トップメッセージ

ITでお客様の事業成長および、世界中の社会課題の解決に貢献し、社会に変革のうねりを起こす存在となることを目指します。

2018年6月に代表取締役社長に就任しました本間です。Global 3rd Stageに向けた歩みを、スピード感を持って確実に前進させていくことを私に課せられた使命と捉え、NTTデータの企業価値向上に鋭意まい進します。

2017年度の振り返りと中期経営計画への取り組みについて

NTTデータは、2016年度より「Global 2nd Stage」に向けた前進を続け、中期経営計画では、「ローカルプレゼンスの向上」によるグローバルブランドとしてのブランド価値の向上を戦略の根幹に据えてきました。具体的には「リマーケティングの更なる深化」と「技術革新による価値創造」の重点方針に基づく取り組みを進め、主要各国の売上高2%以上、概ねトップ10入りの達成に向けて、多国籍企業をはじめ、世界中のお客様とのお取引のチャンス拡大に努めてきました。
中期経営計画2年目の2017年度は、好調な国内事業、海外事業の規模拡大など受注高、売上高、営業利益が前年度を上回る結果となり、目標のひとつである売上高2兆円超えを1年前倒しで達成することができました。
「リマーケティングの更なる深化」としては、Clients Firstの追求により多くのお客様との信頼関係を確立しながら「Japan Quality」を活かすことで、お客様との「Long-term relationships」を構築し、顧客基盤を強化するとともに安定した経営基盤の確立に努めてきました。一方の「技術革新による価値創造」については、デジタル化コンサルティングサービスや既存IT資産を活用したデジタル対応技術の提供等、お客様のデジタル化をトータルにサポートする取り組みを進めてきました。

「Trusted Global Innovator」という新たなGroup Visionを掲げて

NTTデータグループは、2005年よりGroup Visionとして「Global IT Innovator」を掲げ、グローバルな事業基盤の構築を進めてきました。そして2018年5月、創立30周年を迎え、新たにGroup Vision「Trusted Global Innovator」を掲げました。CSRについては、2013年5月に策定したNTTデータグループの使命や存在価値を示す企業理念、Group Visionを含む、社員一人ひとりが指針とすべき基本的な考え方である「Our Way」を踏まえ、3つの「しくみ」からなる「CSR重点テーマ」を掲げ、活動を推進しています。またそれらを支えるコーポレート・ガバナンスをはじめ、グローバルな社会の期待に応える基盤の構築も進めてきました。
国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」については、NTTグループ会社として賛同しており、事業活動を通じてグローバルな社会課題の解決に向けて取り組んできましたが、新たなGroup Visionのもと、さらにその歩みを進めるべく、グループの中長期での持続的成長や企業価値向上を目指し、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を重視した事業活動を推進しています。
まず環境(Environment)について、1999年7月に「NTTデータグループ環境方針」を制定してから約20年、自らの事業活動に伴う環境負荷を低減するだけでなく、ITサービス事業者として環境に配意したシステムやサービスの提供を通じて社会全体の環境負荷低減への貢献活動を続けてきました。今後は各国・地域のステークホルダーの皆様からの期待に応えるため、環境目標をグローバルに認められる水準とし、お客様に対するIT活用による業務効率化を進めることでお客様・社会のグリーン化(CO2排出量削減)を進め、3カ年の中期目標達成の実現を目指します。
次に社会(Social)については、「多様な人財の活躍」と「働き方変革」の2軸でダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。現在、世界53カ国・地域で、約12万人の国籍・宗教・性別・年齢等が異なる多様な人財が揃っています。その中でお互いの価値観を認め合い、それぞれの多様性を尊重し、一人ひとりが力を発揮することによって、お客様にIT 技術を通じて、国を越えた形でイノベーションを提供していくことができると考えています。
またNTTデータではIT業界における先駆けとして、労働時間削減をはじめとする「働き方変革」に取り組んできました。2017年度の一人当たりの総労働時間は1,901時間と2008年度から165時間減少するという、他産業を含む日本企業の平均と比較しても大きく下回る結果を出すことができました。今後もダイバーシティ&インクルージョンを推進し、多様な社員が働きやすく活躍できる会社であり続けることで、社内外のステークホルダーの皆様に対して魅力のある会社を目指していきます。
最後にガバナンス(Governance)については、グローバルシナジーを生み出していくためのグローバルガバナンスの強化を進めています。2018年6月の定時株主総会でNTTデータとして初めて外国人の取締役が就任し、コーポレート・ガバナンスのダイバーシティという観点でも一歩前進することができたと考えています。また各地域の統括会社においては、指名・報酬委員会と監査委員会を設置し、事業運営の権限は各地域に移譲しつつ、グループとしての一体的な経営を行うためのガバナンス体制の構築も進めており、企業理念やGroup Vision、Valuesの共有により、世界中のNTTデータグループの社員が一丸となって「Trusted Global Innovator」として歩んでいきます。

イノベーションの創出と価値創造を通じたサステナブルで豊かな社会に貢献

デジタルビジネスへのシフトのニーズが高まる中、より広い視野で「デジタル」を捉えると、社会課題の解決に向けた可能性は無限に広がっています。日本では、人手不足や少子高齢化、地域課題(過疎化)など多くの社会問題を抱えながら、先端技術を実装した新たな社会「Society5.0」の実現に向けた取り組みが官民連携で進められています。世界に目を転じると、交通、教育、医療、防災といった社会インフラの問題、エネルギーや温暖化対策などグローバル社会の持続性を脅かす様々な社会課題の解決が期待されています。
NTTデータグループは、これまでもITを活用して世界的な社会課題の解決に貢献してきましたが、今後はグローバル企業としてよりいっそう貢献するだけでなく、さらにリードしていかなければならないステージにいると考えています。
2017年度は、契約管理業務の効率化に資する自動化AIソリューション「NTT DATA RoboticContext Processor」や、防災対策としてNTTファシリティーズとともに業界初となる超高層建物の振動制御にAIを活用するアクティブ制御技術を開発するなど、最先端技術を活用した社会課題の解決に向けた取り組みを進めてきました。また、オフィス業務の効率化・自動化を実現するRPA(Robotic Process Automation)ツール「WinActor®/WinDirector®」の導入や、銀行と生命保険会社を直結し、銀行業界で初めて、顧客意向の確認を含めたお客様へのご提案から契約までをタブレット端末で完結するシステムをお客様とともに開発するなど、省資源はもとより少子高齢化の課題のひとつである生産性の向上にも寄与することができました。さらに、2018年4月よりサービスを開始した「三鷹データセンタEAST」では、自然エネルギーを活用した外気冷却方式を採用し、空調設備の稼動時間を短縮するなど、全国でもトップクラスの消費電力効率の向上を実現しています。
創立から30年、「情報技術で、新しい『しくみ』や『価値』を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献」することを追求してきたNTTデータグループが果たすべき社会的役割と期待はますます高まっていると考えています。
今後も「Trusted Global Innovator」として、サステナブルで豊かな社会の実現に向けて、多様なステークホルダーの皆様と新たなイノベーションを巻き起こし、ITでお客様の事業成長および、世界中の社会課題の解決に貢献するとともに、価値創造を通じた社会に変革のうねりを起こす存在となることを目指していきます。
代表取締役社長
本間 洋
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