電力系特許を活かした環境・省エネビジネスを展開する新会社株式会社NTTデータ イーエックステクノの設立について

ニュースリリース/NTTデータ

2004年6月17日

株式会社NTTデータ

 株式会社NTTデータ(代表取締役社長:浜口友一、本社:東京都江東区)は、これまでファシリティビジネス分野で蓄積した電力系特許を活かし、省エネルギー機器の企画・開発をはじめとする環境・省エネルギービジネスを展開する子会社として、株式会社NTTデータイーエックステクノを、平成16年6月30日に設立します。


【新会社設立の背景】
 昨今の日本の環境問題に関する現状は、平成9年12月にCOP3京都会議で採択された「京都議定書」に基づく地球温暖化防止対策への取り組みや、政府のエネルギー基本計画の策定に見られるとおり、官民連携した国を挙げての地球環境問題への対応が重要な課題として顕在化しており、社会全体において省エネルギー対策の推進や新エネルギーの開発、導入および利用が求められています。

 一方NTTデータでは、これまでのファシリティマネジメント関連ビジネスを通じて、節電効果や蓄電・発電の低コスト化といったことが可能な電力系の特許を多数保有しており、これらの特許を利用した省エネ・省燃費製品を世の中に広く普及させることにより、地球環境保護への多大な貢献が期待できる状況にあります。

 こうした状況の中、NTTデータはこれらの特許を活用して地球環境保護に貢献するビジネスを推進していく新会社を設立します。新会社は、省エネルギー製品の企画・開発を積極的に行うとともに、NTTデータが得意とする公共系・社会インフラ的なビジネスや環境ITソリューションなどとも連携し、NTTデータグループとして環境ビジネスを推進していきます。


【事業内容】
 新会社の主な事業内容は、以下の通りです。
  1. 省エネルギー製品の企画・開発・販売

  2. その他、保有特許を活用した各種製品の企画・開発

  3. 保有特許のライセンス事業


【新会社の方針など】
  1. 理念
     新会社は、現在保有している特許・技術や、それをベースとした省エネルギー製品を広く世の中に普及させ、地球環境保護に貢献します。

  2. 経営方針
     新会社は、その保有する特許の価値を最大限に活かすため、各種電源メーカやNTTおよびNTTデータグループとの積極的アライアンスを行いながら事業を展開します。パートナについては、個々の製品分野ごとに最適なパートナを見極めながら提携を行います。このようなアライアンスの中で、共同開発した製品を広く世の中に普及させることにより、10年後にメガトンレベルのCO2削減に寄与することを目指します。

  3. 今後の展開
     設立当初は、自動電圧調整装置(AVR)や蓄電システムなどの既存省エネルギー製品の販売に取り組むとともに、パートナとの共同開発などの先行投資を積極的に行います。また、共同開発を通じて、新たな知的財産、特許の蓄積を行っていきます。
     5年後の平成21年度での目標売上高として、30億〜50億円を目指します。


【新会社の概要】
 1.社名株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イー・エックス・テクノ
(英語名称:NTT DATA EX TECHNO CORPORATION)
 2.設立平成16年6月30日
 3.所在地東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル 2F
 4.資本金4億円
 5.出資者株式会社NTTデータ 100%
 6.社員数14名(設立時、予定)
 7.役員代表取締役社長
代表取締役常務
取締役
*取締役
*監査役
(*は非常勤)
高草 英博
岡田 實
吉岡 功二
越川 明
林  圭一
(株式会社NTTデータ)
(株式会社NTTデータ)
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本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ
株式会社NTTデータ
広報室 塩手
TEL:03-5546-8051
商品・サービスに関するお問い合わせ
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ビジネス開発事業本部 企画部 事業推進担当 吉岡
TEL:03-5546-9642