補聴器を使って残存聴力を活用しながら、相手の唇の形や動きを見て話す内容を理解し、同時に自ら喋ることができるような発声訓練を行う教育方法のことです。 この訓練で、健聴者とのコミュニケーションをとることがある程度できるようになりますが、その能力は聴覚障がい者によってまちまちであり、特に「たばこ」「たまご」「なまこ」といった口の形が同じ単語の区別は困難です。1対1の会話なら相手の話し方によってはスムーズにコミュニケーションをとることはできても、会議のように大勢が同時に話す場合では全くお手上げ状態なので、あくまでも聴覚障がい者が健聴者と話す手段のひとつとして受け止めて下さい。