NTTデータの社内SNSが“ITマネジメント革新賞”を受賞 〜社員の手で革新的なコミュニケーションの場を創出〜

ニュースリリース/NTTデータ

2009年2月12日

株式会社NTTデータ

 株式会社NTTデータ(代表取締役社長:山下 徹、本社:東京都江東区、以下 NTTデータ)の社内SNS「Nexti」が、社団法人企業情報化協会(会長:南 直哉 東京電力株式会社顧問、所在地:東京都港区、通称:IT協会)が主催する「平成20年度第26回IT賞」において、本日、“ITマネジメント革新賞”を受賞しました。

【Nextiについて】

 グループビジョンの実現に向け、社員自らが考え・実行する「新・行動改革ワーキンググループ」活動から、NTTデータの行動ガイドラインの1つである「セクショナリズムを排し、仲間の知恵と力を合わせます。」を実現するための具体的な施策として、有志社員により社内SNSが企画され、経営幹部の理解のもと実現いたしました。
 2006年4月に正式に運用が開始され、開始後2日で1000人、4日で2000人が登録、現在では、約7400人が登録しております。Q&Aコーナーでは、平均して1日1件以上の質問が投稿され、回答が複数件寄せられます。また、コミュニティ数は約1000(半数強は業務に関連したカテゴリー)、日記は1日に約100件のエントリーがあります。

<IT賞受賞理由>

 「NTTデータは、2005年から企業体質を変革するための経営ビジョンを構築して社員の行動ガイドラインを策定し、取組みを開始した。その中でもコミュニケーション風土を変えることが行動変革の土台となり最も重要であるとの認識に従って、その実際的な施策としてSNSツールを導入したコミュニケーションプラットフォームを形成することとした。この経営戦略の一環としての施策はボランティア・メンバーによってクロスファンクショナルチーム(リスペクターズ)が編成され、トップのバックアップのもとで開始された。企業内SNSの導入事例としては先駆けであり、ボトムアップの自発的活動とトップダウンによる風土的・心理的な障害の排除策を上手に組み合わせて、革新的なコミュニケーションの場を創出することに成功した。
 経営ビジョンに掲げた風土改革目標に対して、IT活用を施策として取り組み、自発的なチーム組織によって推進し、従来になかった知識流通を実現し、経営者のリーダーシップへの求心力を創出したことは大いなるマネジメント革新であったと評価した。
 ビジョンの達成には、企業の経営課題として中長期の取り組みを必要とするものである。SNSの導入成功という局面的な成果にとどまらず、当初の目標認識に対する実現状況を再評価し、さらなるIT活用およびそれ以外のあらゆる施策を重ね、目標達成に向けた取り組みを今後とも継続されることを期待する。」

(Nextiのイメージ)

【イメージ】

【社団法人企業情報化協会について】

 社団法人企業情報化協会は、日本能率協会グループの1事業体として、1981年7月に設立されました。企業の情報化に関する調査研究および開発を行い、その成果の普及並びに実施を促進することで、日本の社会・経済および産業の健全な発展に寄与することを目的として活動しています。

○参考URL

【IT賞について】

 IT賞は、日本の産業界ならびに行政機関などの業務における生産性向上と効果的マネジメントシステムの整備促進を目的として、“ITを活用した経営革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業・機関・事業・部門あるいは個人に対して、社団法人企業情報化協会が授与するものです。
 1983年3月に設定した「OA化・情報化優秀企業・機関・事業所等表彰制度」に則って創設された「OA賞」をもとに、2001年度から「IT賞」と名称変更して、現在に至っています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部 氏家
TEL:03-5546-8051