2022.03.28

「ママになっても営業の前線で働きたい」「男性の育休取得は特別ではない」 NTTデータで働くママ・パパのリアルなライフとワーク

NTTデータでは、社員が安心して出産・育児等のライフイベントと仕事を両立してキャリアを継続できるよう、出産休暇(以下、産休)や育児時間・育児休職(以下、育休)・短時間勤務の充実やテレワーク推進、そしてそれらの制度を利用しやすい環境整備を進めています。今回ご紹介するのは、産休・育休を取得し、現在は営業職に復帰している福永と、お子さんが生まれて間もなく1ヶ月の育休を取得した蔀(しとみ)。2人の産休や育休取得当時のエピソードを通して、NTTデータで働くママとパパのリアルをお届けします。

Index

福永 涼(ふくなが りょう)
テレコム・ユーティリティ事業本部
ユーティリティ事業部
企画営業統括部 企画営業担当

2014年新卒入社。入社以来、電力会社の顧客営業を担当し、2018年から電力会社3社と共同運営する「グリッドデータバンク・ラボ」の営業に携わる。2020年2月から2021年3月まで産休・育休を取得。2021年4月より電力会社の顧客営業として復帰し、豊洲本社にある社内託児所を活用しながらフルタイムで勤務にあたっている。
※今回の取材には、お子さんも一緒に参加していただきました。

蔀 穂高(しとみ ほだか)
公共統括本部 社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部
スマートビジネス統括部 営業企画担当

2020年4月、経験者採用でNTTデータに入社。地理情報システムを用いた通信設備の管理システムの顧客営業を担当。子どもが生後3ヶ月になるタイミングで約1ヶ月間の育休を取得。現在は地理空間コンテンツの配信サービスの新規立ち上げや、ユーザー発掘に向けた営業活動を担う。

産休前の業務調整や、復帰後の不安に寄り添ってくれた上司やチームメンバー

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― 産休・育休取得前の担当業務や働き方を教えてください。

福永
産休・育休前は、東京電力パワーグリッド、中部電力、関西電力、NTTデータの4社にて運営している「グリッドデータバンク・ラボ」の営業に携わっていました。休暇取得前は営業として多くの会社にラボの宣伝や説明を行うという業務の特性に加えて、当時は新型コロナウイルスの流行以前ということもあり、毎日のように外出していました。

しかし、出産が近づくにつれて、移動が厳しくなっていきました。それからは上司やチームメンバーに体調を気遣ってもらい、外出頻度を抑えられる業務に変えてもらいました。

― 産休に入る前は、復帰後の働き方についてどのような不安がありましたか?

福永
私は営業の仕事がとても好きで、育休から復帰した後も営業として前線で活躍したいと考えていました。上司にも復帰後の希望は伝えていましたが、小さな子どもがいると、今までのような働き方は難しくなるかもしれないと不安を感じていました。現実的な制約があると想像される中でも、上司から「活躍できるポジションを一緒に考えていこう」と言ってもらえたことが、とても心強かったですね。

男性が約1ヶ月間育休を取得することに、あたりまえのように対応してくれた

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― 育休取得前の業務について教えてください。


地理情報システムを使った通信設備管理システムの顧客営業として、現行システムの更改に向けた提案活動を進めていました。

― 育休を取得した流れは、どのようなものでしたか?


子どもが生後3ヶ月になる頃に約1ヶ月取得しました。当時、部署内では男性の育休取得例が少なかったのですが、私は男性も当たり前に取得するべきだと考えていましたし、私が良い事例になればいいという気持ちもありましたね。

育休取得について上司に相談した際には、特に驚かれることもなく、良い意味で淡々と対応してもらいました。特別扱いされなかったのは、むしろ嬉しかったです。

― 育休取得前には周囲からのサポートがあったそうですね。


はい。実は私が育休に入る2日前、引継ぎを進めていた新規案件の提案内容について、急遽大きな変更が必要になってしまったんです。

今後の提案の方向性も明確に定まらない状態のまま、現状整理を伝えることしかできず申し訳ない気持ちもありましたが、上司、先輩方を中心にチームの皆さんにサポートしていただき、私が休職中も滞りなく提案活動を続けてもらうことができました。

孤独になりがちな産休・育休中も、定期面談で感じられた”つながり”

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― 休暇中にも職場の方々と交流はありましたか?

福永
休暇中も上司とは定期的に電話で面談を行い、復帰後のポジションや仕事の進め方について相談できていました。その他にも、プロジェクトやチームの状況について共有してくれました。「復帰後はこういうポジションがいいのではないか」といった話もしてくれました。

産休・育休中は孤独になりがちなので、チームの一員であることを感じられるコミュニケーションは本当にありがたかったです。また、産後多少落ち着いてからは、子どもを連れて同僚とランチをしたり、連絡を取り合ったりしていました。

― 復帰後のポジションについて教えてください。

福永
実は、自治体の保育園の抽選に落ちてしまったのですが、上司と相談し、豊洲本社にある社内託児所に子どもを預けることを前提としたポジションを検討いただけることになりました。おかげさまで復帰時は、数年前に一度担当させていただいたお客様とメンバーがいるプロジェクトにアサインしていただきました。馴染みがあって復帰しやすいだろうと、上司が配慮してくださったことに、本当に感謝しています。

現在は子どもと一緒に豊洲に出社し、託児所に子どもを預けた後、フルタイムで業務を行っているのですが、希望に叶うポジションで復帰できたと満足しています。

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福永の1日のスケジュール。子どもがいると、いつ呼び出しがあるかわからないため、期限のあるものは前倒して進め、万が一自分が抜けても大丈夫な状況をつくることを意識して業務を行っている。

育児の大変さ、男性の育児参加の重要性を痛感した休暇期間

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― 育休中の過ごし方を教えてください。


育休中は、料理をはじめとした家事全般を私が中心に行うようにしました。育児についても、授乳などのママにしかできないこと以外は、極力私がやるように意識していました。
生まれて間もない子どもとは会話で意思疎通が取れず、覚悟していたとはいえ、やはり大変でした。仕事との両立はさらに大変でしょうし、ワンオペで育児をしているママ・パパに対する尊敬の念はより強くなりました。

― 男性の育休取得についてどのように考えていますか?


ダイバーシティや男女平等が叫ばれる中で、そもそも「女性しか育休を取得しない」という考え方は偏っていると思います。私自身、育児の大変さを実感して、男性の育休取得は当たり前になってほしいとより一層強く思うようになりました。

復帰後は、別のプロジェクトで育休取得を考えている男性社員から相談されたり、社内ラジオに出演して育休中の話をしたりする機会などもありました。以前は男性の育休取得例が少なかったとはいえ、やはり関心を持っている人は多いのだと感じましたし、周囲の人に多少なりとも影響を与えられたことで、育休を取得した意味があったと思いました。

復帰して実感した、”働くママ”の多様なキャリアと働き方

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― 出産後のキャリア観について教えてください。

福永
子どもは大人と違って、その行動をコントロールすることができません。当然、仕事より子どもを優先する場面も出てきます。キャリアビジョンを明確に決めるというよりは、柔軟に対応することが大切だと思います。今の私のキャリアの目標は「ずっと働き続ける」こと。もちろん今は子どもとの時間を大切にしたいと考えていますが、いつかは親の手を離れていくものですから、その後の人生も見据えて、働き続けたいですね。

― 産休・育休と復帰後の業務を経て感じた、NTTデータの魅力を教えてください。

福永
一人ひとりのライフとワークに応じて、仕事内容や働き方を柔軟に変えられるところだと思います。私はフルタイムで勤務していますが、時短勤務という選択もあります。

また、「営業として前線で働きたい」という想いは今のところ叶えられていますが、どうしても難しい状況になれば、もっと日々の稼働量を平準化できるポジションに異動するという選択肢もあります。

いずれにしても、NTTデータであれば、今後も長く働き続けることは可能だと確信しています。

なにより一番感謝しているのは、上司や周りの仲間たちの存在です。支えてくれる仲間の存在が一番の魅力ですね。

復帰後さらに強まった、”男性の家事・育児への参加の必要性”を広めたいという想い

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― 復帰後の働き方について、教えてください。


私は育休取得以前から裁量労働制であり、現在は在宅勤務です。

裁量労働勤務未時間という仕組みを使って、業務の合間に子どもを入浴させたり、食事を食べさせたりしながらライフとワークの両立を目指しています。

裁量労働制で、かつ在宅勤務だと長時間勤務になる懸念を持つ人もいるかもしれませんが、NTTデータでは毎月の労働時間を管理し、労働時間の超過が続くと裁量労働制ができなくなる仕組みもあり、社員の働き方が守られていると感じます。

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蔀の1日のスケジュール。チャットツールや裁量労働勤務未時間という仕組みをうまく活用し、隙間時間を有効活用。子どもと触れ合う時間を確保するため、より集中して業務に取り組んでいる。

― 育休取得後、キャリア観に変化はありましたか?


NTTデータで実現したいことがあって転職してきたので、キャリアという点ではそれほど大きな変化はありません。

意識の変化があるとすれば、子どもに誇れる仕事がしたいと考えるようになったことです。また、在宅勤務で集中力が途切れそうな時も、子どもと遊ぶことを目標にして意識的に気を引き締められるようになりました(笑)。

また育休を取得して改めて実感したのは、もっと男性も育児に関わるべきだということです。どうしても女性にしかできない役割以外は、男性が率先して行うべきだと感じています。

NTTデータの男性社員の育休取得率は年々増加していますが、今回の企画のような情報発信や日々の働き方を通じて、もっと男性の家事・育児参加の必要性を広めていきたいですね。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです