「Zaimon e-Taxデータ受付サービス」地銀初、足利銀行の採用が決定 〜企業に加え、個人事業主も利用できる機能を追加〜

ニュースリリース/NTTデータ

2008年11月28日

株式会社NTTデータ

 株式会社NTTデータが提供する「財務情報流通ゲートウェイサービス ZaimonTM(ザイモン)」の第一弾「Zaimon e-Taxデータ受付サービス」は、2008年6月2日よりサービスの提供を開始しておりますが、このたび、地銀としては初めて、足利銀行での採用が決定いたしました。足利銀行では、2009年春から、取引先へ「Zaimon e-Taxデータ受付サービス」を活用した顧客サービスの提供を予定しています。
 また、現在は企業による利用のみに対応しておりますが、個人事業主の方にも利用いただくための機能追加の開発を進めており、2009年1月からのサービス提供を予定しています。

【「Zaimon e-Taxデータ受付サービス」について】

 「Zaimon e-Taxデータ受付サービス」は、企業が「国税電子申告・納税システム (e-Tax) 」に提出した電子申告データを、Webサイト上から企業または企業の税務申告を代理する税理士の送信指示により金融機関が受け付け、融資審査業務等に活用するためのASP型サービスです。
 本サービスを利用することで、企業はe-Taxへ送信した電子申告データをWebサイト上の簡単な操作でそのまま金融機関に送信することができ、金融機関では信頼性の高い情報を入手し、融資審査業務等に役立てることができるようになります。
 2008年6月2日より三井住友銀行をファーストユーザとしてサービスを開始し、現在ではみずほ銀行、埼玉りそな銀行においても利用されています。

【足利銀行に採用された背景】

 e-Taxでは2007年度に約51万件の法人税申告が行われましたが、2008年4月〜9月の6ヶ月間では既に約52万件の申告実績があり、e-Taxによる法人税申告の普及が進みつつあります。従来は申告書の控用紙を入手していた金融機関が、こうした電子申告利用企業から電子申告データを受け付けるための手段として、現在複数の地銀・信用金庫において本サービスの導入検討が進んでいます。
 今回、地域顧客向けサービス拡充の観点からいち早くe-Taxデータの受け付けを検討していた足利銀行が本サービスの機能と導入の容易さを評価し、地銀としては初めて本サービスの採用決定に至りました。

【個人事業主への対応について】

 またe-Taxでは、2007年度で約360万件にのぼる個人による所得税申告も行われており、個人による利用も増加傾向にあります。顧客として多数の個人事業主を抱える地銀・信用金庫等にとっては、所得税申告で使われた情報の活用ニーズが高まってきておりました。
 これまで「Zaimon e-Taxデータ受付サービス」では、e-Taxで申告された情報のうち、「法人税申告書」の送信に対応しておりましたが、2009年1月からは、「所得税申告書」の送信機能を追加いたします。これにより、地銀・信用金庫が、個人事業主の「所得税申告書」の電子申告データを融資審査業務等に利用することが可能となり、顧客への利便性の向上と業務の効率化をより実現できるサービスとしてお使いいただくことが可能になります。

【「Zaimon」の今後の展開】

 NTTデータは、「Zaimon」が企業や個人事業主・税理士と金融機関の間における財務データのグローバルな総合的流通プラットフォームとなるよう、安全で効率的なサービスの実現を目指し、2013年までに100金融機関でのサービス導入を見込んでいます。

注 「ZaimonTM」は株式会社NTTデータの商標です。

本件に関するお問い合わせ先
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株式会社NTTデータ
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TEL:03-5546-8051
サービスに関するお問い合わせ先
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