2022.03.22

地図情報やIoT情報といったデジタルを活用することにより、実世界空間で行われているモノ・コトをより便利に、より効率的に変革することを目指し、大場敏文は、地図情報をリッチ化して提供する「BizXaaS® MaP」を2003年に企画・開発。以来、提供するデータの種類を増やし、データを活用する技術を高め、新たな機能をサービスとして作り続けてきました。近年は、AIやビッグデータの技術を取り入れ、「BizXaaS® MaP」はよりリアルタイムに私たちの社会を捉え、情報として提供できるように進化しています。可能性に満ちた地図情報の領域に取り組む、同部署を紹介します。

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大場 敏文
コンサルティング&ソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
デジタルワークスペース統括部 地図情報ビジネス担当 部長

1998年入社。GIS(地理情報システム)技術によるプロジェクト支援、地方自治体GISシステム開発やコンシューマ向けケータイ地図サービス企画開発に従事。2003年にクラウド型地図プラットフォーム「BizXaaS® MaP」を立ち上げ、以降「BizXaaS® MaP」を活用した業務システムの開発(信託銀行、不動産ディベロッパー、コンビニ等)を経験。その後も継続して地図情報、位置情報、GIS、クラウドに関する事業を手掛ける。現在、企業活動を変革する地図情報ビジネスをリード。

20年来進化を続け、ついにAIによる人流予測も可能に

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大場のチームは、住宅地図をはじめとした多彩な位置情報コンテンツと各種アプリケーションをワンストップで提供するクラウド型プラットフォーム「BizXaaS® MaP」を運営しています。これは、NTTデータのオリジナルプラットフォームです。

サービス提供しているお客様は、金融、不動産、小売、自治体など多岐にわたります。独自のプラットフォームをアセットとして保持してお客様に早く安くデリバリし、サービス提供の形態をとるストック型の事業構造が強みです。

また、既存ビジネスのベースを持ちつつ、新たな成長に向けて積極的に投資できる点も同事業の特長です。BizXaaS® MaPは、市場のニーズに合わせてコンテンツやアプリケーションを追加し、プラットフォームのケイパビリティを上げてきた20年来のサービスとなっています。

当初のBizXaaS® MaPは、地価、用途地域、人口などの情報を、地図に重ね合わせて提供するサービスでした。地図や関連コンテンツの更新をクラウド側に任せることで、利用企業は本来業務に集中することができます。

近年ではセンサ技術(IoT)や高速処理技術(AI)の進化により、秒単位で取得される大量のセンサデータをリアルタイムに処理し、“動的なデータ”をGISで扱えるようになりました。これにより、「いま現実世界で起きていること」をもとに、迅速に意思決定を支援することが可能になります。

その中で、私たちが着目したのは『人流』です。AI技術を活用することで、ピンポイントで正確な人流情報を提供しています。たとえば、店舗の前の道路をどれだけの人数が通るのか、までわかります。このサービスによって、マーケットの規模や売上の予測に役立てられるのではないかと期待しています。

さらに、リアルタイムな人流情報の把握だけでなく、人流を未来予測するサービスも提供しています。人流の活用領域は小売や不動産ディベロッパーに留まらず、スマートシティで期待される地域単位での人の回遊施策や街づくりなどにも活用できるのではないかと、大場は考えています。

天候情報、街の駐車場にある監視カメラ映像など、世の中にはさまざまなセンサデータが溢れています。それらを統合し、処理する技術を開発することで、地図情報はもっとリアルな世界に近づき、新たな価値を提供できるようになります。その追求を続けたいと思います。

自ら仕事をつくること、それを世の中に残すこと

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大場は、大学院時代にマルチメディアを研究し、情報と情報を複合させることで新しい価値を生み出せないかを模索していました。その延長で、地図と情報を組み合わせて価値を産み出すチャレンジを続けていたと言います。

NTTデータ入社後、その構想をBizXaaS® MaPとして形にするチャンスを得ました。プロトタイプをお客様に提案したところお客様に価値が認められ、実用化へと進んでいきました。これが、自らアセットを持ち、仕組みを残していくことに大きな手応えを感じた原体験でした。

その思いが強くなったのは、新たに家賃保証会社を立ち上げるお客様のため、IT部門の支援でスタートアップに関わったときのことです。

そこには多様なバックグラウンドを持つスタッフが集まっており、働く動機も、人生における仕事の位置付けもさまざまでした。経営側は、その仲間たちが人生の時間を使って安心して力を発揮できる場を、仕組みとして作り出す責任がありました。それが、自らアセットを持ち、世の中に仕組みを残すことにもリンクし、その思いがより強くなりましたね。今もこの思いが私の原動力です。

自らのアイデアを、3ヶ月でアセットに落とし込み、世に問える

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今、私たちが生活する実世界とサイバー空間が融合した新たなデジタル社会「デジタルツインコンピューティング」が注目されています。同部署では、今後もIoT/AI等の先進技術と地図情報/GISソリューションを掛け合わせて、新しいビジネスを創出していきます。

実際、新しいアイデアのサービスをつくっては、お客様に提案し、トライ&エラーを繰り返してBizXaaS® MaPは成長を続けています。

個々のプロジェクトは、3ヶ月ほどでアセットにしていくスピード感で進めています。最終的なゴールは遠くても、何らかのサービスとして少しずつ世に出していくイメージです。サービスの企画開発にあたっては、メンバー一人ひとりが、自らアイデアを出し、行動できる職場です。一人称でやりたい仕事を進めたい人が活躍できると思います。

お客様も現状を打破するきっかけとして、DXの可能性に期待しています。私たちはより良いデジタルソリューションを仕組みとして世に出していかなくてはなりません。

そのためにも、技術を追究して自分の力として蓄え、能力を上げたい方は大歓迎です。ぜひ、一緒に『BizXaaS® MaP』を育てていきましょう。

【参考】コンサルティング&ソリューション事業本部とは?

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大場の所属するデジタルビジネスソリューション事業部は、NTTデータのなかのコンサルティング&ソリューション事業本部に属しています。コンサルティング&ソリューション事業本部は、デジタル変革のためのソリューションやサービスによって、お客様の事業発展を支えるミッションを担う全社横断組織です。さまざまな業界のお客様に対して、ビジネス観点と磨き上げたソリューションで課題解決にアプローチし、お客様と共に、経営環境にイノベーションを起こします。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです