大量データの検索処理性能を画期的に向上させる「HP Oracle Exadata Storage Server」をベースとしたDWHソリューションの共同展開

ニュースリリース/NTTデータ

2009年2月12日

株式会社NTTデータ
NTTデータ先端技術株式会社
日本オラクル株式会社

 株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長:山下 徹、以下 NTTデータ)とNTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長:山田 伸一、以下 NTTデータ先端技術)と日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者 遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、日本オラクルが今年の1月20日に国内提供を発表した“HP Oracle Exadata Storage Server”をベースにデータウェアハウス(Data Warehouse、以下、DWH)市場でのソリューションを3社共同で展開します。
 本格的なソリューション展開に先立ち、同製品の機能・性能検証およびサービスメニューの創出を進め、早期の案件獲得を目指します。

【背景】

 近年、企業内の業務システムなどに蓄積される膨大な情報を分析・加工して、企業の意思決定に活用するDWHやビジネスインテリジェンス(Business Intelligence、以下、BI)のニーズが高まっています。その一方で、DWHで取扱うデータ量は増加の一途を辿っており、大規模なデータを高速に処理するDWHアプライアンス製品が新たな方向性の一つとして注目されていました。そこで、データベース・サーバとストレージの間のデータ転送量を削減する機能を備え、データウェアハウス検索性能や大量データを扱うバッチ処理性能の飛躍的な向上が見込める高性能DWHシステム「HP Oracle Database Machine」およびデータ処理性能を高速化するストレージ「HP Oracle Exadata Storage Server」で構成するDWHアプライアンス製品ファミリー「Oracle Exadata」の機能・性能検証を共同で行うこととなりました。

【機能・性能検証】

 今回、日本オラクルが、NTTデータに提供する「HP Oracle Exadata Storage Server」は、国内初期出荷の一つとなり、NTTデータ、NTTデータ先端技術では他社に先駆けて性能・機能検証を行うことになります。なお、NTTデータでは、DWH構築やBIツールの導入を検討しているお客さまに、機能・性能検証や実データを用いたデモを行うことで、システム構築前後のギャップを解消し、最適なBIシステムの導入を支援する「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」サービスを提供しています。

 今回の検証も「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」にて、中立的な立場から実施していきます。また、同ラボではこれを皮切りに、順次DWHアプライアンスの検証を拡大していきます。

【サービスメニュー】

 NTTデータとNTTデータ先端技術、日本オラクル社の3社は、本格的なソリューション展開に先立ち、「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」での機能・性能検証が完了後、以下のサービスを提供する予定です。

  1. 「HP Oracle Exadata Storage Server」を用いたDWHシステムの構成の検討支援
    お客さまの要求レベルに合わせた「HP Oracle Exadata Storage Server」を用いたDWHシステムの構成についての検討を支援します。
  2. 「HP Oracle Exadata Storage Server」を用いたBIシステムのデモ構築
    ユーザ企業の実データを用いて同製品によるデモを構築します。
    さまざまなBIツール(OLAP、データマイニングなど)と組み合わせた上で、同製品の性能を確認できます。分析目的に適したデータモデルを定義します。
  3. 「HP Oracle Exadata Storage Server」を用いた分析コンサルティング
    大規模データを活用することで実現可能な分析を中心とすることで、KPI管理や業務の「見える化」による経営課題の洗い出しや原因分析などを行うコンサルティングを実施します。

【今後の展開について】

  • NTTデータグループでは、上記サービスと平行して、「HP Oracle Exadata Storage Server」をベースとしたSIを今後1年間に5件程度実施する予定です。また、IDC Japanの調査によれば、BIツールおよび分析ツール、ETL (Extract, Transform and Load) ツール、DWH関連製品を含むBA (Business Analytics) 製品の市場は、2011年に9,933億円になると予想されており、NTTデータグループは今回のDWHソリューションを軸としたDWH構築で、同市場でのシステム開発で100億円の売り上げを目指します。
  • NTTデータ先端技術では、本検証において蓄積したノウハウをNTTデータグループのSIに活用することにより、お客様のビジネスに変革をもたらすためのITシステム基盤の構築を、よりリーズナブルに、かつスピーディーに提供できることを目指します。
■ラウンチイベント「Oracle Exadata Summit」開催
「Oracle Exadata Summit -バッチ処理とデータウェアハウス性能が10-100倍の高速化-」
日時:2009年2月26日(木) 14:00-16:45(13:30 受付開始)
場所:ベルサール六本木
定員:500名
[基調講演]
日本オラクル株式会社 代表執行役社長 最高経営責任者 遠藤 隆雄
Oracle Corporation Oracle Exadata開発責任者 シニア・バイスプレジデント ホアン・ルイーザ
申込みURL:http://www.oracle.co.jp/events/tk090226/
  • NTTデータについて
    株式会社NTTデータは、日本トップのシステムインテグレーション企業であり、大規模なシステムインテグレーションおよびネットワークサービスなどで多数の実績を有しています。
  • NTTデータ先端技術株式会社について
    NTTデータ先端技術株式会社は、オープン製品・技術について高いスキルを持った方式技術者集団として情報・通信システムの基盤となるシステムプラットフォームの構築を行います。NTTグループ、内外の専門家、ベンダなどのビジネスパートナーとの協調関係のもと、付加価値の高いノウハウを創造し、お客さまに役立つベストプラクティスを提供しています。
  • 日本オラクルについて
    日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数2,251名(2008年11月末現在)。
■「Oracle Exadata」製品について
 「Oracle Exadata」は、データベース・サーバとストレージの間のデータ転送を削減する機能を備え、データ量が増加してもネットワーク転送が性能上のボトルネックとならないアーキテクチャを備えることで、データウェアハウスやバッチ処理における大量のデータを扱う検索処理性能を10倍以上高速化します。
【図】
■「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」について
 データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボは、中立的な立場から、(1)BIツール選定支援、(2)実データを用いたBIシステムのデモ、(3)DWHおよびBIシステムの性能検証、(4)データモデル/分析レポートのテンプレート提供、を通じて、DWH構築やBIツールの導入を検討しているお客様におけるシステム構築前後のギャップを解消し、最適なBIシステムの導入を支援するサービスです。
【図】

注 Oracleは、米国オラクル・コーポレーションおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商 標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
Tel:03-5546-8051


NTTデータ先端技術株式会社
Tel:03-3534-4800


日本オラクル株式会社
広報部
Tel:03-6834-4833

「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術開発本部
ビジネスインテリジェンス推進センタ
Tel:050-5546-2297