NTTデータの技術力

NTT DATA's Technology

人によるガバナンスを徹底するモデル品質維持プロセスの可視化を実現

AIを活用する上で課題の1つとなるのは、「モデル品質維持プロセスの可視化」です。データ収集から蓄積、分析、実行まですべてのプロセスを包括し、一気通貫のビジネスモデルを築いたとしても、センサーデータや「個客」の購買行動パターンなどのデータは日々変化していくため、モデルの品質・精度を継続的にモニタリングし、適切なタイミングで更新センサを図る必要があります。

こうしたモデル品質維持プロセスがブラックボックスであったのでは、実際の業務に適用することが難しくなります。生産活動やマーケティングの自動化・自律化を目指すにしても、その先には必ず「人」がいるからです。経営者はAIが導き出す答えをやみくもに受け入れて意思決定を行うことはできませんし、現場の担当者を動かすこともできません。

実際、製造プロセスが規定されているために、安易に変更できないケース、事前に取引先の了承を得なければならないケースなど、人による厳格なガバナンスが求められる局面はいくらでもあります。コンプライアンスや契約内容などのルールに違反しないことを確認したうえで、自動化・自律化およびその後のモデル更新の効果について「なるほど」と腑に落ちさせる説明が不可欠であり、それを実現するのがモデル品質維持プロセスの可視化なのです。

NTTデータは、システムインテグレータの立場から、AI技術を業務に組み込むための仕組み作りを進めています。具体的には、生成したモデルが業務上求められる精度・品質を満たしているかの評価、モデルの品質劣化モニタリングと自動更新、AIによる予測結果を保存する仕組みなど、AIによる予測・判断を業務に組み込む際に必要となる仕組みです。これらの機能を、基盤システムとして整備し、各種機械学習フレームワークを組み合せて利用できるようにすることで、AI技術を活用したお客様の課題解決・業務変革に貢献します。

モデル品質維持機能を持つAIソリューションの例

NTTグループのAIブランド「corevo」によるコラボレーションの加速

NTTグループは、社会的課題の克服や産業競争力の強化を実現するためにAIブランド「corevo」を展開しています。NTTデータは自らが開発した技術に加え、NTT持株研究所が開発したcorevo技術も活用できます。

corevoが提供する技術には、国際技術評価で世界1位の精度を達成した音声認識技術、40年以上の研究蓄積を背景とした自然言語処理や知識処理技術、触覚などの感覚をシステムに導入する技術などがあります。

NTTデータが推進するcorevo技術には、知識が浅い社員を支援する顧客応対技術、審査などに必要な情報を自動収集する技術(エンリッチ技術)、ヴイストン社と連携して開発を進めているコミュニケーションロボットSota、のべ100万台の自動車データを分析して渋滞を緩和する技術などがあります。

お知らせ

レポート&コラム

田中 秀彦

ビジネスに変革をもたらす最新技術トレンド ~NTT DATA Technology Foresight 2024~

NTT DATAが毎年最新のテクノロジーのトレンド情報をまとめ、策定する「NTT DATA Technology Foresight」は、グローバルな調査・分析をベースに、ITとビジネスの向かう先を提言するものだ。 2023年は複数のビッグテックから生成AIをはじめとした新しいAIが次々と登場した。新しいテクノロジーをいち早く取り込み、最大限に活用してビジネス戦略を描くことはもはや当たり前だ。しかし、あまりに多くのサービスが生まれる中で、ビジネスへの取り入れ方がわからないという人も多いのではないか。今後、AIなどの先進テクノロジーはどのように進化し、ビジネスはどう変わっていくのか、NTTデータグループの田中秀彦が解説する。

生成AI データ&インテリジェンス 量子コンピュータ・イジングマシン

清水 朝陽

生成AIを、インシデント対応で使ってみた!

生成AIは、現在あらゆるビジネスや生活の分野で活用が検討されているが、サイバーセキュリティの分野での活用も例外ではない。脆弱性の特定や情報収集等「防御」の観点での活用も期待されている反面、「攻撃」をする際に利用されることも懸念されている。本記事では、その「防御」の面で、特に『インシデント対応』のフェーズに関して、生成AIの利用方法の一例を紹介する。

データ&インテリジェンス サイバーセキュリティ 生成AI

デザインファームと語る、データ駆動とCXの関係性

市場競争は激化の一途を辿り、企業は変革が求められている。現在、企業変革の議論の中心となるのはどのようなデータを取り扱うかだ。これまでは勘や経験に一部頼っていたビジネスが「データ駆動」を活用することで予測の精度が上がる可能性について、経営層から現場の担当者まで幅広く技術の進歩を実感している。 CXの体験設計もまた顧客が何を望んでいるのかを考える予測であり、データ駆動との掛け合わせが期待できる領域である。 本記事では、「データ駆動とCXの関係性と未来」をテーマとした、ビジネスの変革や成長を支援するデザインコンサルティングファームである株式会社mctのジョナサン・ブラウン氏と株式会社NTTデータのデザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部長・谷中のトークセッションについて紹介する。

データ&インテリジェンス CRM(Salesforce) コンサルティング 金融 製造 モビリティ

ラインナップ

お客さまのソリューションに合わせた開発とともに、パッケージの提供もしています。

トレンドエクスプローラー™

X(旧Twitter)の日本語Postデータと生成AIを活用しマーケティング業務を変革

「市場の反応や生活者の声」からトレンドの兆しを発見、更に言語解析や生成AIも組み合わせてトレンドの背景を導出することで、商品開発やプロモーション戦略などのマーケティング業務を変革します。

食品 流通・小売 データ&インテリジェンス 顧客接点・決済 生成AI

データ仮想化ソリューション「Denodo Platform」

各種データを論理的に統合・管理・配信し、ニーズに応じたデータ活用を支援

Denodo Platformは、サイロ化したシステムを論理統合し、企業内に分散したデータの一元管理を可能とします。より鮮度の高いデータ活用で分析スピードを高め、経営判断の俊敏性向上に貢献します。Denodoの仮想ビューはリアルタイムなデータアクセス、社内外のデータとの柔軟な組合せによりデータの価値を見出せます。またローコードで仮想ビューが作成でき迅速なデータカタログの提供・拡張を実現します。

内部統制 情報銀行 データ&インテリジェンス

レセプト情報・特定健診等情報データベース分析支援サービス

調査・研究を支援するコンサルティング&受託解析サービス

レセプト情報・特定健診等情報データベース(ナショナルデータベース)を用いた調査・研究を支援するコンサルティング&受託解析サービス(有料)です。 ナショナルデータベースの利用申請前の研究デザインから集計や統計解析、論文作成までの全てのプロセスをオンデマンドにご支援可能です。さらに、ナショナルデータベースと要介護認定情報・介護レセプト等情報データベース(介護DB)や匿名診療等関連情報データベース(DPC-DB)との連結解析も対応可能です。 当社のコンサルティング&受託解析サービスは、ナショナルデータベースを活用した調査・研究プロジェクトの円滑化と適切なデータ処理を可能にする、強力なサービスです。お客様には、ぜひ当社のサービスをご活用いただき、調査・研究における効果的な意思決定をサポートいたします。当社の専門スタッフが、高度な分析技術と豊富な経験を活かして、お客様のニーズに合わせた最適な解決策を提供いたします。

食品 医療・ヘルスケア データ&インテリジェンス

イベント・セミナー

海外

39th Space Symposium

開催日:2024年4月8日(月)~2024年4月11日(木)

例年15,000人が参加する米国最大規模の宇宙関連シンポジウムにて、衛星画像から作るデジタル3D地図「AW3D」をJAXA主催の日本パビリオンJapan's Space Industryにて出展。

その他・横断的ソリューション データ&インテリジェンス デジタルツイン GIS・GPS

オンライン

データ駆動型ビジネスの課題と解決法

開催日:2024年4月23日(火)

本セミナでは、データドリブン経営の実現において直面する、よくある課題を整理した上で、課題にどのように取り組むべきか、また、NTTデータ先端技術がAIプラットフォーム「Dataiku」を軸に皆様の取り組みをどうご支援可能なのかをご紹介します。

その他・横断的ソリューション データ&インテリジェンス

東京

SPEXA ―Space Business Expo―

開催日:2024年4月24日(水)~2024年4月26日(金)

DXやマーケティングなど様々な分野で活用が進む宇宙ビッグデータ。「AIを活用した衛星データ解析」や「位置情報サービス」など、宇宙データに関するサービスが出展。ビジネスに活用するヒントが見つかる展示会です。

その他・横断的ソリューション クラウド データ&インテリジェンス デジタルツイン GIS・GPS