NTTデータとマイクロソフトが協業し企業のシステム基盤構築を高品質・短期間で行うソリューション「PRORIZE®」のWindows®版を開発

ニュースリリース/NTTデータ

2009年3月 2日

株式会社NTTデータ
マイクロソフト株式会社

 株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長:山下 徹、以下 NTTデータ)とマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区代々木、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 マイクロソフト)は、高品質なシステムを短期間で構築するためのNTTデータのシステム基盤構築ソリューション「PRORIZE®(プロライズ)」の構成製品に、マイクロソフトのサーバーオペレーティングシステム「Microsoft®Windows Server® 2008注1」を採用したソリューションを共同で開発します。

 PRORIZEは、あらかじめ検証を実施した高い信頼性と実績のある設定・構成をもとにシステム基盤(ハード・ソフト・ミドルウエア等)を構築するオープンシステム向けソリューションです。
 今回、PRORIZEのソリューションに、Windows Server 2008を採用したソリューションを拡充し、Windows系のシステムにおいても高品質・短期間のシステム構築を実現します。またPRORIZEの新たなターゲットとして、オフィスシステム向けにマイクロソフト製品を採用した情報基盤ソリューションを追加します。

【背景】

 企業を取り巻くビジネス環境は日々変化し、多様化しています。ビジネスのスピードが加速し、急速に移り変わる経営上の命題に対し、ITシステムは、より高度化、複雑化する一方、短期間での構築が求められています。そのため、システム基盤構築においても、「品質確保」「短期構築」という課題を解決していかなければなりません。
 従来、個々のお客様のシステム開発プロジェクト現場で個別に培われてきたシステム基盤構築にかかわる種々のノウハウを、構築方法論、採用製品の標準化(マルチベンダ)、および採用製品の利用技術という観点で整備し、それらの組み合わせをあらかじめ設定・検証し共通化したNTTデータのソリューションがPRORIZEです。PRORIZEは、ベンダとの強いアライアンス体制により、ベンダ間での製品の相性問題にも対応した高品質なシステム基盤を開発するとともに、開発から運用保守までシステムのライフサイクル全般をサポートしています。これまでUNIX系OS、Linuxを採用したソリューションを展開してきましたが、今回、サーバOS市場で近年シェアを拡大してきているWindows Server 2008を基盤としたソリューションをPRORIZEに採用することで、より多くのシステム基盤構築へ対応できるようになることが期待できます。
 マイクロソフトは、NTTデータとの協業を通じてWindows Server 2008を基盤とした各種ミドルウェア製品を日本市場で浸透させるとともに、さらなるシェア増加を目指します。

【開発の概要】

 2009年3月までに、Windows Server 2008を基盤としたソリューションをPRORIZEに採用し、これまでのPRORIZEがデータベースとして主に採用してきた「Oracle注2」を導入した基幹系のソリューションに加えて、マイクロソフトのデータベース製品である「Microsoft SQL Server® 2008注3」を取り入れたソリューションを提供します。PRORIZEの仮想化基盤モデルに対しては、「Windows Server 2008 Hyper-VTM注4」を採用したモデルを開発します。
 オフィス向け情報基盤モデルに対しては「Microsoft Office SharePoint ServerTM 2007注5」、「Microsoft Exchange Server 2007注6」を導入したソリューションの開発を進めていきます。
 本開発を通じて、NTTデータとマイクロソフトは強固なアライアンス体制を築き、高品質なシステム基盤を短期間に提供する体制と、運用後もお客様に安心してご利用していただけるサポート体制を実現していきます。
 一方、マイクロソフトは今回PRORIZEで利用される製品に対して、構築ノウハウや運用情報をNTTデータに提供するなど、PRORIZEの高付加価値化に継続的に取り組んでいきます。

【今後の展開について】

 NTTデータは引続きPRORIZEで提供するモデルのラインナップを拡充してまいります。特に、サーバコンソリデーション(サーバ統合)基盤・仮想化基盤の整備を進めることを計画し、より多様な基盤要件に対応できるモデルの整備を進めていきます。
 今後もNTTデータでは、あらかじめ設定・検証し共通化したシステム基盤を適用するシステムの要件に合わせて整理しPRORIZE、Prossione®注7、PORTOMICS®注8の3ソリューションとして展開しています。PRORIZEを始めとするこれらの3ソリューションを適用したシステム構築で、3年後に100億円の売上を目標としています。

注1 http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/default.mspx
注2 http://www.oracle.com/lang/jp/database/index.html外部サイトを別ウインドウで開きます
注3 http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/default.mspx
注4 https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/windows-server/hyper-v.aspx外部サイトを別ウインドウで開きます
注5 http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointserver/default.aspx
注6 http://www.microsoft.com/japan/exchange/default.mspx
注7 Prossioneは、フルオープンソースのシステム基盤向けのソリューションです。
注8 PORTOMICSは、ミッションクリティカルシステム向けのオープンシステム基盤ソリューションです。
注 Microsoftは、米国マイクロソフト及びその関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
注 PRORIZE®、Prossione®、PORTOMICS®は株式会社NTTデータの登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先
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株式会社NTTデータ
広報部 高橋(沙)
Tel:03-5546-8051


マイクロソフト株式会社
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