株式会社りそなホールディングスとのアウトソーシング基本合意に係わるシステム開発子会社の株式の譲受について 〜ITアウトソーシングにおける重要な中核会社として新たな発足へ〜

ニュースリリース/NTTデータ

2004年2月25日

株式会社NTTデータ

(株)NTTデータでは、国内金融機関再編が進展する中、金融業界におけるITの戦略的活用による競争力強化にむけ、積極的な事業展開をしています。平成16年1月27日に発表した、(株)りそなホールディングスとの間での同グループ(以下、「りそなグループ」という。)におけるシステム開発・運用業務に係わるアウトソーシング(以下、「ITアウトソーシング」という。)は、その具体的な展開の一つです。
本日、その一環として、りそなグループの100%システム開発子会社である「あさひ銀ソフトウェア(株)」(代表取締役:前田 稔、本社:埼玉県さいたま市)(以下、「ASC」という。)の発行済株式の95%をNTTデータが譲り受けることで、(株)りそなホールディングスと合意しました。今回の合意により、ASCはNTTデータのグループ会社(連結子会社)となります。

今回のグループ会社化の目的は以下の通りです。
  • ASCは、設立以来、旧あさひ銀行のシステム開発を手がけ、同システムに精通していることから、りそなグループにおけるITアウトソーシングという新スキームへの円滑な移行のため、必要不可欠な役割を有していること。
  • りそなグループにおいて、今後、IT戦略対応力の強化およびシステム関連のコスト削減を実現するための充分な人材・スキルを有していること。
  • NTTデータとして、今後のビジネス機会と考える、金融機関における経営の高度化/差異化/フィービジネス強化を狙った戦略的IT投資への対応について、重要なリソースとなることが期待できること。
今回の株式譲受に伴い、ASCは、今後、NTTデータグループとして、社名を「NTTデータソフィア株式会社」(仮称)と変更し、平成16年4月1日に新会社として発足する予定です。それに向けて、現在、詳細について最終的な検討を進めている段階です。
NTTデータでは、新会社を本ITアウトソーシングにおける重要な中核会社と位置付けており、りそなグループのIT戦略について強力にサポートする機能を担うことになります。NTTデータからも新会社に対してマネジメントスキル、システム開発、運用スキル等を有する人材等を投入していく予定です。
これにより、ASCが有する金融システムに関する人材・スキルにNTTデータの持つリソース・ノウハウを融合することで、りそなグループに対し、より高度なITサービスを提供できることになります。また、今後、新会社の持つ人材・スキルを積極的に活用していくことで、NTTデータとしての金融IT戦略においても新たな展開が可能となります。

NTTデータでは、今回のASCのグループ会社化を含めて、ITアウトソーシング・サービスの最適化を図ることで、(株)りそなホールディングス、りそなグループ全体に対し、更なるお客様満足度の向上に注力していきます。

参考
本件に関するお問い合わせ先

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