からの期待が高まっています。今後、開発スピードを加速させ、AI等も組み合わせた分析などにも組み込み、マネージド領域の業務変革をスピードアップしていきます。

たとえば、AIがネットワークの利用状況を自動で分析し、『そろそろ帯域を増やしたほうがよい』など提案できるようになればと考えています。将来的には、店舗のネットワークの利用状況から、顧客が見込める地域を推測して出店を提案するといったことや、IoTと組み合わせて混雑予測などもできるかもしれません。今は、データが集まり、分析や今後の予測につながる下地ができたところ。新たな展開は、まさにこれからです。

先が見えないからこそ、飛び込まなくては始まらない

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仕事と向き合うスタンスを語るとき、北川はフランクに「まずは、飛び込んでみなよ」と言います。自身のキャリアが、未知の領域への挑戦の連続だったためです。

経験があるに越したことはありませんが、だれでも最初は未経験です。きちんと育てる文化がNTTデータにはあります。私も、その環境でエンジニアとして成長し、キャリアアップできたので、間違いありません。

それに、挑戦するマインドが求められるのは、先進的なITの分野なら、なおさらとのこと。もともと、ITは何かを実現するための手段でしたが、近年はITを利用することで、新たな可能性が発見できるケースもあります。

お客様の経営層も、今はそのような認識だと思います。お客様が、デジタル化の可能性を手探りで模索しようとしているときに、ITの専門家である私たちが、二の足を踏んでいては、ニーズからどんどん離れていくでしょう。

また、DXは最初から完成形を目指すのではなく、試行錯誤しながら徐々に進めるのが大切だと北川は考えます。

一気に変えてしまうと、エンドユーザの中にはついてこれない人も多く、拒否反応が起こるからです。DXは少しずつ進めて、気づかれないうちに便利になっているのが現実的だと思っています。1年を振り返って、こんなに変わっていたのかと気づかれる状態を目指したいですね。

最先端の技術と、あらゆる業界のプロジェクトに挑める

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同部署は、SalesforceServiceNowといった新しい技術に触れる機会が多く、単一のプロジェクトではなく、社内の各部署と連携するため、さまざまなプロジェクトと接点があります。

製造、流通、金融、公共など、NTTデータはそれぞれの事業部で幅広い案件を手掛けています。どのプロジェクトでもネットワークは必要で、私たちは様々なプロジェクトで連携しています。

業界ごとに課題はさまざまで、お客様や仲間であるエンジニアの考え方も多様です。それらに触れることで、知見を大きく広げられます。

自分の知らない業界であっても、NTTデータにはたくさんの事業部があり、その知見を共有できます。そのため、ご自身に業界知識がなくとも、仲間と議論しながらお客様に最適な提案を模索することができます。

また、一昔前はマネジメント領域の利便性向上にコストをかけることは、多くのお客様にとって懐疑的なことでした。しかし、近年はDXがフォーカスされ、この領域へもニーズと期待が高まっています。

そのような意味で、チャレンジできる状況にあると言えます。この部署にはトライを奨励する文化もあります。インフラの新しい技術を獲得したい人にとって、絶好のチャンスだと思います。

【参考】コンサルティング&ソリューション事業本部とは?

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北川の所属するネットワークソリューション事業部は、NTTデータのなかのコンサルティング&ソリューション事業本部に属しています。コンサルティング&ソリューション事業本部は、デジタル変革のためのソリューションやサービスによって、お客様の事業発展を支えるミッションを担う全社横断組織です。さまざまな業界のお客様に対して、ビジネス観点と磨き上げたソリューションで課題解決にアプローチし、お客様と共に、経営環境にイノベーションを起こします。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです