2023.12.04

大規模金融インフラで、日本の農業の担い手たちを支えたい。 お客様と一つのチームになって、利用者へ“最適”を届ける。

幅広いプロジェクトがあるNTTデータで、自分の可能性を広げたい――。そんな想いから入社した安井真樹子は、入社以来20年間JAバンク事業ひとすじに歩み、現在は担当部長を担っています。超大規模バンキングシステムを提供するこの部門で開発・企画・営業や地方転勤など一通りのキャリアを経験し、「人とコミュニケーションを取りながら進める仕事」に適性を見出した安井。お客様に向き合い続けてきたからこそ見えてきた仕事の意義と、JAバンク事業部に集まる人財への想いについて語ります。

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安井 真樹子
第二金融事業本部 JAバンク事業部
JAシステム営業担当 部長

2002年に新卒入社。システム移行・開発を経験した後、入社7年目にはお客様先である農中情報システム株式会社に出向。2012年にNTTデータ帰任後は、企画担当から福岡でのマイグレーション案件のプロジェクトマネジャー、東京で勘定系システムのリーダーを経験し、2019年より営業担当、2020年より部長に昇格(現職)となる。

農業に携わる人々のために。わかりやすく、扱いやすいシステムを。

農業従事者の所得向上や、頻繁に発生する制度変更、高度な個別対応ニーズ。そんな農業を取り巻く社会課題解決に貢献するのがNTTデータの「JAバンク事業部」「食農ビジネス推進部」です。そのうち、信用分野(銀行業務)を担うJAバンク事業部では、全国の農業協同組合(JA)様で利用される大規模金融インフラを支えています。
主たる役割は、全国530を超えるJAの組合員様や、利用者である農業従事者の方々が利用する金融システムを提供すること。安井が所属するJAシステム営業担当は、お客様の課題解決や利便性向上のための機能追加をはじめとしたシステムの企画提案を行う部門です。

「入社以来、JAバンク様ひとすじです」と語る安井は、JAの共同利用型システムの移行担当に始まり、業務開発やマイグレーション案件のプロジェクトマネジャーなどさまざまなポジションに挑戦してきました。
現在はお客様である農林中央金庫様に向け、安定利用のための追加機能の企画やデジタルサービスの提案などを行っています。

IT技術の進歩に伴って、お客様のニーズも複雑化していくのが常ですよね。しかし、ニーズのすべてに最新の技術を用いることが必ずしも喜ばれるわけではありません。普段からITに慣れ親しんでいる方ばかりではないですし、求められていることはさまざまです。

農業従事者の皆様が金融機関のサービスとしてどのようなことをJAバンクに求めているか、システムでは何が提供できるかを考え、提案する。長年JAバンク業態に携わってきたからこその着眼点で、さまざまな利用者の多様なご要望を想像し、先を見た提案が必要なのだと言います。

ITの提案営業と聞くと、最新技術を用いた華やかな提案をイメージされるかもしれません。しかし、利用者の利便性を思えばこそ、ほんの小さなマイナーチェンジなどの地道な提案も多くあります。私たち営業は、利用者に向き合って柔軟に技術を提供する役割を担っているのです。

初めに技術ありきではなく、あくまでも利用者にとって便利であるか否か。
安井がその想いを抱くに至るまでを紐解いていきましょう。

お客様と一つに、ご利用者様に最大の価値を届けるチームへ。

“利用者にとって最適なものを”。安井がその想いを強くしたきっかけの一つに、農林中央金庫様・JAバンク様へ各種金融情報システムを提供する、「農中情報システム様」への出向経験があります。それは、安井にとって「顧客理解を深める」以上に意味のあるものになったそうです。

出向中の2011年に東日本大震災が発生しました。被害を受けた東北地方を中心に、各地のJAバンク様の状況確認やシステムの復旧・保守などの緊急対応が求められる中、JAバンクを担当するすべての部門がそれぞれの職務を超えて協力し合う姿を目の当たりにしたんです。

未曽有の事態に誰もが混乱する中、それでもお客様の行動は早かったと言います。私たちが提供しているシステムは日本のインフラを支えていて、JAの組合員様や利用者の方々のために、システムでできることをする。お客様の「ユーザーへの想い」は、それまで業務を通じて安井が垣間見ていた以上に強いものでした。

「利用者のために、昼夜休日を問わず、こんなに動くんだ」と、お客様のことを心から尊敬し、一緒に働いていることを改めて誇りに感じました。その難局をともに乗り越えたことで、お客様と一体となって利用者を想う大切さを強く実感できましたね。

「“チーム”とはNTTデータの社員だけで築かれるものではなく、お客様と一つになって初めて完成されるもの」と安井は話します。NTTデータとしてお客様から“チームの一員”と信頼されるに足る仕事をする。それが今でも安井が心がけていることです。
社内にお客様、ひいては利用者のためになる知識を持つ社員が居れば、声をかけて積極的に巻き込んでいくことにもためらいはありません。

「NTTデータさんなら大丈夫だよね」と、私たちの総合力にご期待いただいていると感じることが増えてきました。私一人ではできないことでも誰かが必ず協力してくれる、NTTデータの環境は心強いです。

スピーディな対応か、精度の高い提案か。多様な価値観をお客様のために。

現在、安井はシステム営業担当部長として人財育成や組織開発にも力を注いでいます。JAバンク事業部では経験者採用メンバーも増えており、これまで以上に多様な価値観が共存する組織へと変化しているそうです。
一方で、メンバー全員が共通して抱いているのは「お客様とその先の利用者の役に立ちたい」という志。安井によれば、その想いを同じくしていても、メンバーの個性によって行動にさまざまな違いが表れるのが面白いところなのだとか。

たとえば、ある経験者採用入社のメンバーからは「よりお客様に喜んでいただくために、もっとスピードを重視して提案しましょう!」と意見をもらったことがありました。それは、これまでの私たちのやり方を否定したいのではなく「お客様に喜んでほしい」という真っすぐな気持ちから。お客様の期待に応え続けるために、私たちにできることはまだまだあるのだとハッとさせられました。

提案の精度を上げて的確に課題解決へと導くことと、お客様の声に迅速に応えて安心感を持っていただくこと。「お客様のため」という目的は同じでも、取り得る手段は異なります。安井は、「一人ひとりの人財がそれぞれの個性を発揮することで、組織としてまだまだ成長できる」という手ごたえをつかむことができたと言います。

金融業界経験を持つメンバーの顧客文化の理解力に驚かされたり、若手メンバーたちがお互いのスキルを補い合って切磋琢磨しているのを目にしたり……。成長の種があちこちに芽吹いているので、それをサポートするための指導が私の役割だと思っています。”

「責任を取るから、自分で考えて決めて、やってみなさい」という上司の言葉に背中を押されチャレンジし、成長できたと繰り返し語る安井。上司からかけてもらった言葉を今のメンバーにも伝えていきたいと思っているそうです。

NTTデータにはさまざまな分野に有識者が存在し、活用できるナレッジが豊富です。「お客様に貢献したい」という気持ちで積極的にチャレンジする姿勢があれば必ず成長できます。

そう熱を込めて話す安井の目標は、組織の強みを活かして今以上にお客様へ貢献し続けること。開発から営業、企画、そして管理職というキャリアの中で培ってきた安井ならではの“視点”を武器に、これからも組織をリードしながらお客様のパートナーとして伴走していきます。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです