高信頼性を実現する次世代のオープンシステム基盤『PORTOMICS®』が完成 〜『PORTOMICS』を適用したデモシステムも完成〜
ニュースリリース/NTTデータ
2006年1月25日
株式会社NTTデータ
(株)NTTデータは、基幹系分野に適用可能な、メインフレーム並みの高性能・高信頼なサービスレベル(ダウン機会の極小化、24時間365日連続運用等)をオープンアーキテクチャで実現する、次世代のオープンシステム基盤※1『PORTOMICS®』を完成させました。
また、代表的な基幹系システムであり、メインフレーム並みのサービスレベルを要求されるバンキングシステムをモデルとして、高性能・高信頼性を実現するシステム基盤の動作を確認していただけるデモシステムについても完成させました。
NTTデータは、この『PORTOMICS』をコンポーネントソリューションとして活用することによって、基幹系分野はもちろんのこと、中規模以上のシステムを持つお客様のニーズに応え、オープンシステムにより高信頼のSIサービスを提供します。
※1 システム基盤：アプリケーションが動作するために必要なハードウエア、OS、ミドルウェア群の総称
【背景】
現在、基幹系分野においては、低コスト、柔軟性、2007年問題への対応等の期待から、オープンな技術・製品の利用に対する要望が高まっています。
しかしながら、オープン技術が進歩したとはいえ、基幹系分野に必要な信頼性、性能、運用性等のサービスレベルを確保するためには多くの課題が残されています。また、現状では、オープン製品はベンダ毎に機能差があり、それらを組み合わせてシステム基盤を構築することは、決して容易であるとは言えません。
NTTデータでは、これらの課題を解決するため、当社のお客様に、高信頼でお客様のニーズに応じて最適なベンダ製品を選択・組み合わせることを可能とする、オープンシステムに対応したシステム基盤ソリューションである『PORTOMICS』の開発に2004年度に着手し、この度、ソリューションとして完成させました。
また、今回『PORTOMICS』を適用したデモシステムを完成させました。
【PORTOMICS/デモシステムの具体的な内容】
デモシステムでは、代表的な基幹系システムであるバンキングシステムをモデルとして取り上げました。商用システムとしてメインフレーム上で動作しているバンキングシステムのアプリケーションをマイグレーションし、『PORTOMICS』のシステム基盤の上で動作させています。
メインフレームで実現されているものと同様の業務が、メインフレームと同様の性能・信頼性等で実現しています。
(デモシステムの特徴)
【今後について】
平成18年度中頃以降、ソリューション『PORTOMICS』を、順次、官公庁、金融機関、一般企業等の商用システムに適用していく予定です。
また、次世代金融システムアーキテクチャ『COFSATM』※2において、基幹系システムの基盤技術として『PORTOMICS』を適用し、今後、オープンシステムでのバンキングシステム構築を進めていきます。なお、当面は、現在、中規模クラスのメインフレームでシステムを構築・利用しているお客様を中心にご提案していく予定です。
※2 COFSA(Component Oriented Financial System Architecture)
NTTデータの考える、バンキングシステム全体の最適化と拡張性の向上を実現するアーキテクチャです。オープン基盤に対応したフレームワークの採用やアプリケーション配置の最適化により、適材適所のシステムを自由に選択可能とします。また、SOA(Service Oriented Architecture)に基づき、ESB(Enterprise Service Bus)を中心として各サービスやチャネル間の連携を容易にすることで、お客様の競争力強化に結びつけます。
* PORTOMICS®は、株式会社NTTデータの登録商標です。
* COFSATMは、株式会社NTTデータの商標です。
また、代表的な基幹系システムであり、メインフレーム並みのサービスレベルを要求されるバンキングシステムをモデルとして、高性能・高信頼性を実現するシステム基盤の動作を確認していただけるデモシステムについても完成させました。
NTTデータは、この『PORTOMICS』をコンポーネントソリューションとして活用することによって、基幹系分野はもちろんのこと、中規模以上のシステムを持つお客様のニーズに応え、オープンシステムにより高信頼のSIサービスを提供します。
※1 システム基盤：アプリケーションが動作するために必要なハードウエア、OS、ミドルウェア群の総称
【背景】
現在、基幹系分野においては、低コスト、柔軟性、2007年問題への対応等の期待から、オープンな技術・製品の利用に対する要望が高まっています。
しかしながら、オープン技術が進歩したとはいえ、基幹系分野に必要な信頼性、性能、運用性等のサービスレベルを確保するためには多くの課題が残されています。また、現状では、オープン製品はベンダ毎に機能差があり、それらを組み合わせてシステム基盤を構築することは、決して容易であるとは言えません。
NTTデータでは、これらの課題を解決するため、当社のお客様に、高信頼でお客様のニーズに応じて最適なベンダ製品を選択・組み合わせることを可能とする、オープンシステムに対応したシステム基盤ソリューションである『PORTOMICS』の開発に2004年度に着手し、この度、ソリューションとして完成させました。
また、今回『PORTOMICS』を適用したデモシステムを完成させました。
【PORTOMICS/デモシステムの具体的な内容】
デモシステムでは、代表的な基幹系システムであるバンキングシステムをモデルとして取り上げました。商用システムとしてメインフレーム上で動作しているバンキングシステムのアプリケーションをマイグレーションし、『PORTOMICS』のシステム基盤の上で動作させています。
メインフレームで実現されているものと同様の業務が、メインフレームと同様の性能・信頼性等で実現しています。
(デモシステムの特徴)
- 高性能を実現
バンキングシステムとしては、地方銀行上位行クラスの処理件数である、1時間あたり
100万件のオンライントランザクション処理性能を実現しています。 - 高い信頼性・運用性等を実現
高負荷時でも、サーバ障害時の待機系サーバへの切り替えを30秒以内で実現する、
設計時に想定している以上の負荷が発生した場合(過負荷時)でも、システムスローダ
ウンを引き起こすことなく負荷を自動でコントロールするなど、メインフレーム並みの
信頼性・運用性を標準機能として提供しています。 - 既存アプリケーション資産の継承を実現
デモシステムにおいては、既存アプリケーション資産を90%以上活用しているなど、
システム移行に際して開発負担を減少できるともに安定した既存アプリケーション資産の
活用を図ることが可能となります。
【今後について】
平成18年度中頃以降、ソリューション『PORTOMICS』を、順次、官公庁、金融機関、一般企業等の商用システムに適用していく予定です。
また、次世代金融システムアーキテクチャ『COFSATM』※2において、基幹系システムの基盤技術として『PORTOMICS』を適用し、今後、オープンシステムでのバンキングシステム構築を進めていきます。なお、当面は、現在、中規模クラスのメインフレームでシステムを構築・利用しているお客様を中心にご提案していく予定です。
※2 COFSA(Component Oriented Financial System Architecture)
NTTデータの考える、バンキングシステム全体の最適化と拡張性の向上を実現するアーキテクチャです。オープン基盤に対応したフレームワークの採用やアプリケーション配置の最適化により、適材適所のシステムを自由に選択可能とします。また、SOA(Service Oriented Architecture)に基づき、ESB(Enterprise Service Bus)を中心として各サービスやチャネル間の連携を容易にすることで、お客様の競争力強化に結びつけます。
* PORTOMICS®は、株式会社NTTデータの登録商標です。
* COFSATMは、株式会社NTTデータの商標です。
